私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ダリとカムジャタン 第1,2話

2022-06-02 21:23:53 | ダリとカムジャタン(韓国ドラマ)

典型的なラブコメディの出会いの一つと言える「偶然のトラブル」

このドラマもそんな偶然のトラブルから始まるのだ。

カムジャタンチェーン店の跡継ぎ息子ムハクが、オランダで行われる豚の品評会にやって来た。空港で出迎えの人を待っていたら、自分の名前を掲げた綺麗に着飾った女性が出迎えてくれた。

当然のように車に乗り込み、品評会に乗り込もうとするも、彼女が自分を連れて行ったのはなんと多数の美術品が飾られたパーティ会場。芸術にしか興味がなく、オランダの美術館で研究員をしていた彼女は、パーティに招待されたVIP顧客と彼を間違えたのだ。

日本のように名字の種類が多くない韓国。どこでも名字だけでなくキチンとフルネームを確認しなければならないはずなのに、やや浮世離れした彼女ダリは、オランダの豚を早く見たい彼の勢いにも押されて、チンという名字だけ確認して彼をパーティ会場に連れていってしまうのだ。

普通、そんな風にトラブルから始まった出会いは、更にトラブルが重なったりし、そのトラブル続きの中で恋心が芽生えるものなのだが、このドラマは、そのあたりの展開が早い。カムジャタン店の跡継ぎ息子ムハクはあっという間に芸術の事しか知らない彼女に心奪われてしまい、彼は再び出会う口実の為に、彼女の腕に自らの腕時計を付けてあげるのだ。

こんな風にして再会の口実を作るかれだが、韓国で美術館を運営する彼女の父親の突然の死で、再会のチャンスに黄色信号がともる。ただ、美術館を自ら立ち上げて運営していくのは、資金的に困難が伴うもの。そのためダリの父親も銀行の借り入れだけでなく、資金援助も受けていたのだ。何も知らないムハクは義理の兄に勧められて、そんなダリの父親の事業に資金提供をしていたのだ。

無学(ムハク)で、お金の事はなんでもカムジャタン〇杯分と変換して考えるムハクだが、妙な商才がある。そんな彼が資金提供したお金が戻ってこない事を許すわけがないのだ。このムハク、なんでも自分のテリトリーに引き込んで考えるのがいつものパターンらしい。要らぬ見栄をはるよりも何倍も賢く思える、地に足の着いた処世術だ。

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ちょっと浮世離れしているなと思いつつも、嚙み合わない二人の会話が面白い。



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