エビスグサ(夷草)
<マメ科カワラケッメイ属>
熱帯アメリカ原産の帰化植物。
薬用植物として栽培されたが、
本州から沖縄にかけて帰化している。
黄色い花を1個~2個つけ、
のちに豆果を結ぶ。
名前の夷草(エビスグサ)は
異国から渡来した草と言う意味だそうだ。
エビスグサ(夷草)
<マメ科カワラケッメイ属>
熱帯アメリカ原産の帰化植物。
薬用植物として栽培されたが、
本州から沖縄にかけて帰化している。
黄色い花を1個~2個つけ、
のちに豆果を結ぶ。
名前の夷草(エビスグサ)は
異国から渡来した草と言う意味だそうだ。
メドハギ(蓍萩)
<マメ科ハギ属>
本当に目立たない小さな花。
よく枝分かれし、低木状になる。
まだ、咲き始めたばかりで、
花を見つけるのに苦労した。
葉ばかりが目立ち、
密に互生する。
花は葉のわきに2~4個集まってつく。
花弁は7ミリほど。
白黄色で紫の線がある。
萼は深く5裂する。
名の由来は茎の葉をしごいて落とし、
占いの蓍(めどき)に用いたことから
と言われている。
アザミゲシ(薊芥子)
<ケシ科アザミゲシ属>
原産地はメキシコで一年草。
現在は一部で野生化しているそうだ。
葉は薊のように羽状に裂け棘があり、互生する。
葉には白い脈があり、葉や茎を傷つけると
有毒の黄色い汁を出すそうだ。
茎の先に径4~7センチの
黄色い芥子のような花をつける。
花弁は4~6枚。
棘のある葉が薊に似て、
花は芥子に似ていることからこの名がついた。
小石川植物園にて。
ヤブミョウガ(藪茗荷)
<ツユクサ科ヤブミョウガ属>
山地の林内などに生える多年草。
根は白色で長く横に這う。
ヤブミョウガ(藪茗荷)の花。
花は白色で径7~10ミリ。
群生して咲く。
果実は青藍色に熟す。
花と実が一緒についている。
クズ(葛)の花
<マメ科クズ属>
山野のいたるところで
見られるつる状草本。
土手や河原などを、
他の植物を覆うように生い茂ることがある。
長さ1,8~2センチの蝶形花が穂状に
集まって咲く。
花色は紅紫色で甘い香りがする。
葉は3小葉からなり、
1枚の小葉は10~15センチと大きく
裏に白い毛が密に生えている。
根は太く大きく、
でんぷんを含んで、葛粉がとれる。
今年はなぜか、
葛の花になかなか出会えなかった。
クコ(枸杞)の花
<ナス科クコ属>
川の土手や溝の縁などにはえる
落葉低木。
茎は根元から束生し、
枝は弓状に曲がって垂れ下がる。
若枝には棘状の小枝がある。
葉は束生し、
質はやわらかい。
葉脈に径1センチほどの紫色の花を1~4個束生する。
花冠は鐘形で先は5裂する。
果実は楕円形の液果で、
橙紅色に熟し食べられる。
ナツザキツツジ(夏咲躑躅)
<ツツジ科ツツジ属>
ツツジ科の半落葉樹。
この暑い時に、
橙色のツツジが燃えるように咲いていた。
アメリカ南東部の渓谷沿いに分布する灌木。
葉も枝も無毛で、
輪生状に互生。長い蕊が目立つ。
アメリカでもこの種は絶滅危惧種になっている。
小石川植物園にて。
イヌビワ(犬枇杷)
<クワ科イチジク属>
山地や丘陵に生える落葉低木。
大きな植物園、公園などにはよく見られる。
黒く熟したものは食べられ、
どちらかと言えばイチジクの味がして甘い。
小石川植物園にて。
葉は倒卵形で、
本年枝の葉脈に花のうが1個つき、
雌雄異株。
雌花のうは実の先が広がった形になり、
赤くはなるが食べられない。
まだ青い実。
葉が細いものは
ホソバイヌビワと言って、赤塚植物園の入り口にある。
アキカラマツ(秋唐松)
<キンポウゲ科からマツソウ属>
山野に生える多年草。
茎は高いと1メートル以上になり、
上部はよく枝分かれする。
葉は2~4回3出複葉で、
小葉は円形または楕円形。
茎の先に大きな円錐花序をだし、
淡黄白色の小さな花を多数つける。
花は径8ミリほどで、
萼は花びら状で3~4個あり、
長さ4ミリで早く落ちる。
淡黄色の松葉のような小さな花が
愛らしい。
花が咲いている間はこんもりしていて
見がいがある。
小さな白淡黄色が繊細そう。
ミズカンナ(水蘭蕉)
<クズウコン科ミズカンナ属>
北アメリカが原産地で湿地に生える。
和名の由来は
葉がカンナにそっくりなことから。
草丈は1~3メートルで、
葉の長さは60センチぐらいある。
枝先に集散花序をつけ、
紫色の花を多数つける。
紫色の花と白い萼が混ざって綺麗だ。
花後は黒紫色をした球形の実がつく。
水の中に生えている。
紫の濃い花が美しい。