チームの皆さんが祝ってくれました

実は今日、私の誕生日でした。
もはや何歳なんだか自分も覚えていない状況なのですが、チームの保護者の方が練習の合間にさりげなく「先生のお誕生日はいつですか?」と私に聞いて下さっていて、内緒で準備をしてくださったのです。

用意して下さったのは手作りのプチケーキ。何よりのプレゼントでした。
本当にありがとうございました。

練習の休憩時間中に子どもたちと一緒にいただきましたが、練習で疲れている体には甘~いものが一番ありがたい。とてもおいしかったです。


練習の方は、6月の「支部順位決定戦」や7月の「アンダー10大会」に向けて、レシーブ力を高めることを目標に、レシーブ陣を集中特訓しました。その甲斐あって、かなり上達しましたね。動き回り、顔を真っ赤にして「暑い!暑い!」と言いながら頑張っていました。
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雑草の天ぷら

小学生バレーボールで私が懇意にしている方が九州にいます。宮崎県の東海(とうみ)少女バレーチーム監督のOOYAMAさんです。

辰巳ジャンプが全盛期だった2004~05年、東海少女バレーチームも同じように全国大会出場を勝ち取れる状況にありました。私たちはお互いを励まし合いながら、「東京体育館で対戦したい!」という大きな夢を持ってチーム指導をしていました。残念ながらその時には夢の実現はなりませんでしたが、二人ともその夢をあきらめたわけではありません。監督が夢を追い続けてこそ、子どもたちも大きく育つという確信を持っています。

その東海少女バレーチームも「監督ブログ」で考えを伝えています。
4月29日にはチームレクリェーションの日だったようで、本当に楽しそうな様子が報告されています。

なんとなんと、校庭の雑草を集めて、天ぷらパーティーをしたそうです。
そうなんですよね、そのへんに生えている草って、けっこう食べられるんですよね。
私自身、子どものころには、母親とよく雑草を摘んではお浸しにしたり、天ぷらにしたりしては食べていました。

辰巳ジャンプもこうした取り組み、できないかなぁ(笑)
「辰巳の森」という東京有数の自然環境に恵まれているし、きっと食べられる草がたくさんあると思うのですけどね。

バレーボールだけではなく、いろいろな経験を積ませてあげることは、私の願いでもあります。保護者の皆様方、私に遠慮することなく、どんどんアイデアを出して、子どもたちを楽しませてあげて下さい。それ以上に保護者の皆様が子育てを楽しめるように、みんなで仲良く進んでいきましょう!
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辰巳ジャンプ チーム連絡 「試合の予定」

大会の予定をお知らせします。

5月5日(水)江東区民大会(A・B 2チーム出場  会場:北砂のスポーツ会館)


5月9日(日)ファミリーマートカップ江東中央予選 1日目(相手:三大と大島中央  会場:三大小 第2、第6試合です。)

5月15日(土)ファミリーマートカップ江東中央順位決定戦(9日に予定が決まります。)

5月16日(日)第3支部大会 1日目

6月上旬に第3支部大会順位決定戦


7月中旬 アンダー10キッズ大会


辰巳ジャンプの皆さん、ご確認ください。
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伸びゆく辰巳っ子

土日の井上は小学生バレーボールチームの監督としてバレーボール練習。早いもので17年目の指導に入ります。ずいぶん長く指導してきたものです。

この小学生バレーボール指導が私の教師としての技能をみがいてくれました。

教師という仕事は一面甘ったれの仕事だと自分に言い聞かせてきました。授業力、指導力が伴わなくても、いったん「教師」という立場に立ってしまえば、どんな子からも親からも「先生」と言われる。どれだけクラスがうまくいかなくても、子どもたちはそのクラスで我慢するしかない。そう考えると、教師という仕事は油断をすると「与えられた受け身の仕事」におちいり、しかもそのことに気づくことのできないという怖い仕事です。

バレーボールの監督は違います。
自分の指導力、組織運営力・・・要するに、自分の実力でチームを維持していかなくてはならない。子どもたちは気に入らなければいつでもチームをやめられるし、評判が悪ければ子どもたちが入ってこない。指導者としては常に向上していなければならない緊張感があります。しかも一銭のお金にもならないどころか、自分の財産を食いつぶしていく場合の方が多い。つまりバレーボール指導者をしていることじたい、時間と労力と財産の投資をしていることになります。これはビジネスの成功本にたくさん書いている「自己投資」になりますね。

バレーボールに限らず、小学生スポーツを指導している方々はみな、完全なボランティアですから、そうした方々と指導法交流をすることが私の大きな力になりました。

いろんなところで私がいつも言っていることなのですが、教師であっても指導者であっても、指導法を学ばずに子どもを指導している人の罪はとてつもなく大きい。子どもの前に弊害として立ちはだかっている存在である。そういう人は子どもの前から去るべきです。



さて、先週から今週にかけて、辰巳ジャンプの子どもたちはグングン成長してくれました。これは練習中のリズムが良くなってきていることでそう思うのです。サーブは強さを増し、スパイクも向上しつつあります。これまで落としてしまったボールも「おっ!つなげた!」と思える場面が増えました。とはいえ、試合の結果につながるレベルまではまだまだ行っていません。黙々とがんばるしかありません。
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急成長の辰巳っ子

体育館が使えなかったので、2週間ぶりの土日練習になった辰巳ジャンプでした。

それにしても、2週間あいたブランクをまったく感じさせない子どもたちの伸び方はなんなのでしょうか? 練習もしていないのに技術が向上している。不思議な2日間を送った監督です。

とくに目立ったのがこの点です。

【サーブ】
①Mイ・・・変化球と前後のゆさぶりができていた。
②Hナ・・・低い球筋のサーブを打てるようになった。
③Hカ・・・つま先をコースに向ける意識をさせた瞬間からサーブが強くなった。
④Sカ・・・力加減を調整しながら、安定したサーブを打てるようになった。
⑤Nツ・・・体の回転を利用して打てるようになった。
⑥Aヤ・・・腕の位置を上げて打つことに向かい始めた。
⑦T君・・・フローターのコツをつかんだ。
⑧A君・・・ミスをしないでサーブを打てるようになった。

【アンダー】
①Aヤ・・・これまで見たことないくらいにコントロールされたアンダーパスを送ることができた。
②レギュラー全員が「運ぶアンダーパス」を身に付けた。

【スパイク】
①Mイ・・・急に打点が高くなり、今までにない強いスパイクを打てるようになった。
②Sカ・・・助走もしっかりでき、スパイクを打てるようになった。
③Hナ・・・2週間前には助走ができなかったのに、この2日間でできるようになった。

【意識】
5月の大会だけでなく、1年後の新チームに向けての見通しも持てるようになった。みんなのバレーボールに対する意欲が高まった2日間になった。



スポーツは上がったり下がったりしながら本当の実力がついていくものなので、この土日が良かったからといって安心はできないのですが、実は「指導者としての試み」がバッチリはまった2日間でもあったので、新しい確信を深めている井上なのです。ひとつ見えてきたものがあるのですよ!

辰巳ジャンプ・チーム保護者の皆さんは、これから2ヶ月間の子どもたちの成長を楽しみにしていてくださいね!
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リナーズVSカズーズ

辰巳ジャンプの話題です。

チーム的にはミカサ杯教育大会も終わり、次のステップに入りました。
子どもたちは試合の反省を感じているかどうか・・・・・分かりませんが(笑)
確かに練習に対して意識が上がっていると指導していて感じます。

1月中に計画していたことなのですが、今日から「フローターサーブ」の指導に入りました。おそらくアタッカー候補のFさんとSさんは3年生のうちに入るようになるだろうと見越しての指導計画です。でですね、私の予想を超えて、Fちゃんが早くもフローターサーブが入るようになりました。練習し始めた初日にですよ。すごいじゃないですか!こんなにセンスがある子も久々ですよ。

このことに周りの子が刺激を受けないはずがありません。意識しなくても同じ空間を共有すいるだけで刺激を受けるのです。これを「ミラーニューロン」と言います。

「ミラーニューロン」を分かりやすく例えると、勉強に熱心な集団の中にいると、その影響を受けて自然に勉強するようになります。バレーボールに熱中している集団の中にいると自然に上達します。平和について意識の高い集団の中にいると、知らず知らずのうちに平和に対する意識が向上します。脳は周りの環境に自分を合わせようとするわけです。

Fさんが飛び抜けて技術を向上させ始めれば、周りの子たちもそれに続けと一気にレベルをあげるはずなのです。その証拠に、今日は1年生のKさんと3年生のHさんもサーブ開眼し、練習の最後に行った紅白戦ではたくさんのサービスエースを取っていました。

その紅白戦ですが、前回から1年生をキャプテンにして行っています。
Kさん率いる「カズーズ」とRさん率いる「リナーズ」の対戦を続けています。

なぜ1年生をキャプテンにしているのかというと、
①試合の中で1年生を「味噌っかす」にしないため
②キャプテンにすることで早いうちからバレーボールを理解させるため
③上級生を2チームに分ける時に、1年生がセレクトするので公平感が高い
④何も分からない1年生がキャプテンをするので、上級生は「教えてあげなくてはならない」という一段高い意識になる
そんなことをねらっています。


前回から今回まで合計9セットをこなすことができました。

毎回、2人の1年生キャプテンにジャンケンでメンバー選択してもらっていますので、メンバー構成は変わるのですが、いちおう対戦成績を記録しておきます。

リナーズ 6{21-9、10-21、19-21、21-17、21-19、21-10、19-21、21-19、26-24}3 カズーズ

また明日もリナーズVSカズーズの試合を3セットはすることにします。カズーズはセットを追いつけるでしょうか?

3年生以下の子が9割のチームですから、部内の練習試合をたくさんこなし、バレーボールの楽しさを味わうことが大事だと私は感じています。
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辰巳ジャンプの保護者の皆さんの誤解を解きます(笑)

まずはじめに、私の言葉足らずの書き込みにより、チームの保護者の皆さんにご心配をおかけしたようです。心よりお詫び申し上げます。

今日、コーチから「保護者の皆さんから質問がありました」と教えてもらいました。先日の支部決勝大会1日目に関する記事の中で、私が保護者の皆さんにこのように呼びかけたことへのご質問ですね。

1月24日の記事の中ではこう書きました。
「保護者の皆さんは、他のチームの保護者会がどんなふうに子どもたちを支援しているか、ぜひ参考にしてください。」

さらに1月31日の記事には、
「保護者の皆さまは、全国を目指す他チームの保護者の動きを学べたでしょうか???」
と書きました。

この2つの文に関して、私が保護者の皆さんの活動に関して何か不満を持っているのではないか心配になったとのことですね。


そのようなことは全くなく、私を含めた辰巳ジャンプを心温かく支えてくださっていることに、いつも感謝しています。不満など微塵も感じたことはありません。どうぞご心配なさらないでください。


では、なぜ「他チームの保護者の活動から何かを学んで下さい」と書いたのかというと、せっかく上位チームとの対戦をするのだし、時間をさいて応援に来て下さっているのですから、どんなことでもいいから、辰巳の子どもたちのためになりそうなことを貪欲に盗んで、今後の保護者会活動に何か役立ててくれたらと思っただけなのです。


試合に出ているだけで、子どもたちは様々なことを他チームの子どもたちから学び取っています。掛け声のかけ方も私が教えたわけではないのに知らないうちに盗み取って、自分たちでやっていました。サーブの打ち方もしっかり観察していて、自分の練習に活かそうとしています。
「あの子のレシーブの仕方を見ておくんだよ」「あの子のスパイクのポジション取りを見ておくんだよ」などと指示して、試合後に意見を聞いてみると、「こんなことに気づいた、あんなことをマネしようと思った」と答えてくれます。みんな大変真面目にバレーボールに取り組んでいます。

大人が支援すればするほどに伸びていく可能性のある子どもたちです。



ひとつだけ、保護者の皆さんにお願いをしておきたいことがあります。ぜひとも他チームの保護者の皆さんと交流(おしゃべり)をしてみて下さい。どのチームの保護者も子どもたちの成長に喜び、またより良いチームにするために悩み、いろんなことを考えながら支援をしてきているのです。バレーボールに限らず、子育てや学校の勉強のこと、経済的なこと、どんな練習をしているのか、家庭ではどんなことに気をつけてバレー支援をしているのか等々、経験を積んでいる方ならではのお知恵を持っていると思います。

江東区の小学生バレーボールは、「チームの枠を超えて、みんなで子どもたちを育てていく」という良き伝統があります。実は他チームの保護者の皆さんも辰巳の子どもたちのことをけっこう見守ってくださっているんですよ。
「辰巳さんは、小さい子たちがみんな頑張って試合をしているね。うちの6年生も昔はああいう感じだったわね。」
そんな言葉を他チームのママさんたちから頂くこともしばしばあります。

どうぞ遠慮せず、微笑みの交流をしてみてください。


なお、この記事はかなりていねいに書いたつもりですが、どうぞ不明な点やご心配な点があります時には、練習の時にでも遠慮なくご質問下さいませ。
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伸び盛りの辰巳っ子

2010年になってこれで2回目の記事更新です。11日にして2回。楽しみにしてくださっている方には大変申し訳ありません。どうも今一つ文章を書く気分になっていないもので、記事投稿のリズムが戻ってきません。久しぶりの大型スランプです。いつ復活できるでしょうか?


さて、小学生バレーボール会は今、日本各地で「新人戦」を行うシーズンに入りました。東京都小学生バレーボール連盟では1~2月に各支部予選を行い、3月に東京都大会を開催する「ミカサ杯教育大会」という新人戦をやります。辰巳ジャンプが所属している東京第3支部の予選は江戸川区がこの3連休から始まり、江東・中央区が今週末の土曜日からスタートです。今回の教育大会は全21チームが参加し、おそらく7チームが東京都大会へ進みます。相変わらずのレベルの高さを保っている第3支部ですから、新人戦とはいえ厳しい試合が続くでしょう。


辰巳ジャンプは3年生主体。他のチームは5年生が主体。この2年の年齢差は非常に大きなものですが、それを打ち破るべく、サーブに力を入れて練習してきました。他チームとの練習試合をしていないので、力関係がまったく分からず、はたして江東・中央区で何位になれるのかも予想できません。いずれにしても、練習以上のことを試合でできるはずはないので、現状では高望みすることは禁物でしょう。

でも、望みをかけるとしたら、チーム全員が「伸び盛り」であることです。

3年生は最もバレーボール経験がある子で1年間というところです。1年前に保護者の皆さんにお話ししたことがあります。
「バレーボールというスポーツは小学生にはとても難しいです。最低でも1年間は経験しないとバレーボールらしいプレーをできるようになりませんから、長い目で期待してあげて下さい。」
そして1年たった今、私がお話した通り、かなりバレーボールらしいことができる子どもたちになってきましたよね。

3年生にとっては、心から頼りがいのある5年生のエースも安定したスパイクのコツをつかみつつあります。

何かやってくれそうな気がしているのは私だけではないと思います。


今日の練習では試合経験を積むために、午前中8セットを課題として「3年生チームVS1,2,4年,中1チーム」の紅白戦をやりました。
保護者の皆さまに参考になるように、得点を掲載しておきます。
【3年チーム】 5{22-20、20-22、19-21、21-16、21-15、21-23、21-9、21-10}3 【1,2,4年,中1チーム】
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冬季練習初日

今日から冬休み。
1月の教育大会に向けて、辰巳ジャンプも少しでも良い状態で試合できるように集中練習です。

今日も3年生を中心とする11名の子どもたちが元気いっぱい練習しました。

ここへ来て、背番号3番さんが変化球サーブを打てるようになってきました。これはかなりの得点源になります。特に教育大会はまだまだ他チームのレシーブ力も不安定である可能性が高いので、サーブでの得点は一番大事です。

何しろ3年生が中心のチームです。都大会出場を勝ち取れるとしたら、今度の教育大会が最も可能性が高いと思います。夏や秋になると、他チームの6年生は体が中学生並みに成長していきますから、太刀打ちできなくなるかもしれません。

だから、今この教育大会が大事なのです。

冬休み、一生懸命練習して、見ていても楽しい試合をすることができるチームに育ててみます。

保護者の皆様方、ご協力をよろしくお願いいたします。
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ランニングパスで新記録

久々の1日練習をした辰巳ジャンプ。やはり練習時間に比例して上達します。

今日は本当に基礎基礎基礎! その中でも1番、2番、3番、4番、男子T君の5人(個人が特定されないように背番号で書いています)で行なったランニングパスが「876回」続きました。先月には100回続けるのがやっとだったのが、一気にこの数ですから、上達が著しいことが理解できると思います。

最初は、
「ノーミスで100回続けなさい。」
という指示に対して、200回を超えてくれましたので、これはチャンスと判断し、
「ノーミスで1000回やるように。」
と、相当高い課題を与えました。

この「1本もミスをしてはいけない」という設定が子どもたちを育てます。甘えを許さない設定です。否応なしに集中します。一人もミスしてはいけない条件なので、カバーリングも自然にするようになります。だから876という数が出ます。

しかし、都大会に出場していた頃のチームの先輩の記録は2000回を超えているわけなので、単純に考えれば現状の3倍できないと都大会は無理だと思っていればいいでしょう。


これにしても、チーム存続の危機から立ち直って約1年。よくここまで立ち直ることができたと感慨深い思いが私にはあります。その上、1年前に比べて私自身が革命的に成長しています。

これまでの小学生バレーボールチームの常識をことごとく覆していけるような「ニュー辰巳ジャンプ」を創っていけるように、さらに学んでいこうと思っています。

そしてその物語をいつの日か一冊の本にしたいと思っています。
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クリスマス会

辰巳ジャンプの保護者会の皆さんが、子どもたちのために「クリスマス会」を開いてくれました。

会場は、子どもたちが住んでいる東雲のタワーマンションの集会室です。これがすごいことすごいこと。広いキッズルームはあるし、写真のような快適な集会室もある。ここで江東区バレーボールの代表者会議もできるじゃないですか。また、ここをお借りできれば、マインドマップの基礎講座も思う存分開催できます。

広いお部屋で午後の3時間、たっぷり遊んだ子どもたちは、きっと楽しかったことでしょう。
保護者の皆さま、ありがとうございました。



午前中の練習ではAB2グループに分けて私とコーチで分担し、練習をし始めているので、けっこう効果的なことができています。まるまる1日練習できれば3年生中心のチームにして都大会進出を十分ねらえる状態になると思いますが、チームの現状がそれを許しませんので、焦らず進むしかありません。
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3年生の気づき

辰巳ジャンプの話題です。

先週行なった練習試合の反省を3年生のヒカさんが書いてきました。その内容がとても素晴らしいので、ここで紹介します。

**********

私は1セット目が終わった時、なぜ、どうして負けたのかよく分かりませんでした。でも、2セット目の終わりにどうして負けたのか、よく分かりました。
1つ目は、自分たちがマイちゃんにたよりすぎていた、マイちゃんがいたから勝てていたんだと思います。だから、マイちゃんが休んでいて、その時が試合だったら、今日のようにならないように、心を一つにしたいです。
2つ目は、1度飼った相手だったから、『ぜったい勝てる!』という確信が持てていて、そして油断していたからだと思います。そのために、一度勝った相手でも油断せずに、強気でたたかって勝ちます。

**********

3年生段階で、ここまでの意識が育っていれば、高学年になった時にバレーボールというスポーツの特徴を相当知っている選手になるに違いありません。



辰巳ジャンプの子どもたちは、私の「教師としての実力」を高めてくれる大切な存在です。なぜなら、この子たち自ら望んで私の指導を受けに来てくれているわけです。私の指導が嫌ならいつでも辞められます。

バレーボールをできるようにするためには時には厳しい言葉をかけることもあり、苦しい練習もしなくてはならないこともあります。それでも「バレーボールは楽しい」「井上先生に教えてもらいたい」と言って、練習にも来るし、友達をどんどん誘ってチームの仲間を増やしてくれるのです。

私自身もバレーボールの指導をしたからといって、お金をもらえるわけでもありませんし、逆にこれまでかなりの私財をなげうってきました。

こうして0から創り上げていくチーム運営と、真っ直ぐに私の指導を受け入れてくれる子どもたちの存在が、本職の「教師」という仕事に大きな力になっているのです。
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バレーボールのハンドリング基準論議

先日書きましたバレーボールのオーバーハンド・ハンドリングの反則基準について、コメント欄にご意見を書いて頂きまして、私としては大変に勉強になりました。最終的には「スポーツオノマトペ」を活用して判定していくことが、私の感覚の中では最も適切であるという結論に達しました。語られた論議は貴重な内容だと感じておりますので、コメントをコピーさせていただき、新たに記事を起こします。

***********************

小学生バレーボールの大会になると、本部席で必ず話題になることがあります。
「キャッチボール(ホールディング)の反則」についてです。

長年、小学生バレーボールの指導を続けていますが、いまだにこの「キャッチボール」の基準がはっきりと分かりません。大きな大会の前になると、必ず「レフリークリニック(審判講習会)」があり、ハンドリングの基準を確認するのですが、正直な話、私はただの一度だって納得したことがありません。

いったいハンドリングの基準はどこにあるのでしょうか?
審判の主観でしょうか?


「同感です」 (前多)2009-11-23 22:24:24
私は、現在指導者ではないのですが、大会があるたび審判としてお手伝いをしています。指導者だった頃から、記事の内容と同じようなことを感じていました。全国大会でさえも曖昧だということを知り驚いています。

ある時期、全ての違和感を感じるトスに笛を吹いていたら、試合後に猛烈な苦情をたたきつけられました。他の人ならセーフだと言うのです。

笛を吹く立場からしたら、一瞬でも止まったらハンドリングってのが一番はっきりしているような気がするのですが…


「難しいですよね 」(イノッチ1000世)2009-11-24 07:14:31
先生もバレーボール関係者だったのですね!
バレーボールの審判て難しいですよね。
私は審判だけで頑張っている方を尊敬します。
あんなに大変なことを極めようとしていることに感心しています。


「ホールディング 」(kawa)2009-11-25 13:23:29
せめて、ひとつの大会においては一貫した基準がほしいと私も思います。
物理的に「持った」後でないとあげられないトスというのがあるはずで、それは時間を計ればある程度の基準が出せるのではないでしょうか。(実は、東京のサレジオ中学バレー部出身です)
こういうことでゲームの結果が左右されたり、自信をなくす生徒たちが少なくなるよう祈っています。


「サレジオ中バレー部出身なんですか!!!」 (イノッチ1000世)2009-11-25 22:18:59
KAWA先生はサレジオ中バレー部出身なんですか!!!
日本の強豪中学ではないですか!!!

私のようなバレーボール未経験の指導者には分からないことをご存知でしょうね!
ハンドリング基準は本当に難しいです。なんとかならないのかな???


「ふと見たもので・・・」 (まっちゃん先生)2009-11-26 18:47:58
このブログには初書き込みです。

小学生バレーの基準として適切かどうかは分かりませんが、私の理解(教員選抜の考え)としては、ボールが停止したらホールディングだと思います。

極端な言い方をすれば、ボールが常に動いて見えていれば取られないはずです。
なので、手の中でボールを持っていたとしても、膝を曲げる・肘を曲げるなどボールが動いている状況であればセーフかと。

実際、上手いセッターのトスなんかは良く見るとボールが手の中に納まっている感じもしますし・・・。


「「ボールが動いている」では難しいなぁ」 (イノッチ1000世)2009-11-30 09:48:14
>まっちゃん先生

小学生バレーボールの場合、ボールが停止しているかどうかでは難しいのですよ。

ボールを持って動かしていたらセーフならば、持って動かしていてもセーフでしょ。試合で反則とするかどうかも、ボールは停止していないけれども、「持っている」か「持っていないか」で判定します。

その「どこまでが持っている」とするのかが分からないんですよねぇ。


「ホールディング 2」 (kawa)2009-11-27 05:00:12
私が在籍中は体育館もなく青空バレーでした。雨が降ったり風が吹くと室内で筋トレばかりやっていました。それでも全国レベルのチームに勝ったりしていましたから、体育館ができたら強豪になるのは自然の成り行きかもしれません。

閑話休題

ホールディング(キャッチ)の基準についてです。
まず、「絶対にミスをしない審判はいない」「すべての審判が100分の1秒単位の制度で判定をそろえるのは不可能」というのは、みなさんすでにご存知かと思います。

その上で、

私自身は「停止」というより、「身体に接触している時間」が問題だと思っています。
仮に、ボールが移動していればOKということであれば、サーブやトスのときなど「投げる」ことが可能になるのではないでしょうか。

では、どのぐらい体に接触したらキャッチになるのか、ということですが、これはビデオを分析し、基準の時間を協会が決めればいいのではないでしょうか。
そして、その時間(おそらく0.2~0.5秒?)を「ん~」などの声や音で覚えます。これは、デジタル機器で作ることも可能だと思います。

この声や音の間にボールを離さなければキャッチということにし、その最大時間を周知すれば、判定をある程度揃えることはできるのではないでしょうか。

少なくとも、「あれはキャッチだと思う」というよりも客観的な基準を示すことができると思います。

実際にやってみるとわかると思うのですが、0.5秒という感覚を覚えるのはそれほど難しくありませんし、試合中に主審が判定するプレーは、その時々でひとつだけです。接触時間の違いのビデオを作製するなどして、その感覚が身についてしまえば、判定はそれほどぶれないかと思いますし、私自身はそのようにしてきました。

審判そのものをご専門にされている方は、もっといい方法をご存知かもしれませんので、私もお聞きしたいと思います。


「スポーツオノマトペですね!」 (イノッチ1000世)2009-11-30 09:53:08
>KAWA先生

良いヒントをいただきました。
私の中では、判定基準が完全に落ちました。

トスを「スッ」とあげるのか、「スーッ」とあげるのか、「パッ」とあげるのか、「パーッ」とあげるのか。

この「スポーツオノマトペ」を判定基準にも応用すれば分かりやすい!!!

実際に審判をしながら試してみて、使えそうだったら各チームの監督さん達に提案して、いっしょに考えてもらおうと思います。

ありがとうございました。
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バレーボールのハンドリングの基準がちょっと分からないんです

小学生バレーボールの大会になると、本部席で必ず話題になることがあります。
「キャッチボール(ホールディング)の反則」についてです。

長年、小学生バレーボールの指導を続けていますが、いまだにこの「キャッチボール」の基準がはっきりと分かりません。大きな大会の前になると、必ず「レフリークリニック(審判講習会)」があり、ハンドリングの基準を確認するのですが、正直な話、私はただの一度だって納得したことがありません。

いったいハンドリングの基準はどこにあるのでしょうか?
審判の主観でしょうか?


毎年、全国大会の役員として東京体育館の熱戦を観てきましたが、その年によっても基準が違うし、審判個人によっても基準が違います。それによって試合の結果まで影響を受けている場面を嫌になるほど見てきました。


ある年の全国大会レフリークリニックでは、コートの後ろの方で判定を見ていた地方チームの監督さんたちが、「あれはキャッチボールでしょ!うちの県だったら確実に笛を吹かれるよな。」と言っていることもありました。ところが、他の地方の監督さんからは、「いや、そんなことはないんじゃない。あのくらいなら問題ないよ。今日の審判委員会の先生も反則を取らないでしょ。」と正反対の意見。
確かにそのレフリークリニックではすべての大会審判員がいる中で、だれからも異論なく反則は取られなかったのですから、いったいどこに基準があるのか私には分かりませんでした。

実はその後の大きな大会では、どうも次々とキャッチの反則を取られたようで、私のハンドリング基準はまたまた混乱しました。

「どこに基準があるの???」



辰巳ジャンプが初めて都大会に出場した試合。相手のセッターのトスは完全に投げ上げる感じで、あんなことをされたらサーブでいくら崩しても全部トスにされてしまうと怒りを感じたこともありました。それでも反則は取られず、私も子ども達も混乱し、結局9-1のリードを逆転されたこと、私の中にトラウマとして残りました。


逆に、そのトスを反則に取ってしまったら、子どもがかわいそうじゃないか!と感じたこともたびたびあります。決勝戦まではまったくキャッチを取られなかったのに、決勝では次々と笛を吹かれてトスがあげられなくなったセッターの姿も見ました。だったらそれまでの試合でもキャッチとして反則を取るべきでしょう。最後の最後で審判個人の感性で反則とされるのはどうなんだろう?と感じました。



そんなわけで、何年たってもハンドリングの基準が分かりません。

「ハンドリング基準は永遠の課題」などと避けて通らず、何らかの明確な基準がほしいと思うのは私だけなのでしょうか?
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全国小学生バレーボール指導者二次講習会

11月14~15日と2日間で開催された「全国小学生バレーボール指導者二次講習会」を受けてきました。これは日本小学生バレーボール連盟が各チームの指導者を育成するために行っているもので、バレーボール界の状勢、子ども達を教えるための心得、様々な指導方法、審判方法、バレーボールマナーなどを学び合います。

こうした講習会はどのスポーツでも行われているもので、子ども達を指導しようという者は、必ず学ぶべき内容です。学びもしないで子どもを指導するということは自己満足以外の何ものでもないわけで、これは教師の世界にも同じようなことが言えるでしょう。学ばない指導者は、純粋な小学生の子どもたちの前に立つべきではないのです。


さて、今回は初日に高輪高校講堂で講義、2日目は稲城総合体育館で実技という構成でした。初日の講義では、相変わらず「井上スタンス」を保ち、最前列中央に陣取りました。最前列には私ともう一人、遠く福岡から研修に来られた指導者の方だけ。はい、講演を聴く場合、この誰もいない環境が学びには最も良いと感じています。余計なことを考えなくなります。

東京開催の講習会なので、受講生はよく知っている方ばかり。休憩時間にたくさん「あれ?一番前に座っているんだ!」と声をかけられましたが、「ここが私の指定席なんですよ(笑)」と答えておきました。

今回はバレーボールの話題ということもあり、きっと話があっちへこっちへいくにちがいないと判断し、手書きではなくパソコンの「iMindMap」で記録を取りました。「iMindMap」の良い面は、書き込んだ後にブランチ位置の調整が簡単だということです。見やすく直すことをしようと思っているときにはこれが一番です。

その記録の一つがこれです。↓


工藤先生の講義「攻撃指導法」を記録したものです。
参加して話を聞いていた方なら、きっとこのマインドマップを見れば内容を思い出せるはずです。



2日目の実技では、私も5~6年前にずいぶん学んだ「0ポジション」の理論や「初動負荷理論」を元にした指導方法が、工藤先生からたくさん紹介されました。かつて一生懸命に学んだことが次々に思い出され、
(あ~、これではいけない。バレーの指導方法も再度学び直さないと“腐れ監督”になってしまうぞ・・・)
と猛反省しました。


バレーボールもあと2ヶ月で「ミカサ杯教育大会」が始まります。どこまでできるか分かりませんが、少ない練習時間で最大の効果が上がるように努力していくつもりです。

辰巳ジャンプの子ども達は、宿題を必ずやってくださいね!

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