IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

日々の食事や美術展巡り、スポーツ観戦記などもつれづれなるままに書いています。

2015.07.02 京都観光(その3) 京都国立近代美術館『北大路魯山人の美 和食の天才』★4 ほか

2015年07月02日 23時09分45秒 | イベント・アートなど

今日もまたまた京都観光です。まずは京都国立近代美術館





京都国立近代美術館は宿泊ホテルから徒歩で行ける距離。
神宮通を歩くと平安神宮の巨大な大鳥居が見えます。





その大鳥居の向かって左が京都国立近代美術館。
『北大路魯山人の美 和食の天才』がお目当て。





大鳥居の向かって右の京都市美術館では『ルーヴル美術館展』
開催中だったのですが、他にも予定があるので、こちらはスルー。





『北大路魯山人の美 和食の天才』はユネスコ無形文化遺産登録記念に
企画されたようですが、マンガ『美味しんぼ』『おせん』
北大路魯山人が登場します。現代日本の食文化を語る上で
外すことができない美食家であり芸術家である人です。



氏の作品展は東京の世田谷美術館で最初に観て、
その後名古屋でも観た記憶があります。そして今回。
過去に観たものも改めて展示されており、懐かしさも感じました。

展示内容は、氏の書もあれば鉄工品(行灯)などもあるのですが、
ほとんどが陶磁器。素朴な陶器もあれば、精緻な磁器もあるので、
腕は確かなのでしょう。「食器は料理の着物だ」としているところが
ユニークではありますが、氏の器に映える料理はどんなのだろうと
ちょっと考え込んだりもしました。

展示の最後のほうで、寿司屋の『銀座久兵衛』のカウンターを
俯瞰で写したビデオをテーブルに映写しているコーナーがあり、
カウンターの上の魯山人の皿に寿司を盛って客がつまむ映像。
椅子も用意されていて、そこに座ると『銀座久兵衛』の
カウンターに座っているかのような雰囲気が味わえて面白かったです。





一つ上の階では『ポスターにみる ミュージカル映画の世界』が開催。
カラー映画を「総天然色」とか「テクニカラー」とか表示していた時代のポスターたち。
古い映画なのでほとんど見たことないものばかりでしたが、
『Singin' in the Rain』とか『紳士は金髪がお好き』など、有名なものがたくさん。
オリジナルタイトルと日本語のタイトルがかけ離れているものがいくつもあり、
それが面白くもありました。








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2015.07.01の夕食 『晩boo(ばんぶう)東山三条店』でちょっとリッチに

2015年07月02日 07時31分32秒 | 外食

7月1日の夕食は、宿泊先の最寄り駅・東山の近辺をウロウロして
鮎や沢ガニが店頭の水槽で飼われていた『晩boo(ばんぶう)東山三条店』に入ってみました。





とりあえずのビールはハートランド(税別600円)。
乾いたノドにスイスイ入ります(笑)。





お通しは枝豆・ハモの天ぷらにスイートコーンのスープ





すぐ出来るものということで注文したのが
牛スジこんにゃくの春巻き(700円)。
牛スジとこんにゃくを春巻きにするというアイデアにビックリ。
全体的には美味しかったですが、牛スジとこんにゃくの食感が
似通っていて、どっちがどっちなのか分からなかったのが残念。





マグロのほっぺのお造り(980円)。
予想よりもボリュームがありました。
トロでも赤みでもない独特の食感。





マテ貝の醤油焼き(700円)。
これまた10本とボリュームたっぷり。
美味しかったのですが、貝を醤油で焼くと
みんな同じような味になりますね(笑)。






日本酒『黄金閣』(600円)と『白銀閣』(800円)。それぞれ180mℓ。
『黄金閣』(青竹のほう)は鹿苑寺金閣御用達の純米酒で金箔入り。
『白銀閣』は慈照寺銀閣御用達の純米吟醸酒で銀箔入り。





青竹から杯にそそぐのはなかなか風情があります。
実際に冷酒の温度が上がらない効果もあるような気がします。

味は正直なところ違いが分かりませんでした(笑)。
どちらも美味しかったですが。
ちなみに2つを一度に頼む客は初めてだったようです(爆)。





鮎のお造り(1,200円?)。
生きた鮎を水槽から取ってさばくので少し時間がかかると言われました。
なかなか豪華な盛りつけ。
臭みもなく非常に美味でした。
頭と背骨がもったいない気がしましたが・・・




皿を下げたあと、鮎の頭と背骨は骨せんべいにして出してくれました。
サプライズでビックリ。サクサクで美味でした。





サヨリの干物の炭焼き(600円)。
ずいぶんレアな焼き具合のが出てきたなぁと思ったら、
小型の火鉢が出てきました(笑)。自分で焼く趣向です。





自分の好みの焼き具合にできるのでいいですね。
サンマと似ているものの脂の少ないサヨリですが、
干物になって味が凝縮し、美味でした。





締めは鯖のへしこのお茶漬け(600円)。
これがとてつもなく美味で感動的でした。
これだけまた食べに来たいぐらいでした。
ただ、茄子の糠漬けはちょっと漬け過ぎで酸っぱかったデス。



こんな感じで美味なる夜を堪能しましたが、トータル7,530円!
予想通りではありますが、ちょっと贅沢しすぎたかな?(笑)。


コメント (2)
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2015.07.01 京都観光(その2) 相国寺 承天閣美術館『伊藤若冲と琳派の世界』★5

2015年07月02日 06時30分57秒 | イベント・アートなど




今日は京博で半日つぶしてホテルにチェックインするつもりでしたが、
京博を出たのが午後2時半ぐらいだったので、もう1つどこかに行こうかと。
で、思い立ったのが相国寺 承天閣美術館

公式サイト:臨済宗相国寺派承天閣美術館

路線的に行きやすかったのと、『伊藤若冲と琳派の世界』という、
トンカツとカレーライスを併せたカツカレーのような(笑)展示内容だったので。
最寄り駅の出町柳駅から少し歩かなければならないようであることから
どうしたものかと思ったのですが、せっかくなので。





カメラ機材一式と着替えも全部持ち運ばなければならなかったので、
汗ダラダラ状態でようやく目的地に。




現地で初めて知ったのですが、相国寺は足利義満によって作られた寺で、
実質的には京都五山を管理する立場の禅寺。金閣、銀閣もその管理下にあるとのこと。
相国寺の本堂は重要文化財になっています。

承天閣美術館は昭和59年に作られたものですが、相国寺、金閣、銀閣のお宝を
管理展示するための美術館で、野々村仁清、本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、
尾形乾山、さらには伊藤若冲などの超有名人の作が展示されていました。
特に若冲については鹿苑寺(金閣)の大書院旧障壁画がたくさん展示されていて、
若冲ファン必見の内容となっていました。
墨一色で鶏と野菜を六曲一双にしたためた『群鶏蔬菜図屏風』は圧巻だし、
『葡萄小禽図襖絵』も素晴らしい。ほかに重要文化財の『蔦の細道図屏風』(俵屋宗達)、
『赤楽茶碗』(本阿弥光悦)なども見ることができました。

展示スペースは京博の何分の一かでしたが、ワタシの好きな
琳派、若冲の作品がこれでもかというぐらいに展示されていて、
素晴らしいとしか言いようのない内容でした。
頑張って訪れて大正解でした。



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