私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

師任堂(サイムダン)、色の日記 第25,26話の続き

2017-04-27 21:16:29 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
昨日は時間もなく、更にドラマの展開にややうーんというところだったので、.....でごまかしている所が多いが、まぁ簡単に言えば、展開になんとなくもやもやしているということだ。

王の肖像画を描く職員を選ぶ実技試験に女性であることを隠して受験したサイムダンの娘だが、トップで合格しても女性には職員になる道もなく、そもそも受験資格さえもなかったのだ。
娘の思いを受け止めたいサイムダンと、サイムダンにこそ肖像画を描くにふさわしいというイ・ギョムの思いが合致し、サイムダンが王の肖像画を描くことになるのだが、当然反対意見が出る。
いくら彼女の描いた絵に高値がつこうとも、人々が称賛しようとも、今は良家の妻でもなく、紙工場を経営する女性でしかないのだ。

今でいったらシングルマザーの彼女を認めるわけにはいかないのだが、そこはイ・ギョムの力で案外あっさり宮廷で絵を描けることになる。

案外あっさりと書いてはみたが、王の思いは複雑だ。以前はあんなにイ・ギョムを寵愛していたのに、体力も気力も衰え、何もかもを憂うようになると、そのイ・ギョムが人々から称賛を浴びている事さえも疎ましくなる。
自分の後を継ぐ息子がイ・ギョムに傾倒しているのだから、なおさらだ。
素晴らしい肖像画が出来上がったもの、その憂いは晴れることはない

妻であるファイムダンのおかげで復帰は出来たものの、ぱっとしないファイムダンの夫はなんとかして起死回生を狙う。
王の憂いと捨て身にファイムダンの夫の思いが一致してしまう。
非常に屈折した思いが、イ・ギョム暗殺命令につながっていくのだ。。。。。

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過去の王も現代のミン教授も、持てるもの以上の物を望もうとする欲望をコントロールできずに悩んでいるのか。権力を手に入れたはずなのに、その権力を失うという恐れに翻弄されるという無限ループに入り込んでいる二人の姿。
この二人の思いがどうもよくわからない。。。分からないままとうとうゴール近くまで来てしまった。