私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

あいつは黒炎竜 第5,6話

2025-03-14 21:25:43 | あいつは黒炎竜 韓国ドラマ

出来る御曹司のジュヨンとして、何とか百貨店のリニューアルを成功させたい彼。御曹司を演じるチェ・ヒョヌクがあまりにも若いので仕事が出来るアピールが空回りするのではと心配になるが、ラブコメの空回りは恋する相手にだけ発動されるようで、御曹司と押し活というギャップにポイントがあるドラマでは仕事はきっちり出来る男という事をアピールすることがやっぱり大事だ。

こだわりの牛乳を百貨店で取り扱いたいとジュヨンとスジョン。週末を利用して地方の牧場にまで出かけ、オーナーと契約を締結したいと、仕事の出来る百貨店の企画担当者と運転手として姉についてきた弟という芝居までしてなんとかオーナーの懐に入り込もうとする。

契約を取りたいのでこんな風に押しかける場面は韓国ドラマでよく見かけるシーン。そしてうっかりマッコリを飲んでしまったため、車を運転できず一晩泊まる事になるという展開も定番だ。ただ、最後まで嘘をつき通す事をせず正直にオーナーに事情を打ち明け、あれこれ策を練る事なく正直路線で契約を結ぼうとする辺りに御曹司らしい余裕も感じられるが、マッコリを飲み過ぎてスジョンを勘違いさせてしまうあたり、恋する相手には空回りが続く。

定番のシーンを重ねながらも二人の可愛らしい空回りでストーリーを繋げていくには、チェ・ヒョヌクとムン・ガヨンの雰囲気が大事だ。

ちょっとだけ女性が年上という雰囲気を出しつつ、それでも「二人はなかなか息がぴったり」という微妙な雰囲気を出しつつ、そして、ラブコメらしく「あんな偶然あるわけないけれど、二人の様子が幸せそうだし、観ていて可愛らしいから許せる」というドラマ全体を包むふんわり感を感じさせる雰囲気づくり。

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ちょっとした勘違い行動も織り交ぜつつ自分から離れていきそうなスジョンの気持ちを掴むべくリカバリーを図るジュヨンだが、財閥の後継者という立場が公になることで、スジョンの気持ちだけでなく、なかなか自分を受け入れてくれない祖母の気持ちも掴まねばならないのだ。財閥の後継者であるジュヨンの挑戦はまだまだ続く。

こんな風な後継者として認められない財閥内の若者問題も、韓国ドラマで定番の乗り越えなければならない試練の一つ。