うどの話と”ウドの大木”&白い花
独活と言えば香り、春を連想しますが画像は「ウドの花」です
ウドの大木
ウドの茎は、地上に出る前の若い芽の状態を食用としているので、
大きいと食用にはできません。
そして、成長したウドは柔らかくてとても弱いため、食用としてはもちろん、
何の用材としても使えないのです。
このことから、「ウドの大木」という言葉は、大きく成長したウドを人間に例えて
「体ばかりが大きく役立たずもの」
という意味合いがあります。なんだか少し切ない気持ちになりますね
ウドの若芽
ウドは「独活」と漢字で表記がされますが、なぜそのような漢字になったのでしょうか。
実は、ウドは非常に柔らかいために、風がなくても揺れているように見えたそうです。
そのため、独りで活きるということで、「独活」となったようですね。
① うど
② うど
③ うど
④ うど (いずれも”かまくら野草園”にて)
独活と言えば春の香りですが、ご覧の様に線香花火風の花を咲かせています。
少し俳句を嗜む者から言い訳
俳句の世界では「ウドの句は春なのよ・・・!季節外れ、ご法度よ!」
と言われるのが関の山。より観察深読みしたら、副題(季語)に「独活の花」が
有ることがわかりました。あえて掲載いたしました。
道狭し独活の花ふれ野草園 (縄)
独活香るそっと根元に聴きながら (縄)
独活の香ややんわり切りて独り占め (縄)
[季題] 独活(うど)
[副題] 芽独活 山独活 独活の花
コメンと欄はopenです。