私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

40歳になったことだし

2016-06-26 19:22:54 | たまに読んだ本
コミックエッセイの中でも独身であることを人一倍意識し、それをいろいろネタにしている作者が、一念発起して東京にやって来ることを中心に書いたエッセイ。

今までも「田舎で独身は結構辛い・・・」という一点だけでいろいろ話を広げてきたのだが、上京物語だけでも取り上げ方をいろいろ工夫すれば面白い話になったと思う。

話は面白くないわけではないが、今回は絵の描きこみ具合がシンプルすぎる。彼女の場合、ヘタウマ系の絵だから、シンプルにすると一挙に手抜き感が倍増する。別の方向を模索していたのかもしれないが、残念なことに全部裏目に出ていると思う。今まで持っていたお得感が一挙にどこかに行ってしまった感じだ。

目印らしきもののない住宅の樹海で迷子になるとか、メールとファックスでなく、顔を見ながらの打ち合わせに力が入り過ぎるとか、結構あるあるネタを膨らませる余地があったと思うのに・・・・・・

今までの作品の事を考えると、非常に残念な感じがしてならない。
いままでは新刊が出ると、無条件で手に取っていたが、今後はちょっと難しい感じだ・・・・・



40歳になったことだし
クリエーター情報なし
幻冬舎