午後になると、一天にわかにかき曇り。激しい雷雨。その後はすっきり晴れて。夜中には豪雨。めまぐるしい天気が続く東京地方。南風が北風に変わって暑さ、寒さに右往左往。我が家の猫も何だか落ち着かない。
そんな中、ついつい晴天に誘われて自転車でぶらり。隅田川に架かる桜橋。下流は吾妻橋、上手は白髭橋。隅田川も大川と称せられるように、ゆったりと流れています。昭和30年代、40年代。青少年時代。工場汚水と生活汚水の垂れ流しで、汚れきった川になって悪臭をはなっていた川だったのを、つい鼻を曲げるほどの、あの悪臭とともに思い出します。当時は、どこの河川もひどくて、葛飾区内を流れる綾瀬川なども、汚れ度日本一、二を淀川と争っていたことも・・・。隔世の感があります。
春の花見、夏の花火・・・。土手沿いにのんびり散策できる環境に感謝です。
写真は、桜橋からの隅田川下流方向。豊かな水の流れです。
桜橋からのスカイツリー。
墨田区側。見番通り。かつての(今も)向島の料亭街への道筋。「須崎会館」の「須崎」は、かつての旧町名。左手奥の方に料亭がある。夕方になると、一頃は、小粋な芸者衆の姿や行き交う人力車、どこからともなく聞こえてくる三味線の音色など風流な雰囲気でしたが、最近はそのあたりをぶらつくこともない。果たして今は・・・。
墨堤通りに入ってすぐ。野口雨情の碑。
「序詞 都鳥さへ・・・」道路の向かい側は、「言問団子」。平安時代の歌人・在原業平が隅田川で詠んだ都鳥の歌にちなんでつけられたという。見番通りと墨堤通りの合流点近くにある古びたコンクリートの柱は、昭和の初めに作られた国旗掲揚塔。
「正岡子規仮寓の地」の碑。
「長命寺の桜餅」で有名な「山本や」の二階に仮住まいをしていたことがあるとか。
桜橋を渡ると、台東区。隅田公園の一角で公演をしていた「平成中村座」も5月27日で千秋楽。後片付けの真っ最中。
そのあたりからのスカイツリー。
あじさいがきれいでした。