日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

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一日一季語 (その1)

2022年12月13日 | 文学  かめの会・季語のある風景

新年の季語探し
「新年」の季語は「初」がいっぱい!
1月(正月)は、季語を自分で選定し俳句を作り句会へ

 

 

『歳時記は、日本人の感覚のインデックス(作品)である。』とは、
寺田寅彦氏の言葉です。

季語には、日本の風土に生きて来た、日本人の知恵がいっぱい詰まっています。

ありとあらゆる日本人の感覚が、言葉短くギッシリと凝縮され収納されている。

今までは”かめの会”の兼題・季語は先生が選びて、これに沿って句作りに励んだ。

1月(正月)は、自ら選びて作句してくださいとのお触れが出た。

新年の季語をざっと見渡すとその数が多いこと、また懐かしい言葉が掘れば掘るほど
頭をよぎり、湧水のように季語に対する親近感が蘇った。

例えば、=若水、羽根つき、門松、凧揚げなど=少年時代を彷彿とする語彙が盛り沢山。

また言葉に”初”を付ければ何でも季語になるような錯覚に捉われ、季語の愛着を
このまま放って置く訳にはいかなくなりました。

この中から「季語」を選び出すのは極めて簡単ですが、正月季語に対する数々の思い出、
又故郷秩父は伝承行事などが結び付き、季語を中心にしてより深くより広く調べ
ることとした。

私の少年時代とはあまりにも時代的な錯誤が有りますが、季語にまつわる伝説、風俗、伝承、祭りが
色濃く結びつき季語そのものが輝いて読めました。

折角出会った懐かしい季語を観察検証し、季語そのものにスポットを当ててみたい。

私の培ってきた良き昭和時代に少しでも浸かれれば幸い・・・脳裏を離れない。

併せて季語を多方面から観察検討することは、より良き句作りにの
参考になることは間違いない。

 

= 若 水 =
(初水、福水、若井、井開、若水桶、若水汲)

水の茶の湯の徒然 恭賀新年

                      WEBから入手した。

若水 
 元日の朝に汲む水のこと。年男や家の長が、恵方を拝んでから汲み上げる。
手桶や柄杓は新しいものを使う。
 若水とはもともと、立春の日に主水司(もひとりのつかさ)が朝廷に奉った水をのことである。後に元朝に汲む井戸水を若水とし、それを神棚に供えた。若水は一年の邪気を除くと信じられ、神棚に供えた後、その水で煮炊きをして雑煮を作ったり、口を漱いだりした。

 故郷秩父では、裏に釣瓶の井戸がありましたが、およそ150m程離れた山際からコンコンと涌い出ずる“涌き水井戸”に、手桶を持って汲みに行きました。若水で、お茶をたて雑煮を作り新年の元日を祝った。

その昔、“家”というものが
厳格だった時代に、
「若水汲み(わかみずくみ)」
「初竈(はつかまど)」
「福沸(ふくわかし)」
「初炊ぎ(はつかしぎ)」
などの正月行事が、
一般の家庭でも
普通に行われていました。
そしてわが故郷秩父地方は、「男正月」と言って、正月3日間は女性がお勝手に入ることを禁じた。男が元日の朝から、お雑煮を作り食べて後片付けをし、3日間が続きました。

 



秩父地方の古き正月風習を切り取る (若水を汲む)  -

 

 

 

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吊るし柿

2022年12月13日 | 社  食   物

”乾かす”のに一苦労、
入れたり出したり、ビニールで覆ったり~(軒が無い)

 

 

やっと吊るし柿が出来上がりました。

東京での吊るし柿は朝晩の冷え込みが緩いので・・・?思いながらもトライした。

それを考えると、山中秩父は寒風の吹きすさび朝晩の冷え込みが厳しい。

そんな秩父地方は、自然が美味しい”吊るし柿”を作り上げる。

いただいた柿の皮を剥き、干し柿が出来上がった。Y婦が初めての試みなので感激でした。

 

11/13・剥きたての干し柿 

 


チョイと仕上がりが今一かな・・・



▲ 干し柿の田舎時代やいにしえを
                    夜の柿剥き朝縄暖簾 (縄)  
    


 クリック拡大

       

 

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