日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

痛みとなってやってくる。

2009-05-31 07:05:07 | 私の雑感あれこれ
わたしは健康診断は受けていない。
健康診断を受けている皆さんは、いろんな数値をご存知で、その数字が良くなった、とか、なかなか、とか、の話には、いつも蚊帳の外の私。
多分、今受診すると、どっか悪いところのひとつでも、出てくるだろうな、そんな思いはある。

日常がそんなものだから、
先日のこと。
胸が締め付けられるような痛みがあると、
いよいよか!
という思いも、少しあった。

朝から、後頭部にもツルような痛みがあり、これは半日たっても、尾を引いていたし…。

病院へいく。

で、診断は。
血液検査結果を待たなくてはならないけれど、
さしづめ、心臓に問題なし、吐き気が無いからか、脳検査までは必要ないのか・・・
・・・ストレス、ではないか、と聞かれる。


あー、ストレス!
無いわけではない。

ああ、ストレスが「痛み」として発症してきたんだ。
また。
と、思うと、目に滲むものを堪える。

廊下の長いすで名前を呼ばれるのを待ちながら、
前にも、痛みを堪えきれずに、病院でこうしていたことを思い出した。

自分の中にすくんでいて、時に痛みとなって顔を出す。
厄介なヤツです。



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垣間見る。

2009-05-28 15:58:40 | 私の雑感あれこれ
飛騨路からの帰り、パーキングで休憩。
夜のおしゃべり時にでも食べようと思いながら、食べそこなった甘夏をテーブルへ出す。
厚皮にはナイフで切れ目を入れてきていたので、剥いて、テーブル仲間に勧める。
で、あるジェントルマン氏
「わたしは、こういったものを自分で皮(白い皮のこと)を剥いたことがないのです」と。
一瞬、意味不明になった私。
照れくさそうにジェントルマン。
「家内が皮を剥いて、食べるだけにして出してくれるのです」
と。
そっか、と、言葉は理解できたけれど、
あっ気にとられた。
そして、なんだか、これまで、いろんな会話をしてきたけれど、そして話は通じる(もちろん日本語だし…)けれど、
世界の違う人!
のように、一瞬思った。
彼の奥さんと、私とは同性。
へぇー、・・・、なんと言葉をつないだらいいかわからない。

ずっと、専業主婦で、夫の健康管理が第一の仕事、なのでしょう。
役割分担。
夫働く人、一家の生活を支えるために、世界をまたにかけて頑張ってきた人。

そんなカップルを何十年かやってきたケースと、
仕事も家事も子育ても、本も読んで、文も書いて、絵も描いて、
なんて不肖な主婦とは、次元が違う・・・、なのでしょうね。

殿方は、食べやすく皮を剥いて、差し出してくれる果実を食べる身分にあこがれるのでしょうね。

ああーー。

仕事を持っている女性陣。
こんな世界、どんなふうに見えますか。

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飛騨高山の旅行で。

2009-05-26 05:24:02 | 私の雑感あれこれ
一日目は飛騨の里へ。
こいのぼりが泳ぐ風薫る五月でした。

※この地方は、5月の節句を旧暦で行なうそうです。

1週間前のテレビの「人生の楽園」という番組で、古民家を再生した建物で暮らし始めたご夫婦の話がありました。
伝統的な日本の建物のどっしりした柱や梁の木組みが力強く、土間も板張りも、そして囲炉裏も、いい!と、あれを目指そう!という心根が芽生えたのです。
で、幸い次の週に高山行きだから、じっくり古民家も見てこれる!そういう楽しみも抱えての旅行でした。

移築された飛騨の古民家、農家が沢山集められて、私の目的は充分満たされました。

まだ私が小学校にも行かないほんの小さい頃の母の実家が茅葺屋根の家でした。
家と離れた納屋には農作業用の牛もいました。

尋ねた古民家は、かつてどこにでもあった日本の家。
当たり前であり、驚くことは無いのです。

ああ、仏間はこんな感じ。
囲炉裏も、土間も。
畳の部屋が田の字にあって、窓側というか軒下側には、小部屋があって・・・。
裸電球は大きい部屋にはあるけれど、小部屋などは外の明かりがたよりで、天井には電灯はなし。

確かに、柱や梁は立派。家具の戸もフンダンに木を使っており、合成材が見当たらないから、年数を経てもそれが味わいともなってくる。

・・・
でも、でも、この生活って、暗くて、寒くて、肉体労働がきつくて、
そういう生活イメージがあわせて頭を駆け巡る。

農作業と行事が中心に生活が回っていた時代。
だったのだろうな、と想像。
きっと、寒い朝も早くから置きだして、火を熾して・・・と。

なんだか、今の生活でいい、
ヨソモノとして眺めるのはいいけれど、かつてここで暮らした生活者の生活より、今の生活を選ぶ、それは私の確信。
誰にも、心の中を語らないけれど、そう思いながら、飛騨の里30分コースを回ってきた。

こんな風に「かつて日本人が暮らした家」として展示するのは、それはよいこと。
沢山の海外からの観光客もいて、ああ観光資源としての価値がある、それは思いました。

うーん、私の古民家再生はどうなった?と自問。
確かにテレビでみた古材を生かした建物はよかったけれど、自分で歩んできた今までを、「かつての暮らし」に押し込められたら、窒息しそう(笑い)、それが実感なのです。
さ~て、どうしよう。

そのまんまではなく、今の生活で取り入れられる部分を拝借すればいいのでしょう。

ああ、スケッチ?
一枚目を四つ切の水彩紙で、生徒の写生会の気分だったのですが、なかなか捗らず、です。


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そしてスケッチ旅行は飛騨古川へ

2009-05-25 22:51:07 | 絵画・マイギャラリー
小雨模様を眺めながら一路飛騨古川へ。
車を降りる頃には、雨が上がる。ラッキー!

で、鯉が泳ぐ小路を描く。




そして、名物の蕎麦を食べた後帰路につく予定時間2時までの間に一枚。
ポツリ、そしてポツリと雨を気にしながら。
慌しさが出ているかもしれません(笑い)。
レトロなおみやげ物屋さんです。





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小雨の風景でも、頑張る(笑い)。

2009-05-25 21:45:52 | 私の雑感あれこれ
前記事で書いた飛騨高山朝市は雨の中でした。
朝食に間に合うように帰館して朝食。
でも雨。
意気消沈して宿舎出発が10時に。
で、部屋へ戻って、窓からの一枚です。

雨が少し小降りに。
でも昨日まで見えていた雪山は雲の中。

ああ、でも窓からの眺めをスケッチして、ちょっと気分回復です。




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役所が指導する日本の衛生感覚!

2009-05-25 15:00:53 | 私の雑感あれこれ
土日は、飛騨高山、古川へスケッチ旅行でした。

この二日間をガメツク有効に使いたい私は、一泊した翌朝6時(朝市開始時刻)に、雨の降る中を高山陣屋前の朝市に出かけました。
しっかりとした雨降りだから、中止も仕方がない、と、前夜運転をお願いした奇特な仲間に5時40分過ぎ携帯へ電話すると、もう宿泊所の玄関で待機と返事。
なんと感謝!
これは、彼の配慮を無にできないと、即準備して(雨だけれど、念のためにスケッチブックも持って(笑))でかけました。
雨の日、朝市そのものが、やっているかどうかも不確か、なのに・・・。
睡眠不足も吹っ飛ばして、興味津々。

テントを張ってお店はやっていました。
すごいですね。
雨の中でも、観光客を失望させたくないから・・・なのか、
少しの観光客からでも、お金を落としていってもらいたいから・・・なのか、
多分、両方なのでしょう。

久しぶりの高山、で朝市も初めてではないのですが、
今回、気付いたこと。
お漬物がぜーんぶ、どのお店も真空パックになっているのです。
「お店毎に味が違います」
「昨日ワタシが作ったのです」
と、聞いても、真空パックじゃ、「?」マユツバ、に聞こえました。
で、聞くと、皆さん、自宅に真空バック包装用の機械を持っていて、漬物に表示してある名前と、お店にぶら下げてある木製の鑑札札が同じでないと、保険所の許可が得られず、ここでは売れないという仕組みらしいのです。
夜なべ仕事に、作ったのですよ、という言葉が、現実味を帯びてきました。

スゴイですね。
農家の主婦の方たちが、スーパーで売っているあの袋詰め漬物と同様のパッケージの商品を自宅で拵えているのです。
各家々が、包装材というコストをかけて・・・、なんか、食の安全のためにいいのか、殺伐として味気なくなったというのか、

ここまで徹底しているのは、この国だけでしょうね。
私の中での驚きでした。

スケッチも何枚かしてきました。
ボチボチ掲載します。
見てくださいね。



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きっと、宝物。

2009-05-20 07:26:01 | 今日の一句・今日の一首
-写真一枚母の日過ぎて届きたり小さき枠に三つの笑顔-

下手な一首には解説が要る(笑い)。
遠方に住む子が東京に来たから、東京界隈に住む姉妹と3人で会った、と伝える携帯メールが届く。
会食の場の写真付きで。
親子同居しているとか、近隣に住んでいる人には、どうってことない、当たり前のことだけれど、子供はすっかり遠くに住むものと、そういう生活スタイルに慣れようとしている私にとっては、貴重な一枚。
親とは、母親とは、いや、私に関しては、といったほうがいいだろうか。
子がいくつになっても、幼子が自分の周りにいた頃、巣立つまでの月日のアレコレを思い出す特技を持っている。
それぞれ巣立って、個別の生活が始まっているのだけれど、こうして顔をあわせたよ、と連絡が入ると、かつての空気が流れたのかしら、なんて想像したりする。
それだけの話。
でも、それはかけがえのない月日であったし、あの時の根っこを引きずって、彼らはどう生きていくのか、それを遠くで見守り応援したい。
親なんですもの。

ああ、母の日は宅急便が三つ届きました。





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映画「蒲田行進曲」をみる。

2009-05-19 07:15:21 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
つかこうへいの脚本の映画化。
監督は深作欣二。
随分以前に見たから二度目。

イントロから、ワクワク、ウキウキとさせる音楽が流れ、場所は映画撮影現場。
拵え物の世界。
キッチュもいいじゃないか、のノリで画面は始まる。

(以下、幾分のネタバレあり)

他人を蹴落としてのし上がろうとする、本音むき出しの俳優、銀ちゃん。
肩で風を切って、配下を引き連れて、ブンブンキャデラックをぶっ飛ばす。
本音むき出しだけれど、スター根性が人格を作っているような銀ちゃん。

映画の世界に吸い寄せられる大部屋俳優にとっては、彼は高嶺の花。
そう、長年大部屋のヤスにとっても。

身ごもった女優を押し付けられて、成り行きで自分の妻にまでするヤス。
銀ちゃんのためなら、がどこまでも徹底していて、その徹底して銀ちゃんの下にいることが自分を支えているという関係。
こんな人もあり、なのだろうか。
名の知れた女優小夏を娶ったと凱旋する息子ヤス。

ヤスの母親は、語らずとも事情を察する。
でも、息子を捨てないで、と小夏に。

所帯を持ったヤスは、小夏と産まれてくる子供のために、キツイ役を次々引受け、生傷が日増しに増えていく。
そして、映画の撮影。
新撰組乱闘のシーン。
注目の京都の池田屋の階段落ちの場面。
危険、命の保証もない。
スタントマンもしり込みする。
名乗りを上げたのは、ヤス。

銀ちゃんの映画になくてはならない場面。
銀ちゃんを最も支える自分でいたいヤス。

うーん。
ヤスをここまで慕わせ、尽くさせてしまう銀ちゃん。
なんだろう。
銀ちゃんの何が…。

人と人との関係って、摩訶不思議なものを抱えているもので、
ヤスにとっての銀ちゃんは、そんな部類だったのだろうな、と眺めるしかない。

ヤスの銀ちゃんに対するセツセツたる想いに、だれも入ってはいけない。

エンディングも、「お芝居、おしまい!」って感じで、小気味よく仕上てあり、作り手の、映画作りを楽しんでいるって風が、良かった。

これを起承転結って言うのだろうか。
その筋運びが、重いようで重すぎず、軽いようで軽すぎず、だから私にとって名品です。

ああ、俳優もので、もう1つ大好きなのがあります。
薬師丸ひろ子主演の「Wの悲劇」。
これとは毛色が違うのですが、大事な作品です。
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朝日新聞の猪瀬直樹氏の記事を読んで

2009-05-18 12:53:37 | 社会問題
言われてみれば、そうだな、と思う。
でも、言われないと、うっかりってことも多々ある。
猪瀬氏の記事は私にとってそういう内容でした。

何十年か前、虎の門病院に入院していた母を見舞ったとき、病院の屋上から界隈を見渡すと、森ビルが林立していた、という記憶があると語っている。
虎ノ門あたりの森ビルの入居者は、官庁の外郭団体が多い、とも。
だから、永田町、霞が関だけでなく、虎ノ門も官の影響下にある。
そう、森ビルの店子さんの多くは、家賃を値切らず、一旦入居すると長く居続けてくれる外郭団体、公ということなのです。

そんな高値安定の収入が保障されたお得意さんとのつながりが強固にあるから、どんどん新築ビル、超高層ビルにも取り組める、という構図なのでしょう。
首都移転になると、情勢は一変するでしょうね。
仮にそうなっても、既にノウハウをもっているのだから、そんな時はいち早く、移転先に土地を確保するのでしょうか。

そういえば就職した勤務地が虎の門、という子もいました。
その後、そのビルは取り壊されることになり、やっぱり、森ビルの系列○○ヒルズになりました。
セキュリティーもしっかりしていて、沢山の同様の店子さんとの実績もあるから、政府外郭団体の担当者としても、契約締結の説明がしやすいのでしょうね。

細かいことに目くじらを立ててはいけないのでしょう。
ふーん、森ビルって、政府がお得意さんだったんだー、そういうことが分かった記事でした。
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金星ふたつもらいました。

2009-05-17 17:48:23 | 私の雑感あれこれ
今日は、ショートテニスの町民大会でした。
スポーツは得意タイプではないのですが、なにか1つ運動に関わっていたほうがいい、ということで、週1回仲間と楽しんでいます。

女子ダブルスのペアはいつもの相手。
自分からペアをお願いするのも、消極的になってしまうのですが、ここ3、4回は固定ペアとしてやっています。
勝率はなかなか厳しいものでしたが、4度目の正直なのか、今日は金星がふたつ獲得できました。
午前の予選では、2勝2敗で、リーグ戦3位。
よって、午後の部はA級入りとなってしまいました。
うーん、厳しい!
ところが、他のリーグ戦をトップの成績で勝ち上がってきたペアに、勝ったのです!
こんなこともあるのだと驚いていたら、その後、予選リーグでは、一枚も2枚も上手で、負けていた相手にも勝ちました!
決勝リーグは3勝2敗。
で、今日は5勝もしたのです。

私、初めての体験じゃないかしら。
運動得意の人は、賞状を持ち帰ることに慣れているでしょうが、私にとっては稀有な体験です(笑い)。
疲れがどーんと身体中にしがみ付いているようですが、楽しかったから、良し、です。
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