京都最後(になるのかな?)の晩ごはんは
コンビニ弁当をホテルの部屋で食べようかとも思ったのですが、
せっかくなので、東山駅近くの商店街にある洋風居酒屋『BEER Komachi』に入りました。
地ビールを始め、いろんなビールがウリの店のようです。
メニューはこんな感じ。本当はビールのメニューはあと2ページありましたが未撮影。
まず注文したビールは京都醸造『一意専心』(京都府/6.5%/650円)。
アルコール度数はやや高めですが、味は普通に美味しい普通のビール(笑)。
最初の料理は京野菜のバーニャカウダ(760円)。
バーニャカウダが初めてなら、京野菜もあまりいただいたことがなく、
期待で楽しみに思いながら注文。
出て来たのは茄子、ベビー大根(?)、茗荷など、イロイロ。
中央のオレンジ色のものはほおずきだそうです。
ほおずきを食べたのはたぶん初めて。甘い品種のようで、
フルーツのようでした。
ところで、バーニャカウダがワタシの知識の内容とは違うようで、
お店の人に聞いてみたら、やはりアレンジしているということでした。
本来ならオリーブオイル、ニンニク、アンチョビペーストでできた
温かいディップソースのはずですが、でてきたものはマヨネーズに近いものでした。
暑い時期なので、クリームでのばして冷たいまま出しているとのこと。
美味しかったので問題なしと言いたいところですが、
それならそうとメニューに書いておいてほしかったところです。
2杯目のビールは『富士桜高原麦酒 ラオホ』(山梨県/5.5%/650円)。
薫製ビールということで、頼んでみましたが、ハーフ&ハーフに似た色。
黒ビールとはちょっと違った味わいでした。
2皿目は京のおばんざいオムレツ(600円)。
その日によって、中の具材が違うようですが、
今日はゴボウとレンコンのきんぴら。
ほかにニンジンと糸こんにゃくも入っていました。
たこ焼きソースがかかっていて美味。
3杯目のビールは『ブリュードッグ ハードコア インペリアル IPA』(イングランド/9.2%/750円)。
ハードコアって何やねん?と思いつつ、9.2%というビールとは思えない度数に惹かれて注文。
飲んでみると、華やかな香りが感じられるものの、アルコール度数が高そうには感じませんでした。
最後の一皿は骨つき鶏もも肉の黒ビール煮(1,200円)。
煮込み料理なので少し時間がかかるだろうと思っていたら、
やはりそうでした。とはいえ、鶏もも肉を焼いて煮込むのに
3つのフライパンを使っていて、さらに付け合わせの野菜は
別のフライパンで焼いていて、マッシュポテトはさらに別。
かなり手間のかかる料理のようで、値段だけのことはありそうです(笑)。
食べてみると、汁がなかなか濃厚で少し甘辛い感じでとろみがあり美味。
写真では分かりづらいですが、鶏もも肉の下は茄子、カボチャ、長芋、マッシュポテト。
茄子、カボチャ、長芋はグリルしてあるようです。
そんなわけで、ビール3杯も料理3皿もいずれも美味。当たりのお店でした。
値段は4,610円となりましたが、十分納得の内容でした。
遅くなりましたが、2日の夕食です。
錦市場入り口のところに伊藤若冲のいわれの看板が壁に貼られていたので、
その店/豆腐料理の店『そや』に入ってみることにしました。
このお店が若冲の生家跡であるかどうかはわからないとのことでした(笑)。
店の中の雰囲気はこんな感じ。
メニューは豆腐料理のコース2,500円と豆腐と湯葉のコース3,000円の2つのみ。
2,500円のコースで釜飯か湯葉丼のどちらか(+500円)を注文するなら
3,000円のコースにはそれらが含まれているので、別料理がつくぶん
オトクとのことで、3,000円コースを注文しました。
まずは歩き回った後ののどを潤すために白にごりのビール(ベルギー産/550円)。
銀河高原ビールのような生酵母が入った味。
特別好きでもないですが、特別嫌いでもないです。
なお、缶は逆置きにするために印刷が逆さまになっています。
お通しは汲み上げ湯葉。湯葉と豆乳です。
ビールを飲み干して、次は日本酒です。
お店の人のオススメの『城陽』(京都)を注文しました。
ねっとり系で美味でした。
続いて揚げ出し豆腐 ハモのだしです。
だしはハモ以外になにかピリリとした植物も入っているようでした。
ややあっさりしただし汁でしたが、悪くありませんでした。
前菜3種盛りは・・・湯葉巻きハモ、醤油漬け茗荷豆腐、冷野菜。
湯葉巻きハモは紅しそがアクセント。
醤油漬け茗荷豆腐は茗荷がイイ感じ。
冷野菜には生麩、焼いた満願寺唐辛子、揚げたカボチャのスライス、
生のオクラが入っていて、調理法の違いがいい感じ。
主菜の白いイタリアン豆乳鍋(白トリュフときのこ)。
きのこはブナシメジとえのき。
白トリュフなのかブナシメジなのか、香りは強かったです。
粉チーズでさらに濃厚な汁に。
次の日本酒は『醸し人 九平次』(愛知県)。
以前、横浜の和食屋で呑んで美味しかったので再注文。
舌にピリリとした感触がありましたが、美味。
ご飯は湯葉丼を注文したのですが、とろみのある餡が
かかっており、汗だくになっていただきました(笑)。
デザートは梅のゼリー。
梅干しを乾燥させて粉々にした粒が振りかけてあるほか、
ゼリーにも梅干しの味が入っていました。
食後の飲み物はゆず茶。
ゆずのジャムをお湯で溶いたもの。
正直なところ、お腹いっぱいで飲むのも苦しかったので、
8割がた残して店を出ることにしました。