パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

日本版ハロウィン(販促のイベント、それで幸せなら、、)

2015年11月03日 09時10分06秒 | あれこれ考えること

大騒ぎした後のゴミの片づけをした人がいるとか
DJポリスが活躍したとか、何かと話題の多かった
日本版ハロウィン

地方都市の還暦過ぎの家庭では、その騒ぎをテレビで知るだけで
その当事者としての参加する気持ちや、あたりに漂う雰囲気は
実感できない

なので、日本なのになんであんなに大騒ぎするのか!
と少しなにか言いたい気持ちを否定できないが
自分も若かったら無条件に受け入れていたかもしれない
と思うことにして、小言は少なめに(?)

ウィキペディアによると

ハロウィンはそもそも古代ケルト人が起源と考えられている祭りのこと。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある。

と解説にある

そうか、てっきりアメリカの行事かと思っていたが起源はヨーロッパか
でも民間行事となって、商業ベースに乗っかかったところがアメリカっぽい

で日本はというと、 

2014年のハロウィンの経済効果は1100億円に上り、バレンタインデーの1080億円、ホワイトデーの730億円を抜き去って、すでに6740億円のクリスマスに次ぐビッグイベントとなったそうだ

うーん、なるほど
ハロウィンを盛り上げるために、そのことが結果的に商売がうまく回ると考えて
ずっといろんな仕掛けをしてきた人は、このような数字を得た今は安堵している状況か!
この人達の地道な努力はわかるけど、でもなあ、、
 
最近では日本発の「よさこい祭り」が各地で流行っていて
必ずしも全部が全部アメリカの後追いしているばかりとは限らないが
あそこで踊られるのは、日本的なものではない
確かに盆踊り的なリズムでは、少し早めの音楽があったとしても
何かしっくり来ない気がするので
今踊られているほうが時代の雰囲気とか踊る側の衝動に近いものかもしれない 
 
それにしても、ハロウィンが終われば次は七五三、ボジョレー・ヌーボー騒ぎ、
次はクリスマス、その後はお正月、次は節分の太巻き、その後はヴァレンタイン
人はこうした経済活動に振り回されているとつくづく実感する 

結局のところ、現在では個人は生活者というよりは
消費者として括られることが多いのかもしれない

 

 
 

 

コメント
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