パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

都会と地方、大企業と中小企業(資本主義の行き先は?)

2010年10月02日 19時09分06秒 | Weblog
世の中のくくり方、理解の仕方はいろいろあるけれど
最近の日本の状況を考える時
好不況の波が大きく見れば循環する
と言われてもなんだか実感がない

伸びる分野、伸びる地域に市場を求めて
活動するのが王道と
客観的に諭されても何か違うのではないか?
の気持ちを抑える事ができない

このくくり方を都会と地方と分けると
いやもっと端的に大企業と中小零細と分けると
それは景気の良し悪しでは片付けられない気がする

今、再読しているレーニンの帝国主義論
そこで取り上げられる資本主義の発展の最終型
独占から金融資本主義、そして帝国主義に、、、
これは、なるほどその通りかもしれない!

そもそも資本主義を構成する人間の習性
そして資本というものの要求する姿は
残念ながら、おおらかに自由と平等を謳う理想的民主主義では
手に負えないのではないのか?
そんな風に悲観的に考えてしまう

ならばどうすれば良いのか?

ここからが大変
正直解決法が見つからない

こんなもん!と諦めて
せめて自分は勝ち組なるべく努力をしても
競争の勝者は相対的で皆が勝てる訳ではないし
おまけにゼロサム社会は住みにくい

今の世の中、全てがお金に換算される傾向にある
お金では測れないもの、お金以上に大事なもの
その存在を認め、多くの人がそこに価値を求める様になれば
良いのだけれど、残念ながらこれはあまりにもロマンティックすぎる

しかし、システムをどうのこうの言う前に
人としていかにあるべきかを
個人個人が考える様にならない限りは
全体的にはよくならないような気がするが、、
これも遠い話かな?

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