昔、原稿用紙で100枚を超える物語に挑戦したことがあった
勢いに任せて書き進めていったが途中で収集がつかなくなってあえなく挫折!
今は、そんなこともあった!と思い出だけになっていたが
先日、知人に「なにか書いたことはあった?」と聞かれて
久しぶりにこのことを思い出した
そこで知人には大まかなストーリーを話し始めたが、案外忘れていた
謎が多くて面白そう、、と自己評価していて
一度だけ途中の段階のそれを見せた人があった
今も書棚のある場所にそれ(原稿用紙)はとってある
読み返せばその当時のことを思い出しかもしれない
自分でつくっておいて記憶が曖昧なのは情けないが
必死に思い出せば思い出せるかもしれない、、と
振り返るのも悪くないかもしれない
舞台は何故か外国で、中心人物はフランスの女の子の告白から始まる
彼女は田舎の友人たちとは自分が少し変わっているいる人間であることは自覚していた
そして変わっている自分を産んだ母は、田舎の平凡な父と結婚して
自分と兄を育てたのはなんとなく納得できない思いでいた
母はもっと別の人と結ばれるべきだった思っていた
(父のことは好きだが、その思いは消し去ることはできなかった)
母は彼女が小さい時になにかの理由で亡くなった
その理由は父も祖母も何故かみんな口を閉じていた
兄は成長して画家になった
そして彼はある時、絵画コンクールで賞を得た
だが、彼はそれを少しも喜ばなかった
青い目のマリーは夏休みの旅に出た
電車の中で同じくらいの年齢の女性に会い、話が盛り上がった
彼女は電車で知り合った若い男と直ぐに関係を持つような行動的な人だった
男と女の関係というのは、、、理屈じゃないかもしれない
夏休みで訪れた場所は海沿いの観光地
そこで彼女は一人の日本人の男性から声をかけられた
「◯◯さんの娘さんではないですか?」と
彼は母をよく知る人だった
というより母の運命の人だった
彼は画家で、母とは結婚寸前まで行ったことを告げ
彼が母から受け取った最後の手紙を大事に所有しており
それを娘であるマリーに見せた
そこに書かれていたのは、普通の生活を安心して迎えるタイプの
平凡な人間である自分は(母は)精神の活動を至上のものとする人とは
一緒になれない、、ということが綿々と書かれていた
母が平凡な父を選んだのは理由のあることだった
話は兄の独白に変わる
兄が受賞した作品は実は模写したものだった
それは母が日本人の画家からプレゼントされた作品で
兄はある時それを見つけ、魅入られて必死に模写したのだった
たまたまそれを応募して、受賞などしてしまったから彼の悩みは深くなった
あの作品は自分のつくったものではない
それどころか、自分にはそもそも最初からそういう特別な能力はないのではないか
創造者の資格はないのではないか、、
彼の苦悩は続く
このあたりから自分の能力では話にまとまりがつかなくなって
訳がわからなくなっていく
最後に母の死は実は事故によるものだが、その事故は青い目のマリーが
幼いときに間接的に引き起こしたものだった
家族は幼すぎて記憶が残っていないマリーにはそのことを知らせないように
口をつぐんでいたのだった
さあ、ここからどうまとめるか!
真の創造者はここからの馬力が違う
物語の母とか兄のように平凡な人間である自分は
結局は、未完のまま討ち死に!
今は、いい思い出となっているわけだ
こうして振り返ってみるもの悪くないかもしれない
さてこれからは、思い出に浸るか、再挑戦にトライするか、、、
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