嫁入りを求める清にスパイを送り込む事をミョンファと画策するモンウだが、宮女が突然失踪した事で大妃達に計画を悟られるという危機一髪な状況が訪れる。清国の使者に事前に偽物を見せていた事で一旦は回避出来るも、危機は残ったままだ。
モンウは、大君にまで被害が及ぶ事を避けるために、3年前の自分の状況を引き合いに出し、なんとしても姫(公主)を助けたかったと捨て身の告白。そして難局を何もなかった事で対応しようとするイ・イン。
モンウしかり、イ・インしかり・・・「ある時は真摯に真実を告げる。しかし、全部を語るわけではない」というのは秘密を持った者の鉄則なのか。
イ・インの目的が亡き兄の敵討ちということが分かれば、モンウの父がイ・インが自分よりも信頼している師であることが分かれば、とりあえず2人の間の問題はクリアになりそうなのだが、そうもいかない。
イ・インには、世継ぎ誕生で更なる権力を望む大妃がおり、モンウには父を殺された恨みを持つミョンファがいる。
権力主義と復讐が複雑に絡み合い、イ・インとモンウだけで解決できる問題では無くなっているいるのだ。
体調不良から大君を守れないと悟ったイ・インの正室が選んだ道は、モンウの提案に従って大君をイ・インの息子とすること。
まさにイ・インが望む事なのだが、大妃にとっては一番阻止すべき事だ。大妃サイドの怒りを鎮める為に「時が来たら大君を廃位すればいい」的な極端なアイデアをまくしたてるイ・インの姿を物陰からこっそり見つめるのはモンウ。
モンウが復讐を止めるには、事が大きくなり過ぎだろう・・・・