日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

街路樹の秋

2007-11-30 07:18:50 | 私の雑感あれこれ
期限がある仕事に追われていて、周りを見回すことなく過ぎた1週間。
一段落して、ふと通りを眺めると、見事!秋が街中にも来ていました。
今年の紅葉は当たり年、なのでしょうか。

片側4車線の両脇にある街路樹が、どこの国の街角かと思わせるくらいの、異国情緒を漂わせて、外国映画の風情です。
黄色い銀杏、緑の一部が、赤く、それも透き通るような色合いの赤味なのは、あの春一番に花が咲いた辛夷(こぶし)だったかしら。

街路を行き交う人は、いつもと変わらず、です。
山もいい。
野もいい。
でも、街並みも好きです。
「こんな街路の街を」と目指した何十年か前の、都市設計をした人の賜物だとひとり思っています。

こんな景観を持った街、これも街の財産だなー、なんてぼんやり思っている案山子です。
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あれれ、そんなものだったのですか。防衛庁の装備費

2007-11-27 07:22:11 | 社会問題
知らないことでした。私達は知らなくてもいいこと、と機密だったそうです。
アメリカから日本が購入している軍用機などの値段。
アメリカでの値段の2倍以上、3、4倍もの価格の場合もあるという。
これまで、防衛庁は機密事項として公表しなかったそうです。
でも、自民党のY議員は言いました。
「でも韓国やイスラエルは、日本よりもっと高い値段で購入しているのです。
だから、日本が買っている値段は高くはない」

アメリカでは軍事産業が大きな位置づけだとは知っていました。
あー、こんな仕組みだったのですね。
最先端のものを作れば、価格はあってないようなもので、どんどんお金が入ってくる。
冷戦時代はアメリカとソ連が、政情不安のある途上国に武器を輸出して、ますます国情不安が治まらない、そう理解していたのですが、日本も立派なお客さんだったのですね。
昨日のテレビ、TVタックルでは、世界第3位の軍事費、という言葉も聴きましたが、これは本当でしょうか。
平和だ、日本は平和国家だ、と思って、平和ボケしているのでは、なんて自嘲していましたが、世界第3位の国家予算を使っての平和だった?
タックルの司会者北野たけしさんのコメント
「韓国にもイスラエルにも、きっと山田洋行がいるんだよ」。
まったくです。
武器商人は、どこの国にでも、いつの時代にも存在し、本来は平和を願っている国民に、知らぬところで負担をしいる仕組みとなっている、…のでしょう。

今まで耳に入ってこなかった情報が、国会の場で論議されること、一歩前進と思います。国家予算は税金で賄っているのですから、湯水のように使うのは困りものです。

と、書きながら、わたし、湯水も節約してるな、と苦笑。


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山茶花の季節に焚き火しました。

2007-11-25 10:30:50 | 私の雑感あれこれ
剪定した枝などを庭の一隅に積み上げていた。
いつかは堆肥に、という家人の趣旨だったのだけれど、
狭い庭にどんどん積みあがっていくこともあり、何回かに分けて、借りている畑に持っていき燃やした。
ブロックをコの字に積み上げて、水を傍らに汲み置いて、
「焚き火」です。

てらてらと、炎が発する熱にあたって、
ああ、そういえば、火って、こんなだったと、確認する感覚があります。

小さい子どもが傍にいれば、歓声も聞こえたのに、そんな頃は、遠に過ぎ去りました。
でも、夫婦2人ですが、しぶとく「焼き芋」は、しました。
ホッコリとうまく焼きあがり、ふたりで楽しみました。
数を数え、どれが大きいとか、誰が多いとか、奪い合うようにはしゃぐ子どもの声があったりすると、もっと焚き火が楽しいものになるのに、なんて思ったりしました。

最近では、身近な「火」は、ガスコンロの炎でしかお目にかかりません。
さらに進んで、ガスから電気に替わりつつある昨今です。
「炎」が、更に身近なものではなくなるのでしょう。

私などは、かまどでご飯を炊いていた母親を知っています。
「消し炭」とか「おきび」という言葉も、日常語からなくなりましたね。

時間を設定しておくと、自動でスイッチが切れる「火力」も、重宝ですが、

燃えてしまうと、燃やしてしまうと、もう同じものが二度と存在し得ないのだ、ということを身近で示してくれているようで、
もし、少年期の子どもがいたら、「焚き火」体験も、貴重だな、そんなことを思いました。




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ああ贈答品、これからの季節

2007-11-14 08:16:16 | 私の雑感あれこれ
昨今、防衛省の職員への取引先山田洋行からの金品の贈答があったかどうかが話題になっている。
何度か聞いた友人の幼いときの話。
彼女が両親と東京の某国家公務員官舎に暮らしていたときの話。
お隣は建設省の方らしかったけれど、盆暮れになるとお届け荷物がひっきりなしに届いたという。
お留守のときはお隣の彼女の家がお預かり。それがあまりにしばしばなので、ひとこと言うと、奥様は申し訳なく思われて、入り口のドアに、認印を袋に入れてぶら下げられたという。
配達業者は受取人留守の時は、袋の中の認印を押印して、ドアの前に荷物をおいて帰った、というのです。
そして、贈答品が届く季節が一区切りした頃、デパート(?)のトラックが来て、品物を引き取っていくというのです。
いただく側も、あまりにも多くて使いきれず、下取りにしているというわけです。
そんな光景を毎年、季節ごとに目にしたという。

彼女の家も国家公務員宅ではあったけれど、司法分野だったから「ウチは関係ない」(笑い)。
子ども心にも、いろんな家があるのだと思ったという。

さて、お歳暮の季節。
官公庁関係者への贈答は今は昔、であろうと思うけれど、
でも、防衛庁では、いろいろ…、なんて話が取りざたされると、ほかの利権に結びつきそうなところはいかがかしら。
せめて、「今年は無し」「今年からは無し」であって欲しい。

でも、そうすると、デパート業界が困るのかしら。
高級料亭などの飲食業界が困るのかしら。



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7月某日の雑談を反芻して

2007-11-12 13:47:52 | 私の雑感あれこれ
娘の友達を交えての夕食時。

Kは、国に住むお兄さんの赤ちゃんのために粉ミルクまで送っているんだって。

粉ミルク、売っていないのかな?

売ってはいるけれど、ウチの国では、消費期限が過ぎても、ラベルを書き換えてまた売ります。そんな信用できないミルクより日本の物の方がいいから送っています。

へー、R国って、そうなんだ、さもありなん。
と、聞いていた7月某日。

税金の徴収実態についても、徴収官と納税者の馴れ合いがあると聞いた後だったので、「さもありなん」の感想でした。

ところが、この秋。
ラベル書換えのニュースが、私たちの国でも横行していたことが、あちこちで発覚。
それも、名うての老舗だったり、ヒット商品だったり、特産物だったり。
なーんだ、バレないならやってしまう、という習性、日本でもしっかり残っていたのです。
きっと、まだまだ告発されていないものも沢山あることでしょう。

日本の製品は信用できるから、と送料をかけても送っていたのに、???の実態。

それでも、まだまし、なのかもしれませんが・・・。

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映画「ワンダフルライフ」を見る。

2007-11-08 16:34:08 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
ワンダフルライフ」は是枝裕和脚本かつ監督作品。
あの「誰も知らない」の監督だそうだ。

「誰も知らない」は、主演の男の子が外国の映画賞を受賞と言うことで話題になった映画。
私としては、是非、こっちのほうがお勧め。
と思って検索したら、こっちも沢山の映画賞を受賞している作品とのこと。

音響も色彩も抑えて、廃屋に近い建物が舞台。
雪のシーンにしても、雨雪というのか、しょぼくれた雪。
でも、仕組みが暖かい。なんの仕組み?
うーん、描かれている世界の仕組み。
死んだ人ばかりが出てくる映画なのに。
あの世への橋渡しの映画なのに。
自分の生きてきたことを振り返ること、思い返す機会となるその通過点を設定して、その通過点の1週間が映画になっている。

その儀式をクリアしないと、あの世にいけない。
大正生まれで、出征し、昭和20年の5月に戦病死しながら、あの世にいけなくて、ずっとそこにいる青年と、この度70代で死んだ老人との接点が…。

死人たちを淡々と描きながら、映画を見るものは、ほのぼのとその死人に付き合って、ほら、身近に、そんな人いるいる、そんな風に思わせるほど自然で、かつファンタジー。

控えめに徹した映像も、内容と歩調が合っていて、良い映画を見せてもらった気分になりました。
出てくるのは死人ばかりなのに、フンワカした気分になれる、不思議です。
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