検事から教授そして容疑者になってしまったヤン教授。
取り調べでは多くを語らず、かなり適当な国選弁護人をさりげなく振り回し、現場検証に臨むことになるヤン。
麻薬(ヒロポン)は洗面台に流し、低血糖の症状が出たソ教授には砂糖を溶かして飲ませたというものの、砂糖の袋はない。更に具合が悪かった教授が階段から落ちた際にフチなしメガネの鼻あてが階段に落ちたにも関わらず、部屋に残っていたメガネは別のメガネだったのだ。
メガネはどうやら教授が実の息子よりもかわいがっていたロースクールの生徒であるジュニが持ち去ったらしい。
憧れだった叔父がひき逃げ事故を性犯罪者であるイ・マノを使って隠そうとしたこと。賄賂をプレゼントだとしたこと。裏切りの気持ちで揺れるジュニもヤン教授と同様に容疑をかけられる立場だ。更に亡くなった教授が多額の遺産を甥であるジュニに残していた事が発覚し、彼の妻はジュニに遺産放棄を迫るのだ。
階段から落ちた際に頭を強く打った事も死亡の原因になりえるということで、再解剖まで行われる話になるのだが、そんな中拘束されているヤン教授が検事時代の裁判のせいで刺される事件が起こる。(こんな事が起こらないように別に収監するとかそういう配慮はないんだろうか・・・)珍しい血液型のヤン教授を助ける事になるのは、あのイ・マノだ。
こうやってドラマはどんどん、誰が犯人で誰が殺意を抱いていたのか?それとも殺意はなく事故だったのか・・・が複雑になり、そこに法曹界の師弟関係だの先輩後輩関係だのが複雑に絡んでくるのだ。一筋縄ではいかない。
更に、故意に教授を階段から突き落としたのでは?と疑われることになるジュニも、ロースクールでのその優秀さ故、「あいつが居なければ自分の成績が上がるかもしれない。」とこれまたエリート同士ならではの嫉妬が複雑に絡み合う。
再解剖により、階段の事故による脳出血と薬物の過剰摂取による死亡と死因の可能性が二つになってしまった事でヤン教授を拘束した検事のプライドにも関わる問題発生だ。それをヤン教授が揶揄するような態度を取った事で検事が「ヤン教授とジュニの共犯説」まで持ち出すとは・・・・
プライドがどんどん話を複雑にさせていく。。。。
空気を読む事のないヤン教授は飄々としているが、憧れだった叔父のひき逃げ事故や賄賂疑惑で心揺れるジュニは、ソ教授に妻が再解剖を許可したのは、墜落による脳への衝撃を死因にするためだった事までも知ってしまうのだ。これで心が折れない若者がいるだろうか・・・
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