御医である父親がイ・ゴンに刀を向けた事で、出る場所に出たらミュンユンも謀反の一族ということで罪は逃れられない。彼女の身を守る為に宮中から彼女を脱出させようとするイ・ゴンとトソン大君。
そんな中、父と大妃の仲を知ってしまい、その為にイ・ゴン、そして王が命を狙われた事を知りショックを受けるミュンユン。彼女の父親が刀を抜かず更には王を毒殺しようとしなければ、イ・ゴンのそばに白球(ペック)としている事が出来たかもしれない彼女だが、そんな夢物語があるはずもなく、イ・ゴンは彼女の家の護衛であるムベクに彼女を託すのだ。
夢を描いた絵を残し宮中出た彼女だが、父の取った行動が許せないミュンユン。しかし父の元を去る事も出来ず、その上ムベクから父が大妃の為に自分の母をも殺めたと聞き、怒り心頭。
宮中ではトソン大君を王にしたい祖父の動きと大妃と御医の動きが微妙にリンクしあう。宮中では直接手を下すケースもあれば、玉突き式に相手を陥れる手法がとられるケースがあるのだ。とにかく自分が生き残る為にはずる賢さと動物的な生き延びる感覚がなければ蹴落とされるらしい。
イ・ゴンとトソン大君の兄弟は、大妃と御医の悪事を公にすれば、大妃の後押しで王になった父親の正当性を否定されるかもしれないのでなかなか上手く立ち回れず。更にイ・ゴン派、トソン派と本人そっちのけで派閥を作り、自分の地位を守りたい者からすれば、イ・ゴンとトソン大君の仲の良さは邪魔でしかないのだ。
本人たちの意志とは裏腹に、周りがあれこれ動いた事で、結局王妃は気味尚宮を殺めた事で幽閉され、イ・ゴンの祖父はミュンユンが彼のそばに居れば何が災いするか分からないと二人を離す事を画策し、トソン大君は自分の祖父の計画通りイ・ゴンと袂を分かつ事になってしまうのだ。
イ・ゴンとトソン大君そしてミュンユン。若者達は権力争いに明け暮れる年長者たちの犠牲になり、混沌とした権力争いは続く。