印象深く目にした茅葺屋根の廃家⇔向井潤吉の世界
戦後の高度経済成長により次第に伝統的家屋が失われた。
潤吉は全国を巡り古い藁葺き屋根の家屋を描き続けた。資料や潤吉自身の言葉から推定すると
描き残した民家は1000軒を超え、油彩による民家作品は2000点にも及ぶとされる。
その茅葺屋根 を清里に見た。
屋敷の後方に樹林(防風林)を廃止、強風から守る
左上、電柱の上『風切りの松』
↓
上に同じ家屋
目を凝視すると、物干し竿、ポリピンチハンガーが、庭先に有る。
見ていて現場離れ難し!!
自動車が行き来するすぐ土手の上に鎮座・・・・
屋根を葺き替えるのは、自分の家だけではとても出来ない。
幼き頃、部落総出の葺き替え作業を見た。
屋根の葺き替え作業。←クリック
茅葺屋根の廃家、↑ 4枚
家屋は人が住まなくなると急にもろくなる。
近くには立派な、黒光り屋根の家屋があちこちに並ぶ
茅葺屋根の佇まいを数件見た。
都会の人は早く壊して!!という早計な考えかもしれないが、
これに居を構え、生活した者にとっては、壊すというのは偲びがたいのであろう。
生活の一部始終が詰まっていて・・・・。
それとも故郷を離れしまった人の家か、想いは廻る!?