イタドリ
イタドリは大きくなる多年生草本で、高さ2m近くにもなる。茎は太く、中空で春に出始めた茎を折り取り、生食したり、漬け物にしたりする。
中空の茎を折り取る際に、ポコンと音がし、食べると酸っぱいので「すかんぽ」とか「かっぽん」などと呼ばれたりもする。北海道西部以南の日本各地に分布する。
路傍や荒地までさまざまな場所に生育するが、肥沃な場所では大きく成長し、枝分かれして枝先は垂れ下がる。このような場所に生育する
イタドリは若い茎を食べることが出来る。
刈り取りされる場所でも生育が見られ、強い植物である。
このような旺盛な生活力は地下に伸びる太い地下茎のためであり、
地下茎を伸ばして崩落地などでいち早く群落を形成する。
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今日のメモ
イタドリを食べ、そして水鉄砲で遊んだ
幼少のころ春先の今時分、先端部分の柔らかい処を皮をむいて食べた。
一寸しょっぱい酸味がし、せいぜい2~3口でやめた。
野山でほろすっぱい春を感じた一瞬であった。
秋になると1m位切り、中空のため水鉄砲として遊んだ。
茎の部分を半分ぐらい水の中に入れ上下に運動し、
親指で先端部を弁代わりにすると
勢いよく上空に水が吹き出た。
川の近くにたくさんの“すいかんぽ”が生育するので
格好の遊び道具に供した。