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2011年08月24日 | 文学  コラム・エッセイ

文章を綴る⇒出来るだけ短文に

現役時代読んでいた『文芸春秋』を求めた。
なかなか読みが進まない。
『心に灯がつく人生の話』とは、どんな内容であろうか・・・・・・?
それが知りたかった。

 

 

書くとは省略していく。作家・藤本義一

文字とか文章を書くことは、人間の肉体と同じである。
贅肉はないほうが良い。

その一例を示します
≪私は妻と結婚して30年がたった。≫
私を省略
       ↓
≪妻と結婚して30年がたった≫
  まだ駄目です、『妻』を切る
  
     ↓
≪結婚して30年がたった≫
     これでは売れません、置き換えてみる
       ↓

≪30年がたった。結婚して≫
結婚という言葉が俗っぽい
       ↓
≪私と妻との30年間の歳月≫
   これだとやや文章らしい香りがしてきた。
       ↓
≪妻との30年間の歳月≫
結婚のかわりに連れて来た歳月,『歳月』を切る
       ↓
最後に、妻との30年間の『間』を切るんです。
筋肉質の文章完成。
   ≪妻との30年≫

毎日文章を(blog)綴っていますが、
心臓を突き刺さんばかりの1ページでした。
いくら綴っても文章にならない、痴呆症?的老人の嘆き。
文章とは!確あるべきと・・・と感心した。

出来上がった原文を机の引き出しに1週間入れて置く
取り出して推敲する、違った文章になる。
また1週間引き出しの中。
推敲、推敲。
贅肉の取れた文章になる。



 

コメント (11)
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