日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

勝負あった?・・・ややこしいけど、こんな障害

2010-08-26 11:21:18 | 家族
結婚式にまつわる話題で。

新婦の父親は何を着るか。
で、実は頭を抱えていた。
「形式的なことは嫌い」だから、「黒い礼服やスーツは着ない。普段通りのジャケットで出席する」
になっていた。
「僕は最高裁の法廷に立つ時もノーネクタイだから、ネクタイもしたくない」とも。

・・・
・・・・・・
花嫁の父として、衆目を集めるシーンもあるわけだし、なんとか、ネクタイぐらいはした方が無難じゃない?
と、ヒヤヒヤと持ちかけ、
そこまでは譲歩することになった。

で、当日、息子に「お母さんに説得されて、仕方なく…。親戚や他人の家の場合は仕方がないけれど、自分のウチの場合は我慢したくなかったのに」と愚痴った。
「いや、それは違う。そもそも、それぐらいのこと、と思えるけれど、自分のポリシーなのだとしたら、それは否定しない。だけど、この結婚式は○ちゃんの式であって、お父さん自身の式ではないから、『自分のことだから、自分のしたいように』は筋が通らないのでは」と。
息子の論理に納得いったようです。
そうだった、そう言われてみれば、そうだった、と腑に落ちたようです。
何度か息子の説明を口にしていました。

「形式的なことにはとらわれたくない」は、これからも続きます。
私のパートナーです。
お葬式もいらない、お墓もいらない主義なのです。自分はそれでいいかもしれませんが、私が先に死んだ場合、果たして私の遺骨はどうなるのでしょう。どうするつもりでしょう。
まだ元気だから、気安くかんがえる程度ですが、頭をよぎることがないではありません。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日の目を見ることのない挨拶

2010-08-26 07:13:52 | 家族
もし、私にその機会があったとすると、の挨拶文をここに。

本日は、娘たちの結婚式にお集まりいただきありがとうございました。
お祝いにと、こんなに沢山の仲間が集まっていただける二人は幸せ者です。
長女ということもありまして、私にとっては何事でも相談にのってもらう相手でした。
先程の余興で手相占いがありましたが、参謀タイプ、という見立て、[あら、当たっている」と思ってスクリーンを眺めていました。
娘は、大学時代に二足の草鞋を履いていたことがあります。そのもう一つの草鞋で、スポットライトも当たったらしいです。そのころ、こんなことを私に言いました。
「おかあさん、(その分野の)裾野にいる時は、いつかヒットしているあの人たちみたいになりたいって、願い、憧れている。で、ヒットして頂点にいて、みんなから憧れられる存在に見える人は、それで満足気分でいるかというと、それは別なんだよ。ヒットしている人は、次はどういう作品を書けばいいか、その時点で、裾野にいる人とは別の苦しみを抱えていたするものだよ」と。
いわれてみれば当たり前のこと、なのですが、ハタチ過ぎの娘が、まじかにみた体験から語ってくれた言い草、私の思い出ポケットに入っています。
ここにお集まりの皆様は、それぞれにヒットの体験もし、次の課題も抱えて邁進中の時期だろうと思います。私たちにはかなわぬ、若さという財産があるわけですから、頑張っていってください。
 先日、新郎の○さんとは、まだ話す機会も多いわけではありませんが、先日一緒に、NHKの「竜馬伝」を見ました。
仲間たちもよく竜馬伝は見ている。みんな本を読んだりして、自分なりの竜馬のイメージを持っているから、ドラマにはチェックが入ったり、それぞれですよ。と雑談したりしてみていました。私は詳しくはありませんが、私の夫もアレコレ本は読んで、詳しい人の一人です。
で、付け加えて彼が言いました。
「あの頃の竜馬たちの年代と僕たちはほぼ同じだから、だから興味があるって面もあるのでしょうね」と。
そうです。本日お集まりくださった方々は、幕末の竜馬たちの年代ですね。
活気溢れる年代です。
これほどのメンバーが揃う、というのは財産です。
今日祝福される立場の二人も、そして集まってくださった皆さんも、どうぞ明日に向かってまい進していってください。
最後になりましたが、ご列席の先生方に。
有能な若者に英知を与えてくださりありがとうございました。モノはかさばりますが、英知はどれだけ増えても、満杯になることはないでしょう。
先生方から、大学院という学びの場から、ぞぞれが受取った英知を糧に役立つ社会人になっていく姿を見守ってやってください。

お粗末な走り書きです。
アハハ、とかく女親には、メッセージを発する場がありません。
聴衆のいない、ひとり挨拶(苦笑)。

病室から駆けつけて、翌日また病室へ、という東京行き、でしたが、
私に、こんな役立たずなことまでできるほどの元気が戻った、ということです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疲れたかな?

2010-08-25 09:49:51 | 家族
あのリゾートホテルから帰宅後の警察からの一報の後、疲れることは後回しだった。
その後回しにしたものが、今やってきたのだろうか。
昨日あたりから歯茎に炎症が。
炎暑であっても、深夜であっても、症状は?具合は?ばかりが頭を駆け巡り、
寝つきも、なかなかの毎日だった。

時間が栄養。月日が治療してくれる。
薬の悪影響がないか、後遺症が残らないか、今後も事業は続けるつもりだろうか。
ひとそれぞれで、なにが普通で、なにが特別とは言えないけれど、彼女の特殊環境のこともあって、いろんなことが気になってしまう。
ここは、是非ぜひ、本人の回復を優先してほしい。

彼女の夫は就職してからずっと、母国の両親兄弟甥姪への仕送りを続けてきた模範息子。母国では収入がないから、それを当てにした生活だった。
夫婦で母国からの輸入貿易の事業をしていたけれど、代表者であった日本人の娘が、こんな状態だから、娘に負担はかけてほしくない、というのが、今の私の本音。
今の私は、分別なんて、かなぐり捨てて、
母国の兄弟への仕送りよりも、私の娘○ちゃんを大事にしてほしい、と堪えることなくいいたいのになー。
分別なんて、ストレス。
まったく、母親業は本能です。

感染症にかからないようにガンバレー、○ちゃん。
よーく、休んでね。
ココロの中で、遥か遠くのベットにエールを送っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そして、その中で・・・

2010-08-24 05:43:14 | 家族
結婚式があった。
意識はしっかりしたか、熱があるか、頭が痛いか、吐き気は治まったか、に関心が集中しているモードを切り替えて、
22日の15時以降は、祝い事の時間をすごした。

当人主催でのスタンスなので、こちらは参加者。
相手のご家族に挨拶し、多くの友人列席者に圧倒される、そんな結婚式でした。

いろいろと大変だー、とこぼれ聞こえてきていたけれど、
よい式、でした。
沢山の音楽が流れたけれど、
こだわりの選曲で、
プロの音楽家さんに頼んで歌われた歌も、バイオリンの音色も素敵でした。

一番気にしていた、お父さんとのバージンロード(?)。
お父さんはさぞ嫌なのを我慢しているのだろうなと、お父さんを知っている身内はハラハラ、ヒヤヒヤ。
アイツ、ものすごく緊張していたぞ、
と席に戻ってきて一言。
かつての幼い日。
初めての父の日参観日。
父親紹介のシーンで、もう直ぐ娘に自分が紹介されると思って待っていたら、
突然、気分が悪くなって、嘔吐してしまった、という
あの昔日を思い出したそうで、
また、倒れるのではないかと、あまりにも自分の腕にしがみつく手が緊張に震えているようで、心配だったそうです。

二人を見守る家族と心中が違う!

ま、滞りなく済む。
食事は美味しかった。
来てくださる方を美味しい食事で楽しんでもらいたい、とのコンセプトは成功でしたよ。

翌日、病院から新幹線の人になったところへ、メール返信。
病人の少しの回復にも喜ぶ応答の後に。
結婚式は上手くいった、と。

彼女らしい。
イベント企画に知恵を絞るのは好きなタイプだったよね。

大学院仲間と、先生たちを合わせると60人もが集まり、校歌で祝いの席を締めくくる同窓会のような結婚式でした。
幸あれ。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰ってきた。

2010-08-24 05:25:01 | 家族
この1週間は、時間がどうかなったみたい。
金曜日に新幹線に乗り、病院に駆けつけて、
ベットの横で、ジーッと、じいっと。
薄目を開けそうになると、はっとベットに近寄り、
昨日よりも回復していないか、さっきよりも痛みは薄らいでいないか。
そんな様子を探す。

1週間がひとつの山。
救急救命棟からは転科した。
まだ先は長そうだけれど、時折開く目も、しっかりとしたいつもの目つきになった。
不調の具合も、頭が痛い、吐き気がする一辺倒から、具体的に喋られるようになった。
1週間が、長かったのか、みじかかったのか。
昨日、帰るからね、と声をかけて一晩たった。
この一晩も、彼女の回復に貢献してくれますように。

「右の耳が聞こえない」
びっくりする言葉だろうけれど、
他の苦痛が和らいで、耳が聞こえないことにようやく気付いた、というわけ。
どこまで、事故を振り返っているのか判らないが、無性に心配になりだした様子。

まだ起き上がれないから、耳鼻科の診察どころではない。
頭がい骨骨折の場所に近いから、そんな症状もさもありなん。
ベットに座れるようになってから、診察するから、今は心配しなくていいよ。
と、口にする。

こんな会話ができるようになったこと、そのことが大きな回復なんだから!
ほんとに、も-!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひとことに耳をすます

2010-08-19 20:47:45 | 家族
仕事に就いている。
だから、意識朦朧とした娘を病院に残して帰ってきた。
面会時間になると、○子の夫が行っているだろうか、とこころは病院に飛ぶ。
病人の様子を見たり、看護婦さんの説明をきいたり、そんな時間が済んだ頃を見計らって、そっと、トイレにいく。
携帯電話を持って。

どう?
良くなったよ。昨日より。
それだけで、8割方満足。
で、どういう風に。
自分から言葉を話す?
うん、「イエに帰りたい」っていった。
もう、疲れたんだろうね。
1分ほどは、目を開けている?
そんなには目を開けないけど、まだ、少しのことにも疲れるみたいだから。
うん、でも良いよね。
言葉が出たんだから。
自分の気持ちを話せたのだから。
ハナマルです。

で、やっと、仕事場の同僚に、娘の事故のことを話題にできました。
昨日、今日と仕事をしていても、何故火曜日に休んだかを、話題にできなかった。
話題を振らないでいてくれる中で、どうにか時間をすごしていた。
そう、やっと話題にしたとき、
昨日は、真っ白の顔をしていたと、いわれた。
顔で語っていたんですね。

「イエに帰りたい」
そんな、シンプルなフレーズが、こんなにもワタシを喜ばせるなんて、
そんなものなのだろう。

その後、見舞いに行ってくれた近隣に住む義兄夫婦には、
なんども、「ありがとう」と答えたという。
救急で駆けつけてくれたとき、「痛い、苦しい、助けてー」の姿を目の当たりにしている二人は、「随分の回復よ、肌の色も赤みがさして、ありがとうの笑顔が可愛かったー、涙がでた」と。
「また来て下さい」といったなんて、その普通っぽさが、非常事態の中、おかしく、うれしくって。

4日目の夜も、彼女の回復を助けてくれますように。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨夜の電話で話を聞いて

2010-08-19 07:53:40 | 家族
楽になった。
ゆっくりだけど、耳からの出血も治まり,脳神経外科のお医者さんの診察でも、手足の反応が正常とのこと。
脳の血管からの大量出血があるといけないから、まだまだ気をつけないといけないのだけれど、いまのところ大丈夫。

ワタシの顔がワカルよ。
ほんとう、本当にしっかり、あなただとわかっているのね。
ハイ,疲れるから、看護婦さんのホンの少しの質問にも,すぐ疲れて無視するのだけれど、アレは痛みに堪えて、疲れているから。
○ちゃんは、わかりますよ。

そういわれて、楽になった。

とたんに、朝、声を掛けられるまで眠れた。
三晩が過ぎただけか。
すごく長かったけど、今日一日も順調でありますように。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

結婚式で集まるスケジュールが・・・

2010-08-18 15:48:26 | 家族
その前に、お見舞いのため病院直行となろうとは。
回復すれば、これも、お笑い草の語り草。

一人で雲南省までエンヤラ出かけ、そのまた山奥の民族を訪ねたときは、地元のおばさんに、親身の気遣いされた、といっていたよね。
週に10時間も語学の家庭教師を頼んで、中国語を習得し、
留学から戻った、その月にニューヨークへ飛び立って、それがあの9.11の直前。

気が小さくて、そのくせ自主性尊重しなくては、と、ヒヤヒヤのしまくりだった。

そのあなたが、自分ちのすぐ近所で、思わぬことになって!

語りつくせないほどのエピソードを残して巣立った、と語りながらドライブしてきたのに、
ガガッンーー。

脅かしやがって!と、お笑い草になったらいいね。

いまのところ、待つしかなし。

今晩も平静に時間が流れて、ゆっくり目の回復に向かってほしい。

波乱の前座付の結婚式になったけれど、
ふたりとも身内の艱難にてんてこ舞いですが、
「艱難汝を玉にす」です。
未知数の可能性を秘めた、力ある、おふたりさんには、おめでとうと、祝福します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつもの時間に目が覚める。

2010-08-18 05:34:16 | 家族
考えることは、救命科○○○○と名前の書かれたベットに横たわっている姿。

一番の電話がリゾートホテルから帰ったばかりの遠方の我が家に届いて
○の夫に、夢中で連絡。
その後何度も、ご家族はだれも来ない、近くにおられませんか、と警察から電話が入るけど、向かっていることの返事をするだけで症状は判らず、
病院に尋ねても、電話では教えてもらえず、
とにかく、とにかく、新幹線で向かった。
若い夫が駆けつけたとき、○ちゃんの名前はなくて、患者名欄は番号が書かれていた、と。

考えることは、救命科○○○○と名前の書かれたベットに横たわっている姿。
私の中の○ちゃんは、「熱がでて、頭がいたいみたい」という帰りの新幹線車中に届いた家族からのメールのところで、ストップしている。
そりゃー、骨折しているのだもの、熱も出るでしょう。
薬で熱を下げると、回復が遅れるのかも。
痛いけど、戦っているのだから、頑張っているのだから。
傍についていれば、この熱は大丈夫ですか、と質問できるのに、
メールにお医者さんからの返事は来ない。

面会時間のあと、苦しくなることがなかったろうか。
二回目の晩は、痛みがいや増すことがなかったろうか。

看護婦さんの問いかけ、
看護婦さんのチェック、

毎度のことだから、いちいち家族に説明しないのか、
かんばしくないから、語らないのか、

この子の今の反応は、どうですか、
と、聞けばいいものを、

聞きたいことばを、飲み込む
良い答えがもどってくるころまで、気長に待とう。

いいよ、ゆっくりでいいから。
ひとまず一週間を無事で送ろうね。
これで、二晩。

家族の面会時間は14時から。
治療するのは専門家だし、
「任せてください」と、言われているわけで、
きっと、治療のための最善のルールなのに、

今朝は、痛みが和らいだだろうか、
思うことは、そのこと。
安心が欲しいものだから、
顔を見られないことが、なんとも、もどかしい。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

でも、現実。

2010-08-17 22:57:18 | 家族
交通事故を知らせる1本の電話から、時間が進んでいるのか、停まっているのか、判らなくなった。
まさか、と思いたいけれど、
現実。

先に駆けつけたひとは、「痛い,苦しい、助けてー」の声を聞いたという。
昨日東京に駆けつけてから、まだ、彼女の言葉を聞いていない。

お母さんよ、ワカル?、というと,あごを微かに動かして。
ソレが嬉しい。
一度もどって、金曜日に来るからね。
お父さんは、土曜日に来るからね。
○○(彼女の夫)は、毎日来るからね。

そういって、新幹線に乗った。
駆けつけた日は、24時を回って、寝たのは3時間。

なのに、眠れない。

痛みを感じるところを、傷つけたのだから、
さぞかしの苦痛、だろう。

お腹の赤ちゃんを守るために、
頭をアスファルトに直撃させたなんて、
もう、お母さんだねー。

だから、ゆっくりでいいから、
治る方向へ、向かうことを祈るしかない。

治ることが一番大事、だからね。
○ちゃん。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする