サッカーにおいて、キャプテンはどのポジションの選手が多いか?
をチェックすると、多くは後ろ目のポジションの人が多い
センターバックとかボランチがどの国でも多いようだ
これはポジション別の選手の性格を想像すると納得がいく
プレーにおいて後ろの選手は、前で起きていることを冷静に眺め
次に起きそうなことに対処すべく行動を起こす(位置の変更とか声をかけるとか)
彼のポジションはミスがないことが要求される
FWの選手が何回もミスっても、たった一回のチャンスをものにすれば英雄視される
のと比べると大きな違いだ
積極的な守備があるとしても、基本的には守備は対処だ
ボールを動かされて、体力の消耗をさせられて、それでも集中力を切らさずに
黙々と自分のプレーを続ける
まるでマゾっ気の多いようなポジションだが、やる方はこれが(予想する、読むのが)
結構楽しいと感じたり充実感を覚えている
この後ろのポジションの人にFWのポジションをさせてみると(コーチ時代に子どもにやらせたが)
彼はプレーが守りのような対処ではなくて、自らが広大な前の空間をどのように開拓していくか
が要求されるので、何をどうしたら良いかわからないとこぼした
一方FW志向の選手は、自分が何をやっても許されるので嬉しくて仕方がない
大きくなって、また強くなればなるほど攻めも決まりが多くなって、子供時代ほど自由ではないが
それでも肝心な時はひらめきに似た感性が要求される
先程の反対で、FWの選手にDFのポジションをやらせると、小学生のレベルではボールのある方につられ動いてしまい
イライラを募らせることになった
人にはいろんな性格があって、いい組み合わせがいいチームをつくることになるが
これをまとめるのは直感的なひらめきをするタイプより、我慢強い分析的な考えをする人のほうが信用されやすい
ポジション別性格は、FWは目立ちたりがりや、バンドならヴォーカル的な人
MF,DFは温厚で冷静なタイプが多い気がする(闘莉王とか柱谷という例外もいたが)
今の日本は、(サッカーにおける)先を読んで適切な対処ができて
しかも怒らないキャプテンのような性格の人材が求められすぎていないだろうか
先が読めない時は、先を自らが作っていくちょいと自由すぎる性格の人が必要だと思うが
このタイプを許容する雰囲気があまりにも欠けていないか
韓国の良いFW(最近はソンフンミン)が生まれるにの対し、
日本は責任が余り問われることのないMFに良い選手が多いのは、偶然ではないような気がしている