日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

遠くへ旅すると地域性の違いに、はっ!  

2016-12-27 11:41:07 | 旅行・休養
旅の記憶をダラダラと綴ります。

石垣島の川平湾でグラスボートに乗りました。ボートが写った写真が一枚もない。理由は後記のとおり。


沖縄案内で何度も耳にしたのですが、今年は台風が来なかったので、、、、

「良かった」じゃないんです。

想定が狂った、というわけです。

台風で海が荒れることもなく、海水温が異常に高くなったことで、サンゴが白化現象を起こし、死んでしまったのが多いのです。だから、本当は、もっと見事なサンゴを紹介できるのに、、、と。

死んだ?

でも大丈夫です。4年、5年(10年?)もするとまた元通りに復活しますから、とも。

台風被害あり、を前提にして暮らしがある、水利についても台風がないと困る、言われてみるとわかる話です。


高校は八重山の諸島では石垣市にしか高校がなく、子供たちは15歳で親元を離れる。親離れが早いです、と。

親たちは、さびしさに暮れますが、子供たちは一人暮らしができることを喜んでいたりして、そこは微妙です。


西表島から由布島へとわたる水牛車。水牛たちは同時に出発。一列に並んでお利口さん。速い子、のろまな子など特徴があるそうです。


休憩中の水牛、裕次郎。






竹富島だったかしら、警察署も消防署もないそうです。サンゴ性の砂地の道路を知り尽くした観光ルートを一巡する水牛。昼間は御者、夜は民宿の食堂勤務。水牛にも慣れ親しんだ名前がついていて、御者のみなさんは、その個性も熟知。同じ仕事仲間の様相でした。




きちんと整理すればいいのに、とりあえずアップしておきます。

2日目の昼食。黒紫米のご飯がおいしかった。



星野リゾート、リゾナーレ小浜浜での二日目の夕食。コテージ風で、レストラン棟へはカートで送り迎えしてくれます。




室内写真は撮りそびれました。ベットルームとリビングスペースは別。アメニティー空間もカラス張りで広々。贅沢を味わってください、といった感じでした。

撮ったほうがいいかな、と思って写したのが3泊目のホテル。南国リゾート風のしつらえがありましたが、このスペースには一度も入りませんでした。笑




そして、夕食。


付けたし、
2日、3日はバイキングでしたが、初日のホテルでは、フランス料理と琉球風和食かのコース料理の選択でした。美味しかったです。

この旅行では、最初にカメラ1台が配布され、写した写真をアルバムにして後日送ります、という企画でした。
で、首からそのカメラを下げていたこともあり、自分のカメラの出番が僅少という結果になりました。
ほんと、マングローブの写真、自分のカメラに一枚もない!

ま、写真撮影に関しては、不得意、興味薄いタイプなんでしょうね。⇒自分















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沖縄、八重山諸島から戻ってきました。

2016-12-26 07:47:07 | 旅行・休養
今年一年の締めの旅(苦笑)。

久しぶりの飛行機。システムも変化していて、旅行会社から渡されたA4の用紙にプリントされた四角いコードをあてるだけで、センサーが搭乗OKを感知するのです。
これまでの厚紙の搭乗券はなし、、、コスト削減ですね。進化~。…こんなところにもいちいち感動です。

飛行機はほぼ満席で、石垣空港まで運んでくれました。雨模様だったけれど、窓を伝わっていた雨粒も姿を消し、アレ?雨が止んだ? いいえ、飛行機は雨雲の上に出たのです。雲の上は青空。…そういうものだった!と思い出す。…苦笑

こんな、乗りなれた人には当たり前のことでもイチイチ感動するタイプなので、ときどき非日常か混じっていたほうがいいですね。生活がアグレッシブになるように感じます。

今回の旅は(も? 苦笑)ちょっと、贅沢しました。沖縄本島と比べると小規模なのでしょうが、3泊のリゾートホテルはいずれもスイート(または、それに準じたタイプ)でした。

旅行雑誌の写真掲載用には素敵かもしれないけれど、使い勝手が、、、と思ったり。でも、リッチ気分を味わってもらいたいという工夫が凝らされているのがわかりました。ま、言ってしまえば似たり寄ったりな部屋ごしらえであり、もう混乱しそうです。苦笑

食事も満足。丁寧でした。…こんなのを経験すると、いつもの某ホテルチェーンが貧弱に思えるから、、、、あぁ~人間って(ワタシって限定しておかないと失礼かな 笑)どこまで図々しいんだろう。

八重山の5島めぐりでした。定番なのでしょう。でも旅行会社のコース取りが良くなくて、島と島をあっちへ行ったり、戻ったり。何度もジグザグと行き来しました。まぁ、効率的にはイマイチの旅でした。

いろいろ記したいのだけれど、「効率」で思い浮かんだこと、記しておきます。鉄は熱いうちに打て、と言いますが、私の旅の思い出は早いうちに記さないと胡散霧消してしまいます。

八重山諸島は1市2町で成り立っています。
石垣市と竹富町、与那国町です。

竹富町には西表島、竹富島、小浜島、黒島、波照間島、鳩間島、新城島、由布島の有人島があります。
面積が石垣より広い西表島(イリオモテ)も竹富町なんです。

イリオモテヤマネコで有名になった西表島ですが、信号機が2つしかありません。2つ目は押しボタン式だそうです。この押しボタン式信号機がついたのは、島の子供たちが信号機に慣れていたほうがいいだろうと付けられたそうです。で、設置された当時は、島のおばあもおじいも子供たちも珍しがって、ボタンを押しに来ていましたが、今は押す人はめったにいなくて、長らく観光バスの運転手をしているけれど、赤信号でド待ったことがないそうです。
八重山の建造物は台風対策が必至だそうです。電柱すら台風でしばしば倒れるそうで、強風対策として、電柱が2本一組になっているのも台風対策だそうです。それでもより強風の箇所では電線を埋蔵して被害を防いでいます。その電気は海底ケーブルを使って石垣島から送電されているのです。
交通量も少ない道路のところどころに縞状に凸凹が施してあります。ドライバーの眠気対策?・・・ではありません。車のタイヤがブツブツッと音をたてることで、野生動物に注意喚起を促す(交通事故除け)です。! 
片側に2メートル幅の歩道上の舗装路が続いています。歩いている人などゼロです。・・・山側から道路に出てきた野生動物に早めにドライバーが気づくための対策なのだそうです。こんな風に野生動物保護対策をしているのですが、毎年のイリオモテヤマネコの交通事故死が一定数いて、絶滅が危惧されているそうです。

仲間川クルーズでマングローブの密林地帯を見てきました。マングローブという呼び方は高山植物というのと同じで、汽水域に生えている植物の総称だそうです。(後日写真追加します)

竹富島は沖縄式住居の保存地区となっていて、町おこしとして水牛での町めぐりを体験しました。由布島へも水牛車で渡ったので、2度水牛車に乗りました。竹富町には、移住してきた若者というか子育て世代の方々も結構目につきました。この地域に移住して暮らすには竹富で仕事をすること、という条件があるそうです。(後日写真追加します)

竹富町は上記したように複数の島にまたがった町です。
最終日、石垣島に戻り、地図を手に街中散策をしました。ショッピングに時間をかけるタイプではないので、観光地図で見つけた「八重山博物館」を見学。(コレ関連の話も、後日追加予定)

その後、時間もあるし、と地図を眺めていると「竹富町役場」とあります。
ここは「石垣市」であり、石垣市役所はあります。

なんで?

地図の印刷ミスで、旧役場跡なんじゃない?

なんて、強気のワタシ。

イヤ~、そんなミスのはずはない・・・

不思議!

歩いて行けそうな距離なので、興味が湧いてきて15分ほど歩きました。旧跡なら、八重山の歴史のなにかも書いてあるかも、、、と。

役場、なんだか日曜ですが、閉館ではなさそう。

近づいて、ドアを押すと、

入り口すぐの椅子に職員さんがひとり。部屋は電気もついていません。

観光客だと自己紹介して、疑問持ったことをたずねました。

確かに正真正銘の「竹富町の役場」なんだそうです。

役場を自分の地域外においているのは、町民の便のため、だそうです。

どの島も人口減となり、買い物、医療など生活を石垣に頼っているのが実態で、町民は何かあると石垣市に用事を足しにやってくる。その機会に役場によるという形が一番便利、という選択とのこと。

竹富町のどこかの島に置くと、各島ごとの直接の船便がなかったりして、一旦石垣港にわたり、そこから役場のある島へ向かわねばならず、一つのことをするのに一日がかりになるから、というわけです。

住民の知恵、というか、まさかが本当だったので、びっくりしました。

その職員さん、電気代の節約なのか、室内の点灯をしないで、入り口のガラスドアの日照を頼りに座っておられて、ほのぼの。

八重山の街のどこにもクリスマスツリーはなく、私たち観光客は乗船案内場のカウンターの係員さんたちのサンタの帽子、トナカイのカチューシャで、そういえばクリスマスと思い起こす一日でした。

気温20度を超えるのですから、クリスマスと言われてもぎこちなく思うのも当然ですけどね。

ズタズタ文章です。
明日からいよいよ年末モードに入るので、とりあえずの記述です。

また、時間があれば、推敲したり、追加したり、しますね。

とりあえず今日月曜は朝から仕事モードでした。

夕食後、旅を思い出そうとして、頭、ワヤワヤ。ゴメン

結構、私的には、よかっです。




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昨日(水曜日)は、庭仕事日和でした。

2016-12-22 08:36:56 | 庭 12月
まぁまぁ、年を越してもいいかな、と自分を説得していたのだけれど、「あまりの丁度よさ」(苦笑)に、鉢植えのバラの土替え+剪定をしました。
10号鉢2つ、8号鉢3つ、6号~4号鉢を5つぐらいだったかな。

庭にビニールシートを広げて、土をブレンドして、新しい土に入れ替える。分量が多いことからブレンド作業を3度も繰り返しました。
土に触れていると癒されるのでしょうか。時間の経過も忘れて、11時に始めて、室内に戻ったときは2時になっていました。

古い土を再生させて、再度使いたいな、と考えていますが、今日から旅行なので、戻ってから。雨が降るそうで、水浸しにならないようにカバーをして出かけます。

年内にできるといいのですが。

地植えがメインの庭なので、鉢のバラの世話をこんな風に集中して手入れすることがなかったのですが、しっかり新しい土になって、。。。いまから来春を期待し始めました。⇒なんと欲深なワタシ

反省がひとつ。なかなか順調な成長が見られず、地植えから鉢植えに変えたバラ(挿し木したアンネフランク)がありました。で、鉢にしても今年の咲き加減は落第点でした。その原因が判明しました。粘土質の土が根っこについたまま、鉢にスポッと移し替えられていたのだ、と。これでは体調優れずも仕方がなかったのだろうと、分かります。白い元気な根っこが少ないのですが、昨日から快適な土になったはず。来春はきれいな花を見せてくれるだろうと思っています。

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年末の焦り。

2016-12-21 07:50:55 | 私の雑感あれこれ
下手だな、と思うことしきり。

先送りしていたというか、もっときちんと把握していたら、合理的に行動できるのに、と反省。

でも、朝から、住民税の仕組みを学習。

   ↑  うっふふ。なんのためか、ここで分かる人もいるでしょうね。

確定申告すれば、所得税に連動して住民税が算出されて、翌年の6月からの課税となるのは知っていたけれど、数字は「おまかせ」納付は「口座引き落とし」という、あなた任せ、でした。


「ふるさと納税」で、お礼の品をいくつか受け取ってみると、もっとしっかりとこのシステムを利用したほうがいいのでは、という「欲」も出てきました。アッハハ

なら、さっさとやればいいものを、「領収書が1月になる」を、「領収書の日付が来年1月になる」と早とちりしていた。

「そんなはずはない。寄付した日が納付日で、書類の送付が翌年になるという意味だ」と、家人に諭されて、納得。

では、まだ、可能であり、いくらまでOKなのかとなると、住民税の計算方法を知る必要になってきた。

というわけで、「わが町の住民税の仕組み」を学習したというわけです。

いまさら、な話です。

でも、来年からは、少し賢くなって、年末にあわてるということがないようしたいものです。

まぁ~、そもそもの所得がないと始まらないわけですけれどもね。

みなさんのご家庭はどうかは知りませんが、ひとまず、その類の関係書類は個人別に付箋をつけてファイリングしているので、取り出すことはすぐ可能です。

ふるさと納税でお礼の品を楽しみにする、というのは余禄みたいなものですが、

「関係書類を分類ごとに区分けして、すぐ取り出せるように」

これは大事なことだと、改めて思います。



突然倒れて、自分で探したりできなくなるかもしれません。

先日プリントアウトしたものなども、ファイリングしておこうと思います。

これからは、我が家の経済規模も縮小していくのかもしれません。

とすると、あんなことがあったな、と振り返るとしになるのかもしれません。

元気で過ごしていける日々が少しでも長く続きますように。








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来週にはやってくる!

2016-12-20 07:38:16 | 家族
ようやく、ラインで送られた画像をブログに載せられるようになりました。

PCに関しては、いつものルーティング作業しかできないので、ちょっと変わったことには弱気になってしまうのです。

タイトルに掲げたやってくる子供たちの画像です。

ホテルのロビーで、ママの撮影です。


この子はサンタクロース知っているかしら?



昨日は処理すべき仕事が複数あって、往時のような緊張感がありました。いやではないのです。
で、今日も出勤します。金曜から旅行が入っているので、片付けておかなくてはならないものですから。

また、読みたいと思う本をゲット。いままではipadで電子本が続いていたので、久しぶりの紙の本です。通勤バックに入れました。しばらくは電車の中も充実です。昔の文庫本なので活字の細かいこと!
でも、読めるから不思議です。---白内障の手術サマサマです。ありがたや~。













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ウルトラ簡便家計簿をプリントアウトしてみた。

2016-12-19 07:35:44 | 私の雑感あれこれ
まだ月末ではないから多少は数字が変わるが、なにしろ簡便な代物なのだから。でも、全貌がわかるところが、やらないよりもいい。

何のことはない。口座に入金されるもの(年金、還付金!その他)、口座引き落としになるものを、エクセルで作った表に入力しただけのもの。

カードの引き落としが結構大きくて、本当はこの明細もチェックすべきなのだろうけれど、そこはドンマイ。

毎月、現金で支出用の(いわゆるお買いもののときの支払い)引き出し額は解るので、まぁ、こんな程度の生活をしているのか、は解る。

週2回はしている外食時の出費は全部夫の財布だから、大きく+α なのですが、まぁ、ざっくり、ざっくり、です。

バブル時に購入した不動産の住宅ローン支払時代、+子供3人の大学教育費ありの時代の支出が多大だったので、今は、隔世の感。オアシスで楽しんでいる気分を味あわせてもらっています。

今は、医療費がかさまないように、健康であることが大事、これにつきます。

■孫名義でのささやかな預金もしています。
イエ、孫名義の通帳を娘に作ってもらって、私が通帳で入金し、引き出し用のキャッシュカードと印鑑は娘が持っています。
あっこれは、家計用の通帳からではなく、私名義の通帳からです。
私が引き出せない状態だから、贈与扱いになるかなと思ったのですが、引き出せなくても手元に通帳を持っているから、そうはならないだろう、と。
でも、いいです。孫が成人するときまでアクシデントなく続けられたらラッキー。こんな幸せなことはありません。そう思うと、お守りのような気がしてきました。




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小ミスがあったりして、あまり効率が良いとは言えない。

2016-12-18 20:46:16 | 私の雑感あれこれ
午前中、土を買いに園芸店へ。ハボタンも28本ケース買いし、寄せ植えなどを作る。

バラはまだ咲いている。剪定、鉢の土の交換などの仕事はあるのだけれど、スケジュールとしての仕事はお正月明けにすることにしている。

バラ写真の最後になるかな?
アブラハムダービーです。細い茎なのに花弁が多くてうつむいてしまいます。


師走のブラックティーは魅惑的な色です。


ブラキカム。開花期間が長くてお気に入りなのですが、なかなか繁茂しません。


アングロステンマ(左)とニゲラです。種から育ててここまで来ました。




今日、園芸店でニゲラの苗、ワスレナグサの苗が78円で販売されていました。

両方とも、植える場所がなくて困るほど苗がいっぱいあるのですが、、、。


■ 夕食後に、ハンバーグを21個焼きました。ひき肉750グラム使用。無農薬栽培の玉ねぎがあることから、年末に孫たちが来たとき用に冷凍保存しておき、食べるときに好みの味付けにしようと思います。これがあると、ご馳走が大人バージョンになっても、+ハンバーグがあると思うと心強いのです。孫たちは、まだまだちびちゃんですから。






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先週はNHKの「東京裁判」を4夜連続で観ました。

2016-12-18 05:25:14 | 映画・テレビドラマ・音楽
月曜から4夜連続放映のものを録画して、火曜から金曜までの4夜連続で。

残されている当事者、関係者の書簡、日記などにも手厚く当たったうえで、誠実に描こうとしているドラマ仕立ての作品でした。

裁判官(判事)は11名。

イギリス、フランス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、ソ連、フィリピン、インド、オランダ。

それぞれの国の俳優さんが判事役を務めました。

今はまだドラマを見終わって間もないので、それぞれの裁判官がどういう立場、どういう主張を取ったのか、覚えています(あくまでドラマを通してですけれど)。

戦争犯罪を裁く、それも「平和を犯したの罪(侵略をした罪)」に問われているA級戦犯を被告人としてです。

※ まったくお恥ずかしいことですが、5年ほど前までの私は、A級戦犯というのは、B級、C級よりも重い罪(残虐な罪)を犯した人たち、という軽重で捉えていました。

この問われている罪というのは、終戦になるまではなかった法に基づいての罪なのです。

「事後法で処罰を下すべきではない」というのが、インドのパル判事の一貫した見解。オランダの判事もその立場の支持派です。

イギリスの判事たちは、頑として極刑もありのジャッジをすべきだと多数派工作に入ります。

その前年にあったドイツナチスの戦争犯罪人を裁いたニュルンベルグ裁判との整合性を損なってはならない、というのがなんとしても貫きたい。「事後法で処罰を下すべきではない」という法律家のセオリーを通しては、ナチス撲滅を意図した裁判にクレームが入ったら大変、という配慮があるのです。

長らくヨーロッパの強国はアジア、アフリカを植民地として、搾取の限りを尽くしてきているという現実があり、日本もヨーロッパに倣って、資源を求めてフィリピン、ジャワを勢力圏にしようとしていった。判事たちの母国の多くも植民地経営をしている国々です。

植民地の人たちのことを考えて植民地政策がなされることはなく、統治国の利益を目的としているのが事実だ、というきれいごとではない話も出る。

日本が、フィリピンや中国で犯した行為は罰せられなくてもいいのか。

その残虐な行為を罰するのであれば、現実の行為に即して判断するB級裁判でいいのではないか。敢えて「平和を犯した罪」というくくりである必要があるのか、という展開です。

この裁判が行がれている時代というのは、インドはまだ、イギリスからの独立の紛争の最中。中国も国の中で共産軍と国民軍が争っている状況です。

法律家としては、法に則って、判断したい。

そういう意見が戦わされた世界を、ドラマという形で見ることができて、収穫でした。

結果的には多数派(ニュルンベルグ裁判の判断を揺るがす事態を避けた)側の意見が通って、7人に極刑、他の人にも刑事罰が科された。

11の国から、(多分より抜きの)法律家が集まって、法律というアイテムを介してやり取りできる。

食べるもの、着るもの、住んでいる環境、それらが違っても、「法律」という道具は、通じるのだということに感慨を受けた。

もちろん、インドやオランダの判事には、多くの不本意が残っただろうし、裁判長のオーストラリアのウェブ判事からも、判決とは別の意見書を提出している。

結果、多数決が通ることになるのだけれど、ドラマでは、事実に対して、法をあてはめ貫こうとする誠実さが展開されていた。
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細かいことですが、、、引っかかっています。苦笑

2016-12-16 09:44:40 | 私の雑感あれこれ
先日、自治会の次期役員決めがあった。

32名の次期組長さんの中から、9名の新規役員を決めるのです。

どういう決め方がいいか。

例年、どうしているか。

どういうマイナス要因の人の役員免除を認めるか。

ひとつひとつ話し合っていきます。

32名のうち10名程度からは、それぞれ意見も出ます。

その意見を取り入れるかどうか、

決めるのは、現役員ではなく、次期組長さんたちです。

35年前に宅地開発されたエリアの住民で構成されているので、何代にもわたって住んでいる人はいません。

去年自治会に入った人も、35年前の古参も同じ。みなさんからの意見を募り、賛否の挙手で意見を集約していきます。

2時間以上かかりましたが、めでたく引き継ぐべく役員が決まりました。ほっ、です。

組長になるまで、自治会費は納めていてもかかわったことがない人がほとんど、というのが実態ですが、決まったらなんとか回っていく、というのが特徴でしょうか。

終了後、会長さんが、ニコニコ顔ながら「次期組長さん、エライ理屈っぽい人が多いね」と。

この会長さんも、役が当たって初めて自治会活動に加わったわけで、自分の自治会がどういう傾向なのかもご存知なかったのですから、この1年の大変さも含めて、運営していくシンドサから、つい出たのでしょう。

でね、ふつうは、そうですね~と、やんわり返答するのが、普通なのだけれど、



「・・・。ワタシも理屈っぽいから、ひとのこと言えないないんです。」

という返事をしてしまいます。

もちろん、やんわり派の会長さんですから、角は立ちません。

だけど、そんな返事をしてしまう、じぶんに、クスッとしてしまいます。

わたしは、質問があればすればいいし、それには筋の通った回答をすればいい、そうしてつみあがっていくこと、そんなやり取りができる場があることを、嬉しがるタイプなんです。

ムリ筋の意見を言う人もいるでしょう。でも、ある程度の人数がいると、どの意見が公平で、どれが手前勝手な意見か明らかになってくるのです。私たちの自治会のそんなところが、私好きなのです。

会長さんという役目は、本当に大変でした。大きな行事5つが終わって、一段落。あとは、質問百出の総会が待っています。苦笑

決算報告がしっかりできるように、わたしは監査役。決算書チェックの役目を果たさなくっては、ね。


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日付の進行速度が気になり、、、うふふ。

2016-12-16 08:36:36 | 私の雑感あれこれ
それは不変のはずなんだけれど、ちょっと、ソワソワ。

年末旅行の最終案内パンフレットが届いた。

ずいぶん前に予約していた、ことし2回目の週日に休みを取って(1日ですが)のリゾートの旅。

八重山5島めぐりのちょっと贅沢版かな。星野リゾートは初体験。

これが3泊4日で入っているもので、年末準備もいそいそ、だったのです。

自営となって30年。お給料をもらって働いている人のように、有給で休むってことはありませんし、週日に夫婦で休んで旅行に、という気持ちにはなりませんでした。

それがこの春に5日間の船旅。

(正確にいうと、子供たちの受験が一段落した時に、一度夫婦でヨーロッパ旅行しています。)

⇒ほら、これも、何年も続いた、はりつめた思いと、それをこりこえた安堵へのご褒美だったのでしょうね。

そして、今年2度目の遠方への旅。

申し込んでずいぶん経つので、頭の中の隅に追いやっていたのですが、案内書が届いて、ほっこり気分が湧いてきました。

石垣島には懐かしい思い出があります。

昭和35年から数年間、文通していたことがあって、宛名文字とアメリカの切手が貼られた封筒や、やり取りした文面もぼんやりと頭に去来します。
あの時の子供たちにも同じ年月が流れているわけで、万一会える、ということがあったら、驚きでしょうね。

学級ぐるみの文通に発展し、そのうちの私の文通相手は、名前書いても迷惑じゃないかな? 確か、大浜小学校の小浜良枝 さんでした。

50年以上昔の話です。

きっと、石垣島はリゾート開発で様変わりしているでしょうけれど、頭の中では50年前にはすぐに戻れそうです。

わたし欲張りです。

忙しい中で割いた八重山諸島への旅も満喫したい気分が盛り上がってきました。

さぁ~、そのためにも、年末準備、ガンバロウ!












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