私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

アウトロー

2013-02-01 23:00:16 | 映画鑑賞
昼間、突然ビルの屋上から命を狙われた5人。
何の関係もない5人を殺した犯人は、あまりにもきっちりそろった証拠から元米軍の兵士だとされるが、その男が呼べと要求した男あり。
その男がトム・クルーズ演じるジャック・リーチャー。

銃を操り、ちょっと拝借した車でも非常に派手なカーレースをする。そして自分の目だけを信じる。
こうやって書くと、イーサン・ハントとあんまり違わないような気がしてくるが、どんな危機でもあらゆる方法を使ってそつなく乗り越える彼と違い、ジャック・リーチャーはもっとアナログな感じだ。
ドライビングテクニックが凄くてもそこは公道だ。対向車はいるし、歩行者はいる。もちろん途中でエンストしたりもする。
軍仕込みの技術故、敵を秒殺するテクニックも持ってはいるが、目が後ろにあるわけではないので、殴られたりもする。
アクションは華麗でドライビングはマッハのスピードだが、時間の流れは生身な感じでごくごく普通な感じだ。そんなところがアナログな雰囲気を感じさせるのかもしれない。

*****
予告編はオシャレなアウトローなイメージで作ってあるようだが、映画そのものは、突然やってきた流れ者保安官が最初はいやいや、最後は自分のルールで人を裁くという現代版西部劇な感じが強い。
ロバート・デュヴァルが、ご意見番のような雰囲気でトム・クルーズと共演しており、個人的にはここが一番興味深かった。
老いを自覚しつつ過去の経験をきっちり活かすという彼の役柄。
トム・クルーズは彼をメンターのように(もしかしたらロールモデルのように)考えていたんじゃないだろうかと勝手に邪推。
トム・クルーズによるトム・クルーズのためだけの映画というわけでもなく、微妙に露出度が高い女弁護士役のロザムンド・パイク、スナイパー役のジェイ・コートニーと、なかなか印象的だった。現代版西部劇な感じではあるが、押さえるところはちゃんと押さえているとでも言ったらいいのか。

映画ファーストデーの2/1金曜日に公開。私も金曜日の夜を楽しく過ごさせてもらった。



アウトロー 上 (講談社文庫)
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