会いたい 第１７話

ヘリがすべてを覚えていてジョンウの父親に近づいていったことを確認するために、ヘリの元に戻ったスヨン。
自分の言った一言一言をヘリがすべて覚えており、さらに全部なくなればいいのに・・・といったことからヘリが人を殺めることまでしていたことを知り衝撃を受けるスヨン。
「そんなことは信じない」と言いながらも自分の元を離れようとするスヨンの行動は、ヘリにとっては予想外の出来事。
ヘリにとっても、彼女の一挙手一投足を監視し、すべて彼女の言うとおりにしようとしていたのに、彼女は自分を愛してくれなかったこと、そしてジョンウの父親のせいで、母が自分の事さえも忘れてしまっていること・・すべては衝撃の事実だ。

スヨンには帰り家もあり、そばに寄り添ってくれるジョンウもいるが、ヘリの隣はスヨンしかいなかったのだ。
ヘリの極端な愛情は逆にスヨンを遠ざけてしまうだけなのに、愛された記憶のないヘリにとっては、執着することイコール愛することなのだ。
ジョンウとスヨンが母の元に帰り、幼さゆえどうしようもなかった悲劇に対してお互いの思いを話している時に、愛するが故に愛したが故にスヨンへの愛情が憎しみに変わっていくかのようなヘリ。

更に話が複雑になる要因が発覚。ジョンウの義母がヘリが誰なのか、スヨンが誰なのか気づいてしまうのだ。ジョンウの父との離婚を画策していた彼女にとってはヘリのお金は重要な資金源。
無防備にゆする彼女を安心させ、そして彼女を殺害するのだ。
自分を監視していたカメラでそれを目撃することになったスヨンだが、ヘリを止めることなどもちろんできず。
そして「自分を愛さなかった罰だ」という恐ろしい言葉とともに、彼女をすべての事件の犯人に仕立て上げるべく計画を実行するのだ。

ジョンウへの父親の暴行で逮捕された室長に「すべてはスヨンの指示でやったこと」と証言させ、ジョンウに音声合成ソフトでつくりあげたスヨンの声で電話をかけ・・・・
容疑者スヨンの出来上がりだ。
スヨンを助けるべく、元同僚たちに拳銃を向けるジョンウもあっさりと事件の容疑者の一人になってしまったではないか。

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復讐の連鎖は続く・・・・スヨンが彼の元を去ってしまった今、その暴走を止めるものは誰もおらず。
しかし、どうしてもヘリの幼さを感じてしまい、復讐そのものになかなか集中してドラマを楽しむことが出来ず。