
冤罪の再審に臨むテヨン。真犯人の供述で裁判は無事に進むかと思われたのだが、裁判官には「何を証拠として採用する権限は裁判官にあるんだ」と上司から無言の圧力がかかる。
なぜ嘘の自白をせざるを得なかったのかを弁護するテヨンと、真犯人しか知りえない現場の状況(なぜ殺人現場が水浸しだったのかなど・・・)を事細かに「一生忘れることのない出来事」と詳細に語る証人により、無罪を勝ち取ることの出来る3人。
市長の娘婿である検事の顔は丸つぶれだが、あの裁判の流れでは彼に勝ち目はない。
しかし、真実を明かした真犯人が収監されたことを考えると、勝利宣言などは派手なパフォーマンスは出来ないテヨン。サムスの書いたネット記事は話題になってヒットを稼ぐものの、「二人で分けるわけにはいかない。3人にも分けなければならないし、被害者の家族にも、犯人を捕まえながらも握りつぶされた元検事にも・・・」とテヨンが次々と挙げるメンバー達にお金がいきわたるように等分したため、二人の手元に残ったお金はわずかだ。
再び大きな案件を扱うことを提案するサムス・・・・
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サムスを師と仰ぐ女性記者は、エース記者となるべく、サムスと同様の方法で悔しい思いをしている人達から取材をしようと済州島に足を運ぶ。
戦争中、仕事を得るために日本に向かい、戦後帰国してスパイ容疑をかけられた男性の話を記事にしようとする彼女。いわれのないスパイ容疑、そして拷問により聞こえなくなった耳。当時から何度も黒い噂があった裁判官だが、なぜかそんな話題はもみ消され、法務長官(多分・・役職名は自信がない・・・)に就任することになっているのだ。
サムスが止めるのも聞かず、彼女はテヨンの助けを借り、男性の話を聞き裏を取ろうとするのだ。巨悪の前にもがく彼女に、「相手の弱点を見つけて、そこを突くんだ。大きな力を加えるのは難しいけれど、そういう方法なら出来る・・・」と、力はなくとも戦い方はあるというテヨンの言葉に勇気づけられ、長官就任の場に「なぜキチンと謝らないのか!」と一人乗り込む彼女。
権力と近づくことで会社を守ろうとする勤め先の新聞社に、一人反旗を翻す彼女。(サムスが記事は足で稼げと、彼女に運動靴をプレゼントしただけの事はある。苦労を知らずに育った彼女だが、それでも彼女には見どころがあるとサムスも買っているのだ。。。)
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テヨン達が済州島の男性の案件に立ち向かっている時、一人ソウルで留守番をするサムスは、テヨンに禁じられていたにも関わらず、弟分たちが自分の兄貴分を心配して持ち込んだ「事件を目撃しただけなのに犯人にされた」という男性の事件を調べ出すのだ。
なぜ、目撃者が犯人に仕立て上げられたんだろうか・・・・
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苦労せずにここまで来た女性記者と違い、紆余曲折ありながら今の仕事に就いたテヨンとサムス。特にペンの力だけで今の地位にのし上がったサムスのキャラクターがビックリする位独特。「クセが強い・・・・」そんな言葉が一番ピッタリだ。
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