昨日、住民投票 報告&学習会 と銘うたれた集会にでかけた
場所は小牧市
小牧市といえば、少し前図書館のあり方について住民投票が行われたところで
半年前に住民投票を行った新城市のスタッフに出席のお誘いがあり
参加は加藤市議、それから住民投票において実質的に中心となって活躍された
太田、長谷川の両氏、それに好奇心が少し強いだけの自分
まずは、住民投票の経過の報告があった
ここで思わず苦笑いをしてしまいそうな場面がいくつかあった
小牧市のことを話されているにも関わらず、
まるで新城市のことを話されているのではということ
(後で行われた新城市の住民投票の経過を加藤市議が説明する時には
小牧市の方からも同様に苦笑いするシーンが多く見られた)
小牧市の住民投票では行政案に対して「反対」の判断が下された
部外者の我々がたまに見かけるニュースでは「白紙撤回」との
市長がの発言があって、新城市と違って住民投票の結果が反映されそうで
良かったですね!と声をかけたいところだったが
どうやら物事はそれほど簡単に行っていないらしい
白紙撤回というものの、反対意見が多くを占めた原因・理由の分析を
しなくてはならない
場所が問題か、TSUTAYAが問題か、それとも、、、
一見妥当そうな市長のこの発言は、新城市でも言葉の技術的な使用によって
困惑を経験している身にとっても、また小牧市民の方々にとっても
不安を感じさせるものらしい
それで、市長に「懇談および市民への情報提供資料の提供・公開」について
6つの質問を11月18日までに回答してもらえうように要請書(質問状)を提出している
このあたりの活動は新城市の「求める会」の行ってきた行動と似ているので
真面目に取り組んでいる方々は同じような行動をするものだと認識した
それにしても小牧市も新城市は特にだが、市長の突然の記者発表、
そして新聞掲載には困惑を覚えることがあるようだ
小牧市の方々はマスコミ発信力についてもそれなりの力は持っておられるようで
情報の提供が一方的ではないらしいので、それが少しうらやましい
うらやましいと言えばこの会場に集った方々は女性の方が多かった
そして若い方も見受けられたこと
新城市でこの手の会議を行うと圧倒的に男性が多く、それに小牧市と比べて
年齢層が高い
問題となっている「図書館」と問題が女性の実生活に関わりイメージしやすい
ためらしい
勉強会として多くの時間を割いたのが、元田原市図書館長を務めた 森下 芳則氏の講演
これには正直驚きがあった
まず図書館は「館」と言われるように建物とか、中の設備とか、収蔵本についての機能だけだと
思っていたら、そんなことではなく、自動車文庫として外に出てその車に医師や医療機器を積んで
活動し喜ばれたとか、生活相談員や農業技術者が同乗し、生活改善や農作物の病害虫駆除、土壌検査
などの活動も行われていたとの例が紹介された
図書館とは、建物のことではなくもっと大きな目的のための 一つのアイテムということかもしれない
自分は本が好きな方なので、どうしても「本は読むべき」という考えになりがちで
森下氏の用意された資料のなかのブレア元首相の
「7歳の子供の読書量が20年後のイギリスの存在価値を決める」
には無条件に同意したい気分
多く語られたが、そこから感じられることは
やはり図書館の問題は、図書館という建物の問題では完結しないということ
文化の継承から始まってそもそもの文化とは何か、地元の宝とは何か
図書館を運営するのはどこが真にふさわしいのか(民間か行政か)
そして図書館で働く人びとの雇用のありかたetc
具体的な図書館自体の話題から離れて、この集会の最後に意見交換会が
行われた
会場には遠く山口県から市議の方も来られていた
そしてこの意見交換会で発言される方の熱いこと!
世の中は本当に少しづつ、未熟かも知れないが
庶民が(痛い思いをしならがら、それが知恵となって)
自分たちの力で変えようとしているのかもしれない
(自分が知らなかっただけかもしれない?)