私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

刑事ジョン・ルーサー フォールン・サン

2023-03-18 21:13:44 | 映画鑑賞

犯人を捕らえる事に執念を燃やす刑事を邪魔に思った犯人本人が取った方法は、彼の弱みを手に入れ、その情報を使って彼を刑務所に放り込む事だった。捜査中のやり過ぎと思われる手法の数々が公のものとなり、職を失い収監される事になる元刑事のルーサー。

意味もなく失踪し、更に何かに怯えるように自ら命を落とす人々。彼らは何か弱みを握られ、その弱みが公になることよりも、自らの死でその秘密を守る道を選択するのだ。自らは手を汚す事なく、弱みを握った事で人をコントロールする姑息な手法で人々を支配する男。

ルーサーは、塀の中にいるにも関わらず犯人逮捕に異常な執念を燃やし続け、警察はそのルーサーを利用して犯人逮捕に結びつけようとするのだ。お互いにそんな駆け引きを行いながらも、犯人の手がかりを辿っていく。

*****

ルーサー自身の発する言葉は非常に短い。多くを語らず、自らに課している何かを重荷に感じている風でもある。そんな彼が脱獄を企ててまで犯人逮捕に執念を燃やすのだ。ストーリー故、夜の場面が多く、何が行われているか目を凝らさないと分からない。身を挺して犯人を捕まえようとする元刑事の行動の数々に否が応でも緊張感が高まる。

犯人は相手を情報で支配し、罪を犯させる事で更に支配力を高めようとする。警察内部でも犯人の手法はパラサイトと呼ばれるも、彼自身は他人をコントロールすることで自らの支配力を過信し、異常な喜びを感じているのだ。その手法は非常に怖い・・

*****

ドラマから派生した映画との事だが、私はドラマの存在をまったく知らず、見終わってからドラマの存在を知った次第。ドラマの存在を知らずとも楽しめるきっちりしたストーリーだ。

Netflixで鑑賞


セブンイレブン サウナ北欧監修 特製カレーライス

2023-03-17 21:39:55 | なんということはない日常

特製カレーライスというストレートな名前からも分かるように、見た目は、皆が思うカレーライスそのものなシンプルなスタイル。

そして子どもの頃、夕食で食べたカレーのように野菜がごろっと入っている、いわゆる「具が大きい」カレーだ。

やや甘めのルーだけれど香ってくるスパイスの香りとその奥に感じるほのかな塩味。

サウナと汗は切っても切れない関係だし、サウナに入るのはかなり体力も消耗する事だろう。サウナ後、整った身体はエネルギーと塩分を求めているはず。エネルギー補給には大きめの野菜が、そしてスパイスの香りの奥に感じるほのかな塩味は、発汗で失われた塩分補給にピッタリだろう。

サウナ後にピッタリのカレーだろうな・・・とサウナの事を考えながら、完食。

 


心が軽くなった一言

2023-03-16 21:38:00 | なんということはない日常

「悪口を言う人にはどう対処したら?」お姉さまの回答が別格すぎた…!

叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」の一エピソードをテキストにおこして紹介した記事。

叶姉妹の恭子さんの言葉が心に響く日が来るとは思わなかった。

アップされている文章は「職場の悪口の交わし方の対処法」なのだが、私は悪口を「なんでも否定する人」と心の中で読み替えて読んだ。

正直、元気が出た。

*****
昼休みに目の前で私が新聞を読んでいれば「いまどき、新聞を取って読む人なんていないよね。ネットで記事が読めるのに・・・」と言われ、お弁当でなくコンビニで購入したレンチン麺を食べていると「塩分や脂分が多いから私は食べない」と言われ、乾燥芋を食べていれば、「それいくら?その値段なら外国産だよね?私は国産しか食べない事にしている」と言われる。

コロナ前は、特に返す言葉もないので、多分聞き流していたはずだ。

ただ、コロナ禍に入った頃からそれぞれの認識や常識を再確認するような場に直面する事が多くなったからだろうか。「私はそう思っている。皆も普通はそう思うでしょ?」と確認されることが多くなった。食べすぎ注意だなと、敢えて食が進みそうな白米でなく、玄米入りのご飯を食べている私に「玄米は消化するのに負担になるから身体に悪い。私は食べない」なんて言われても会話は続かない。私が毎朝立ち寄るコーヒー店を「なんでわざわざ入りづらい2階にあるのかしら?」と言われても、答えようがないのだ。

私は幸いな事にコロナの予防接種の副反応がほとんど出なかった。職場では苦しんだ人も多かったので、皆の副反応の話を黙って聞くだけだったのだが、そんな私の様子を見て「どうしてなんにも副反応が出ないの?皆こんなに辛いのに・・・副反応が出ないなんておかしくない?不公平じゃない?」と言われてからは、「話をするとなんだか辛いな・・・」と思い、雑談交流を止めようと決心した。

多分、私の中の否定なコメントに対する耐性ボックスが溢れてしまったのだと思う。

何でも否定されることに疲れてしまった・・・

そんな風に思っていた時だったので、この恭子さんの言葉が胸にしみた・・

 

 


コーラフラペチーノ

2023-03-15 21:39:01 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

見た目はコーヒーフロートのようなのだが、一口吸い込むと口の中一杯にコーラの香りが広がる。

エスプレッソショットとコーラが入っているフラペチーノで炭酸は入っていないので、普段は炭酸のシュワっとした感じに押されがちのコーラの香りがダイレクトに伝わってくる。

「炭酸がなくてもコーラは爽やかなんだな・・・」と、フラペチーノでコーラの魅力を再発見する。

たっぷりのミルクベースのソースは、子どもの頃飲んだアイスクリームの入ったクリームソーダや、見た目はやや地味だけれども食べると美味しかったコーラフロートの味を思い出させる。

********

東京の桜の開花日は昨日。今年は桜の便りを聞きながら、さくらフラペチーノを楽しむ人もいるんだろうな・・・と思っていたら、今日からスターバックスの店内はアメリカのダイナーの雰囲気になっていた。

やっぱりリアルな桜とさくら味のフラペチーノはなかなか一緒に楽しめないようになっているようだ。


桜の開花

2023-03-14 21:41:10 | なんということはない日常

【速報】東京の桜が開花 最も早い記録に並ぶ ソメイヨシノでは今年全国で最も早い開花

 

今日のお昼休み、靖国神社の標本木の様子を見に行く。

気象台の職員の方による開花の発表前だった為、遠目にもカメラやマイクが準備されているのが見え、更にその周辺にはそれを見守る人達がいるのも見えた。

私は一人、離れた所から様子を伺う。私と同じように近所に勤務先があり、昼休みにちょっと様子を見に来たという会社員の人達も結構沢山いたが、私と同様、遠くから様子を伺っているようだった。

靖国神社の標本木の開花が早いのは、それなりに年月を重ね、全体的な成長よりも、花を咲かせるということに集中できるような樹齢になったからと聞いた事があるが、本当なんだろうか・・・

*****

靖国神社南門前の交差点の角の枝垂桜が満開だった。

1年前、「スマホの露出設定を調整して桜のピンク色を綺麗に撮れる方法」というのを学んだはずだったのに、すっかり忘れてしまっていた。「オート露出機能」が働き、写真全体のバランスを調整してくれたのだろう。

ピンク色で綺麗だったはずなのに、花は少し黒っぽく写ってしまっている。

明日、チャンスがあればもう一度綺麗に撮影してみたいものだ。


第95回アカデミー賞

2023-03-13 21:35:20 | 映画鑑賞

下馬評通り、エブリシング・エブリウェア・オールアット・ワンスの圧勝と言っていい結果となったアカデミー賞。

第95回アカデミー賞 受賞者一覧

エブリシング・エブリウェア・オールアット・ワンスの作品賞を受賞はとても喜ばしい事だと思うが、映画の内容をカオスという単語を使わずに表すなら、パワフルという言葉がぴったりだろう。そのパワフルさ故に毒気に当てられたようなになる人もいるかもしれない。とにかくその勢いが凄い。

エブリシング・エブリウェア・オールアット・ワンス
*****

主演女優賞、助演女優賞、そして助演男優賞もエブリシング・エブリウェア・オールアット・ワンスの出演者が受賞したということは作品賞とはまたちょっと違う意味合いがあると思う。映画全体の様相はカオスを究めていても、それに対するキャラクター設定は、きっちりしていたということだろう。
行く先々のマルチバースの設定は各種あれど、そこでのキャラクター設定がはっきりしていたからこそ演じる俳優たちも役柄に集中し、それぞれのマルチバースにピッタリ合った振り切れた演技を見せる事が出来たのだと思う。

勿論、3人ともこれに至るまでの様々なキャリアがあっての受賞であることは誰もが認めるところだと思う。憑依したような演技で賞を手にする事もあれば、今回のような少し複合的な理由も相まって受賞することもあると思う。どちらも許容される雰囲気があっていいと思う。

主演女優賞を手にしたミシェール・ヨーは、日本のメディアでは、ジャッキーチェンとの共演や007のボンドガールについての紹介が殆どだと思うが、私はクレイジーリッチのヒットも今回の事に繋がっていたのではと勝手に思っている。
日本ではあまりヒットしなかったので話題にならないのかもしれないが、クレイジーリッチのヒットについてのインタビュー映像を見た時、ミシェール・ヨーはとても嬉しそうに映画について語り、「これがこれからに繋がる」という内容の話をしていた。まさにそれが繋がり、今回の受賞になったのだと思う。
****
出演した007の中でジェームス・ボンドに中国式タイプライターの入力方法を教える場面も出てくるように中華系と認識されている彼女。
しかしマレーシア系中国人の彼女は、中国語が話せても漢字は読めないと映画雑誌で読んだ事があるように記憶している。
彼女が活躍していた時代の香港映画は、台本の内容が事前に流出しアイデアが盗まれ先に同じような内容の映画が製作される事を恐れ、撮影当日にその日に撮る分の台本が手渡されるのみだったというのは、有名な話だ。私が読んだ記事は、彼女には口頭で内容が説明され、セリフを耳で聞いて覚えたという内容だったと思う。英語やマレー語等が使われる多民族国家のマレーシア出身の彼女らしいエピソードだと思う。

*****

長編アニメーション賞は、ギレルモ・デル・トロのピノッキオが受賞。

ネットフリックスを見られる人にはぜひお薦めしたい。


エブリシング・エブリウェア・オールアット・ワンス

2023-03-12 18:59:23 | 映画鑑賞

コインランドリーを経営し、父の介護をし、そして今時の娘の行動を理解し難いエブリン。夫は頼りなく、税務署には会計のずさんさを指摘され、心休まる時はないのだ。これ以上問題が起きても対応不能と思われる彼女に更なる問題が降りかかる。「僕は別のユニバースから来た。悪に苦しむ宇宙を救えるのは君だけだ」と、突然の夫からの告白。

*****

マルチバース(多元宇宙)は無限の可能性を秘めた世界だ。マルチバースには何人もの自分がおり、まったく別の人生を生きている。それらの力の自分にチャージして、悪を滅ぼす事が出来るのは、アメリカに西海岸でしがないコインランドリーを経営し、伝票の整理に追われる自分だと指名されるのだ。

マルチバースは、いくつもの「IF」を無条件に吸収し、別人の力をチャージするために必要なお下劣なおふざけも全て飲み込む。なるほど・・・・マルチバースは無限の可能性がある世界だと思わなければ、映画についていけない。少なくとも私は早々に「これはなんだ?と思ったらいけないんだ」と思い、とりあえず、全部を「なるほどね」と思う事にした。そして無限の可能性を秘めた世界の中で繰り広げられる家族の物語を楽しむ事にする。

*******

各マルチバースを渡り歩く際に各種の「IF」にかなりな情報量があり、なかなか字幕では全ての情報を入手する事が難しい。そもそもマルチバースに突入する前の家族のやり取りも、妻と夫は中国語(いわゆる普通語)と英語のミックス、介護が必要な父親の母国語はおそらく広東語、そして娘と恋人のやり取りは当然英語。それだけでも情報量が半端ないカオスだ。もともとの設定がカオスであるのに、字幕では処理しきれない細かい情報の抜け落ちが、更なるカオスを作り出しているではないかと思う。。。

*****

カンフースター、映画女優等等、何人もの彼女の姿はエブリンを演じるミシェール・ヨーのこれまでの出演作品に繋がっていく。これらも彼女が歩んで来た道なのだ。やや頼りない夫を演じるキー・ホイ・クァンの雰囲気、そして驚くような貫禄を見せるジェイミー・リー・カーティス。各種マルチバースを歩き渡る映像の中に彼らの歩んで来た歴史も観るような気持ちにもなる。

 

****

追記

主演女優賞を受賞した60歳のヨーは女性たちに「レディース、『あなたが一番輝ける時期はもう過ぎた』なんて誰にも言わせないで。絶対諦めないで」とスピーチ。

 


ギレルモ・デル・トロのピノッキオ

2023-03-11 20:31:12 | 映画鑑賞

第一次大戦下のイタリアで息子を意味のない爆撃で亡くし、長い間悲嘆にくれたゼペットは、得意の木工細工で息子ピノッキオを作り出す。森の精霊により命を吹き込まれたピノッキオをゼペットは亡くなった息子と身代わりとして育てようとするものの、生まれながらに好奇心旺盛で独立心の強いピノッキオは何も知らずに元気いっぱいだ。

ピノッキオをカーニバルの目玉にしようとする男の口車に乗せられ、ゼペットが多額の違約金を支払わなくて済むようにカーニバル一座の一員としてイタリア各地を巡業するようになるのだ。

操られない操り人形として、一座の花形になるピノッキオ。演目は可愛らしくとも軍国主義の影が見える国威発揚目的で、明るい舞台とは裏腹に働きの悪いメンバーは影で体罰を受ける。ピノッキオが半分はゼペットの元に送られていると信じる稼ぎも、全て男の懐だ。それを知ったピノッキオは、ムッソリーニの前でわざと軍を貶めるような演目を明るく演じる。

生まれた頃は欲望のまま生きるわんぱく坊主だったはずのピノッキオが、ゼペットを想い働きに出、友人を庇い、搾取する雇用主に憤りを感じ、彼なりの反旗を翻す。更に少年兵たちを育てる目的でカーニバルで国威掲揚の演目を演じていたピノッキオ自身が、「不死身の少年兵」として育成されるのだ。

ストップモーションアニメの温かさがなかったら目も当てられないような不幸と苦しみの連続だ。それでも、嘘をつくと伸びる鼻を持ち、死なない木の身体で生き続ける。辻褄の合わない切ない人生を何とか乗り越えるべく、とにかく前に進むピノッキオの姿が何とも切なく可愛らしく思える。

 

 


第95回アカデミー賞 一映画ファンとしての希望的考察

2023-03-10 22:26:45 | 映画鑑賞

映画を観る事は単純に自分の趣味なので、上映前の予告編や映画館の受付に並べられているチラシを参考に観る作品を決める事が殆どだが、それだけでは選択肢があまりにも狭まってしまう。

様々なジャンルの映画、そしてある程度の本数を見る事で、自分の中の基準を持っておきたい気持ちがある。

そんな時にはにはやっぱり「○○賞ノミネート」「○○賞最有力候補」という宣伝文句は一つの指針にはなる。

海図のない大海原を無鉄砲に泳ぐよりも、誰かのアドバイスを聞いて、最近の映画界のトレンドに触れたり、そんなトレンドに惑わされず独自の道を行く監督作品の新作の情報を知る事も楽しい。

一映画ファンの私にとって、アカデミー賞はそんなガイドブックのような役割だ。勿論、100%純粋で公平なガイドブックなどというのはあり得ない事も良く分かっている。

映画業界人の人が好む映画、賞と親和性の高い題材等々・・・アクション、サスペンス、スリラー、ラブコメ等が好きな私にとっては、自らは選ばないジャンルの映画ばかりが並ぶ年もあるが、それでも色々な目安になってくれているのは確かだ。

今年のノミネート作品でいうなら、「イニシェリン島の精霊」は、たとえマーティン・マクドナーの作品であっても、ノミネートという言葉を聞かなかったら、私の好みとしては選ばないジャンルの映画だった。でも、観てよかったと思う。自分の思いもつかない世界に誘ってくれる不思議な映画だった。

「イニシェリン島の精霊」 エンパイヤ・オブ・ライト フェイブルマンズ

RRR

****

撮影賞は「エンパイヤ・オブ・ライト」、歌曲賞は「RRR」のNaatu Naatu だったらいいなと思う。

 

Naatu Naatu Full Video Song (Telugu) [4K] | RRR | NTR,Ram Charan | MM Keeravaani | SS Rajamouli


千鳥ヶ淵近辺の桜

2023-03-09 21:36:52 | なんということはない日常

仕事で外に出る用事があったので、歩きながら桜の様子を眺める。

靖国通りを背に千鳥ヶ淵を眺める。インド大使館の前あたりは桜が綺麗に咲いている。

靖国神社の標本木周辺はまだ静かだ。

標本木の向かいに一本だけ綺麗に咲いていた。温かい日差しの中、カメラを向けている人がひっきりなしに行き来している。

九段会館テラスそばに移設された派出所の脇にも色が濃い目のサトザクラのカンザン(関山)が綺麗に咲いていた。

 

 

 

 

 


スンホン ネイバー記事検索番外編 (カカオ、SMエンタへTOB)

2023-03-08 21:34:20 | ソン・スンホン(宋承憲)

SMエンタ株、TOB価格上回る カカオの株取得に暗雲

少し前にはBTSを抱えるHYBEがSMエンターテイメントの株を取得して話題になっていたが、今度はカカオが対抗TOBに乗り出した事が話題になっている。

『韓国ネット大手のカカオは2016年に音楽配信サービス企業を買収してコンテンツ事業に参入し、今もエンタメ事業を拡大中』という新聞記事を読みながら、フーンと思っていたのだが、『カカオは日本でも人気のIVEが所属するスターシップエンターテイメントも傘下に収め音楽関連事業の拡大を進めている』という記事の後段を読み、俄然興味が湧いてきた。スンホンの所属しているプロダクションKINGKONG by STARSHIPはスターシップエンターテイメントの俳優部門だ。

スターシップエンターテイメントがカカオの傘下だということも私は知らなかったのだが、こんな風にちょっとでも興味のある事と関連していると思うと、TOBという私にはやや遠い話題でも俄然興味が湧いてくる。

しかし、カカオが参戦した事で逆にSMの株が上がるという現象が起こり、カカオは思ったほどは株を入手できていない様子。HYBEが更に前のめりになるだろうということでSMの株価がどんどん上がっているらしい。

 


九段 サクラ祭り

2023-03-08 21:15:08 | なんということはない日常

会社が九段に移転して3度目の春になるのだが、今年初めて「九段 サクラ祭り」というのぼり旗を見かける。

市ヶ谷駅前から靖国神社に向かう靖国通り沿いの商店で作る九段商店街振興組合のお祭りのようだ。

コロナでずっと中止になっていたのだろう。

どんな事でも、コロナ前に戻っているのを実感できるのはうれしい。

 


ミスタードーナツ 桜もちっとドーナツ

2023-03-07 21:25:46 | なんということはない日常

桜のつぼみに始まり五分咲き、満開、そして葉桜まで。桜を十二分に楽しもう(いや桜で徹底的に楽しもう)という心意気が伝わるネーミングと商品開発だ。

私は、桜色も鮮やかな満開と散り際の美しさの葉桜を選択。

満開バージョンは見た目も鮮やかな桜色で、食べながらテンションも高めになるが、葉桜のビジュアルはかなり渋めだ。薄っすらかかったうぐいす風の餡がしっとりとしており、和菓子の雰囲気が高まってくる。ドーナツとしてはしっとりねっとりしたうぐいす風の餡の食感がとても新鮮な感じだ。

葉桜はドーナツそのものが渋めのビジュアルからなのかそれとも表面についたうぐいす餡を守る為なのか、サクラをデザインした薄紙に包まれている。ビジュアルや手に取りやすさ等色々考えらえているんだろうな・・・などと思いを巡らせながらドーナツを完食。

 


ある日 真実のベール 第7,8話

2023-03-06 21:42:26 | ある日 真実のベール 韓国ドラマ

韓国の捜査や裁判は日本のそれと比べてとても速度が速いように思う。日本の場合は争点の整理だけでも何か月もかかるイメージを個人的には思っているのだが、「パッリパッリ(急いで!の意)文化」の韓国では、まったくスピード感が違う。
大体、裁判中に現場に足を運んでもまだ花が飾られて、現場の様子が生々しく残っているのだ。日本とは大違いだ。

ジュンハンは独自に捜査を行うものの(弁護士ではなく、もう刑事そのものの行動だが、これも致し方ないことか)決定的な証拠がつかめず、裁判そのものを大きく動かす事までは至らない。

裁判が進むについてスヒョンの面変わりが激しくなっていく。
表情が変わるというよりも、顔つきそのものが変わっていくのだ。当初のオドオドとした様子は影を潜め、「何を言っても信じて貰えない」という絶望感が面変わりをどんどん加速させていっているようだ。もう、顔つきも刑務所内での態度も、あの大学生だった頃の面影はどこにもない・・・

そして、陪審員の評定は無罪でも結局無期懲役を言い渡されるスヒョン。出来レースは覆る事はないのだ。

****

結局、判決後も一人捜査を続けるジュンハンが真犯人の証拠を見つけ、それを引退した刑事に差し出した事でスヒョンの無罪が確定するのだが、強気の検事は「裁判中にも入手した情報で慎重に調査を進めていた」と、自分たち発信でスヒョンの無罪を確定したかのようにさらっと報告。結局出来レースで傷つくのは元被告のみ・・・・スヒョンの諦めきったような表情が全部を物語っている。無罪が確定してももう以前の自分は戻ってこないのだ。

*****

ドラマでも大事なポイントになっていた医療機関で処方箋を出してもらう事で手に入れる事が出来た薬。スヒョンが苦しむ事になる遠因にもなった医療機関での違法処方箋・・・・このドラマだけでなく色々なドラマでも皮膚科に通うタレントたちが施術の際の痛みを和らげるために投与される薬(プロポフォール)がいわゆる麻薬だったという設定がよく出てくる。皮膚管理に非常に気を遣う韓国では皮膚科通いは特別な事ではないらしく、その際に投与されるという設定が作りやすいのだろう。ただ、あまりにも頻繁だと処方箋を出すのも怪しまれるということで、処方箋作成の際に金銭授受があったりという設定もドラマでよく見かけるもの・・・

 


フェイブルマンズ

2023-03-05 19:07:47 | 映画鑑賞

フェイブルマン家に生まれ、いわゆる真面目な理系の父と夢見る気質の感受性の強い母に育てられた少年が幼い頃どんな風に映像の世界に目覚め、それを忘れる事なくどんな風に成長していったのか。スピルバーグが自分の両親の姿を描きながら、自分の生い立ちを静かに語る映画だ。

タイトルがフェイブルマンズ(フェイブルマン家)ということに大きな意味があるのだろう。自分のバックグランドを見つめつつ、自分が映像の世界に足を踏み入れる決心を固めた時代の事を語る。直接語る事のなかった事を今改めて語る事が、スピルバーグにとっては大きな意味の有る事だったのだろう。

両親を演じるミッシェル・ウィリアムズとポール・ダノの二人からは子ども達を慈しむ気持ちが伝わってくるし、家族を愛する気持ちも伝わってくる。ただ人の感情は理性ではコントロール出来ないものもあり、息子のサミーが自分の撮影したフィルムからそんな思いを感じ取ってしまう様子も非常に切ない。高校卒業時のパーティ用のフィルムからは、自分が無意識に編集した映像が観た者に抱かせた感情に映像の持つ力を確信し、驚きと同時に映像の持つ力の恐ろしさも実感した事が伝わってくる。初めて観た映画「地上最大のショー」の衝突シーンに魅せられた子どもが、自分の作る映像の力にどのように向き合っていくようになったのかが、家族の歴史とともに語られるのだ。

直接的な映画制作時の話ではないが、彼の作品を見返した時、この映画を観た事で何かまた別の発見があるかもしれないと思う。

*****

サミー少年が「地上最大のショー」の衝突シーンを自分で再現しようとする場面を見ながら、トレーラーが執拗にセールスマンの車を追いかける『激突!』の事を思い出した。運転手の顔の見えないトレーラーが常軌を逸したあおり運転を仕掛け続ける映画で、スピルバーグの名前が有名になるきっかけとも言われているテレビ映画だ。単に、「衝突」と「激突」という単語が似ているから思い出したのかもしれないが、「きっと、少年時代にどんな風なアングルで撮影したら驚きを感じる映像が撮れるだろうか?と思った事が、『激突』にも活かされていたに違いない」などと一方的な拡大解釈をしながら映画のエピソードを楽しむ。

****

亡くなった父がジョン・フォードのファンであり(「怒りの葡萄」や「わが谷は緑なりき」よりも「駅馬車」や「荒野の決闘」がお気に入りのようであった)、『ちょっとした映画俳優よりジョン・フォード自身の方がよっぽど貫禄がある』と言っていたので、映像の世界に入る決心を固めたサミーがジョン・フォードに会うエピソードが印象的だった。デイヴィッド・リンチが葉巻をくゆらせて楽しそうに彼を演じているのは、何とも不思議な感じだった。