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かまくら郷土資料館 NO1

2016年07月08日 | 紀  知る・見る・歩く(見聞録)

 都市化の波で、農地が一挙に宅地化される

 

葛飾の農業について紹介します。

葛飾区は23区の中で、農業が存続している数少ない区のひとつです。
区内農業者世帯数は183世帯、区内にある農地は約39.7ヘクタール(東京ドーム球場の約9倍)です。

 戦後まで農業を中心としていた本区も、
昭和40年代以降、都市化・宅地化が進み、農業者世帯数・農地面積とも

急激に減少し、現在では、水元・奥戸・高砂地区を中心に
農業が行われている状況です。

その農機具や、古くなって我が家の宝物を捨てるのは惜しい,
と言うことから、ここ鎌倉資料館に持ち寄り集め

いつまでも保存しよう、との熱い心意気の籠った数々の農家の宝物です。

前から心に留めていた”鎌倉資料館”に入館しました。

此処は、高砂団地に隣接する、
明石小学校(S46年廃校)を利用した、資料館です。


開いていて見学することが出来ました、ラッキー。

 


多くの子供たちが利用した教室

 

 
燦然と輝く歴史年表

 

S40~S50年代に掛けて
農家数、農地面積が急激に減少しています。

日本の高度経済成長時代と一致します。
1960年(S35年)7月に発足した池田勇人内閣は「所得倍増

をスローガンの時期です。
👇

農家数・農地面積の推移(昭和40年から)
年度農家数 (戸)区内農地面積 (ヘクタール)
昭和40年 1013 632
昭和50年 649 198
平成元年 382 101
平成5年 303 74
平成10年 266 56
平成15年 240 54
平成25年 190 41
平成26年 189 41
平成27年 183 39

 
わら草履手あみ道具


俵手編み機道具&わらじ 


スダレ手編み機道具


とうみ
唐箕(とうみ)とは、風力を起して穀物を選別するための農具



農機具一覧(掘る、うなう、耕す、水田の草取り、脱穀機など等)


下肥運搬舟

 

 農機具の移り変わり

    

 

昨日(8日)、畑でネギ植え付けのためにスコップで天地返しをした。
腰が痛かった。

農業の機械化の始まりは、昭和30 年代に遡る。
時代は畜力からエンジンを中心とする機械化農業へと転換する。

米国から「メリーティラー」などの耕うん機
の輸入をきっかけに、国内でも研究開発が始まり商品化された。

まさに農業機械化の花盛りの時代である。

 

 


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしい道具ばかり (shizukata )
2016-07-09 00:15:12
私に家は小さい農家でした。
ですからここに写っている道具全て見覚えがあります。
ゴザを編む道具は、夜なべ仕事で母がよくゴザを編んでいました。
唐箕(とうみ)稲核(いねこき)肥えたご(下肥桶)全て
使っていた覚えがあります。昔の道具、良くぞ取っておかれました。
唐箕などは木製とはいえ素晴らしい機械でした。昔の品物はプラスチックと
違い劣化ということがないので長持ちしました。
懐かしい道具達です。
返信する
懐かしいです~ (とんちゃん)
2016-07-09 07:56:42
おはようございます!
俵編み機は祖父の姿を思い出します。
とうみも足踏みの脱穀機も懐かしくて、家族総出の農作業を思い出します。
親が作業する周りに子供の姿がありました。
働く親の姿を見て大きくなりました。

農業の規模も大きくなって機械化がすすみ、家族総出の様子は少なくなりましたが・・・近所に四世代総出で田植えをする家があります。
70代の家長が畦道で見守る先に、大きなトラクターや田植え機を操作する20代の父親(家長の孫)や母親の膝や畦に小さな曾孫たちが泥だらけで遊んでいます。
村中の家の田圃を請け負っているのですが、見ていて微笑ましいものです。
返信する
農業の現状 (どんこ)
2016-07-09 08:39:30
古い農機具の展示は懐かしいですね。
先日出かけたわが母校にも
写真のような農機具が展示してありましたよ。

わが家の回りには5軒の無人家があります。
田んぼも幸い今年も作ってくれる人がいて助かっていますが
耕作放棄の田畑には雑木が生い茂っています。
農業離れは田舎も深刻です。
返信する
shizukataさん (縄文人)
2016-07-09 12:58:52


農家育ちの人は、親の背中を見て育ち
このような農機具を見ますと、懐かしいという言葉より、
何やらいとうしいさを感じます。
返信する
とんちゃん (縄文人)
2016-07-09 13:05:35


現在の農機具はより機械化されて、
このようなむかしなりの道具を使い親子共々一緒に耕したということを思うとき、よくまあ~とそんな気持ちにかられます。
思い出は、それぞれ美化されてよみがえりますが、時代の移り変わりは、このような農具一つ一つをとってみても感慨深いものがあります。
返信する
ドンこさん (縄文人)
2016-07-09 18:28:34



農機具の前に立ったとき
都市化の波~団地建設ラッシュ~若い世代がどっと押し寄せる~子供さんが増える~小学校が不足~学校建設~子育て少量~若者は団地から出る~高齢化と共にスラム化した団地~学校不要~廃校
こんな一連の流れを見たとき
急きょ作った学校に農機具を飾る!?何か不思議な出会い=縁というものを見たような感じがしました。
返信する
5条の申請 (momomama)
2016-07-10 07:16:43
おはようございます。
子供のころ私の町は米軍基地で農機具はみませんでした。
大人になって行動範囲が広がり隣町を見ると農業地域・・

若い時から建設会社で働いていて(実家も)
田圃を埋め立てても農地は農地 宅地じゃないんですね。
それを 転用するんだったのか【5条の申請】って言われていたような・・・
建設会社忙しかったことを思い出しました。。

今 博物館や 民俗資料館でみます。。
そうそう 下肥の桶 覚えてますよ。。。

今日もいい日でありますように・・・
返信する

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