柴又帝釈天境内にて
黄色い飛び箱を徐々に広げ飛距離を長くする
先ずこの段階から足慣らし
右から左に跳び越して逆立ち
左から右に飛び越し階段を下りる
観客に挨拶して終了
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物語//(新作)
♪ 揺れながら艪がむせぶ
息を殺して身を寄せながら
明日へ漕ぎだす別れです
チアコの心は固かった。
晩秋の江戸川の風に吹かれ、土手を登り柴又帝釈天に・・・
≪ここは東京・柴又、誰も知る者はいない、見知らぬ土地
別れの悲しさを寒風に乗せて・・・・・忘れまいと・・・≫
舟を下りたチアコは・・・これからの暮らし向きを一心に考えていた。
下町をさまよい歩いた1週間後・・・・、なんと帝釈天境内で
サルの曲芸に身を粉にして励んでいた。
頑張らねば
みなさんの拍手が、イヤと言うほど身に染み入った。
サルと共に身を立てていこうと誓った。
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(チアコとサル物語一巻の終わり)