イワイチョウ(岩銀杏)
<ミツガシワ科イワイチョウ属>
高山の湿地に生える多年草。
群生することが多い。
葉の形がイチョウの葉に似ているのが名の由来なのだが、
そんなに似ているわけでもない。
独特の形の葉は似たものがなく、識別しやすい。
葉は根元につき、長い柄があり腎形で厚い。
表面は光沢があり、縁には細かい鋸歯がある。
20~40センチの花茎を立て白色の花を多数つける。
花冠は深く5裂し、ふちにはしわがあり、中央に縦に走るひだがある。
萼も深く5裂する。
地下茎は肥厚して横に伸び、ひげ根を出す。
和名は岩のある所に生え、イチョウの葉に似る?ことによる。
(葉は独特なので区別しやすい)