これはマキャベリズムの政策姿勢とのこと。
――知らしむべからず、寄らしむべし――
で、この国も、国民は「予算のばら撒きを歓迎し、徴収を渋る」という、判りやすい参政権者を育ててきたのではないでしょうか。
国は現状800兆円の赤字とかで、ばら撒きに黄色、いや赤信号が付き、プライマリーバランスということが言われだしたのが、小泉政権のとき。
収入で支出を賄う。
これが原則。
もちろん、いろんな状況のひとがあり、福祉の協力が求められる、これもよいこと。
だけど、声を大きく張り上げて、ばら撒きを求めるって言うのは、どうだろう。
昨今の県知事さんの多く…、票のことを考えれば、分らなくもないけれど。
理解していらっしゃる方々も、大勢いらっしゃるハズなのに、マスコミは、若手記者を動員してニュースを集めているからか、伝え方が浅い、というのか、届いていない、というような気がする。
例えば、後期高齢者の健康保険料について
(呼び名がまずいけれど、この際論議しません)
保険というのは、リスクを分散する仕組み。
保険料を納めることによって、万一病気治療が必要になったときは、所定の割合を支払うことによって治療を受けることができる。
この所定の割合が、私などは国保だから3割、高齢者の場合1割(最近所得によって違うらしい)。
後の、9割ないし7割は、健康な人も支払っている保険料で賄う。
ところが、高齢者については、医療費が多大でこの保険料では賄いきれないらしい。
それでは、ということで、
国が5割を支えましょう。
若い人たちの保険料で4割支えましょう。
だから、せめて1割を、ご自分の収入(殆どの場合年金)から支払ってください。
国も赤字で大変です。若い人の保険組合も余裕があるわけではない(赤字?)のです。
でも、収入の限られた方々から徴収するのは、少しにすべきだ、との考えは貫かれています。
そして、国は考えました。
高齢者の医療費の内容には慢性病がおおく、各々の病気の共通項も他の世代よりも多い。
だとすると、慢性病で、半年1年、2年と通院する方々の、医療費コストを下げれないか、そうも考えたらしいのです。
何か知らないけれど、年をとったら若い人が負担してくれるから…、でもなく、自分の医療費の支出に関心を持つ、これって大事なことだと思います。
もちろん、生活保護のようなセフティネットは必要です。
物事の理を理解できる高齢者の方も多くいらっしゃいます。
今の現状を理解していただく、よい方向だと思います。
それとも、自分の息子や娘の保険料が増えた方がいいですか。
もう、20年程前の話です。
70代の一人暮らしの男性が、笑いながら話していました。
この国の年より、病気になったら、まったくお金がかからないのだよ、と。
病院までの地下鉄無料。
ターミナル駅から病院までのバスも無料。
入院費も無料。
で、家にいる時にかかった食費まで、タダで食べさせてくれる。
こんなので、いいのかなと、彼は言っていました。
そういう時代に医療費支出が大きく膨らんだのかもしれません。
国の負担だから、お金にいとめなく治療もできたでしょう。
今回独立して保険料を負担し、治療費1割を負担することで、国や医療行政に目を光らせるのだ、そういう思いで今回の改革を受け止めている方、いらっしゃらないでしょうか。
国は、――知らしむべからず、寄らしむべし――ではなく、説明して、理解を得るという方向を貫いてほしいものです。
そのためには、当然国は、支出に身ぎれいでなければならず、国民に説明不要な別枠財源など、即刻一般財源化すべき、だと思うのです。
――知らしむべからず、寄らしむべし――
で、この国も、国民は「予算のばら撒きを歓迎し、徴収を渋る」という、判りやすい参政権者を育ててきたのではないでしょうか。
国は現状800兆円の赤字とかで、ばら撒きに黄色、いや赤信号が付き、プライマリーバランスということが言われだしたのが、小泉政権のとき。
収入で支出を賄う。
これが原則。
もちろん、いろんな状況のひとがあり、福祉の協力が求められる、これもよいこと。
だけど、声を大きく張り上げて、ばら撒きを求めるって言うのは、どうだろう。
昨今の県知事さんの多く…、票のことを考えれば、分らなくもないけれど。
理解していらっしゃる方々も、大勢いらっしゃるハズなのに、マスコミは、若手記者を動員してニュースを集めているからか、伝え方が浅い、というのか、届いていない、というような気がする。
例えば、後期高齢者の健康保険料について
(呼び名がまずいけれど、この際論議しません)
保険というのは、リスクを分散する仕組み。
保険料を納めることによって、万一病気治療が必要になったときは、所定の割合を支払うことによって治療を受けることができる。
この所定の割合が、私などは国保だから3割、高齢者の場合1割(最近所得によって違うらしい)。
後の、9割ないし7割は、健康な人も支払っている保険料で賄う。
ところが、高齢者については、医療費が多大でこの保険料では賄いきれないらしい。
それでは、ということで、
国が5割を支えましょう。
若い人たちの保険料で4割支えましょう。
だから、せめて1割を、ご自分の収入(殆どの場合年金)から支払ってください。
国も赤字で大変です。若い人の保険組合も余裕があるわけではない(赤字?)のです。
でも、収入の限られた方々から徴収するのは、少しにすべきだ、との考えは貫かれています。
そして、国は考えました。
高齢者の医療費の内容には慢性病がおおく、各々の病気の共通項も他の世代よりも多い。
だとすると、慢性病で、半年1年、2年と通院する方々の、医療費コストを下げれないか、そうも考えたらしいのです。
何か知らないけれど、年をとったら若い人が負担してくれるから…、でもなく、自分の医療費の支出に関心を持つ、これって大事なことだと思います。
もちろん、生活保護のようなセフティネットは必要です。
物事の理を理解できる高齢者の方も多くいらっしゃいます。
今の現状を理解していただく、よい方向だと思います。
それとも、自分の息子や娘の保険料が増えた方がいいですか。
もう、20年程前の話です。
70代の一人暮らしの男性が、笑いながら話していました。
この国の年より、病気になったら、まったくお金がかからないのだよ、と。
病院までの地下鉄無料。
ターミナル駅から病院までのバスも無料。
入院費も無料。
で、家にいる時にかかった食費まで、タダで食べさせてくれる。
こんなので、いいのかなと、彼は言っていました。
そういう時代に医療費支出が大きく膨らんだのかもしれません。
国の負担だから、お金にいとめなく治療もできたでしょう。
今回独立して保険料を負担し、治療費1割を負担することで、国や医療行政に目を光らせるのだ、そういう思いで今回の改革を受け止めている方、いらっしゃらないでしょうか。
国は、――知らしむべからず、寄らしむべし――ではなく、説明して、理解を得るという方向を貫いてほしいものです。
そのためには、当然国は、支出に身ぎれいでなければならず、国民に説明不要な別枠財源など、即刻一般財源化すべき、だと思うのです。