いしきたかすぎ君でお願いします!

いよいよ大会に向けてラストスパートとなりました。練習のほとんどを、サーブ練習とサーブレシーブからの攻撃練習にして仕上げに入りました。
高学年のレギュラーチームは、はじめのうちは緊迫感も足りず、おもしろくないバレーボールをしていましたので、ひと言申し上げました。

「君たちのバレーボールは意識低すぎだ。いしきたかすぎ君でバレーボールをしてくれないかな。」

ニヤッと笑った高学年レギュラーたち。スイッチが入ったように、今までに見せたことのない走り回るプレーをし始めました。
そもそも私の指導するチームは、レシーブが下手でも、声を出し合い、励まし合い、とにかく走り回ってボールをつなげるチーム作りをしてきました。
そんなチームに変身しそうな手応えを感じることができた今日の練習前半でした。
体育館で見ることができた保護者の方は、この瞬間が小学生バレーボールの醍醐味ですから、イメージ記憶として、心に残しておいてください。

何しろ、レフトアタッカーはこれまで見せたことのない強烈なスパイクをたたき込みましたし、センター、ライトもよい感じで打ち込んでいました。
それ以上に、バックのレシーバー二人が大きく動けるように突然変わりました。もともとレフトバックは第二セッターにしていることもあり、けっこう動いていましたが、急に動くようになったのがライトバックでした。動くという意識が腑に落ちたのでしょうか。その後の動きは別人でした。
体育館の空気がこのようになりましたので、かねてから指導を始めようと心に秘めていたセミクイックをセッターとセンターに教えたところ、こんなこともバレーボールてはできるのかとワクワクしたらしく、それ以降はセミクイックばかり試していましたね。

こうして今日の「いしきたかすぎ君作戦」は大成功したというお話でした。

こんなことを電車内で夢中に書いていたら、電車を乗り過ごしてしまい、気づいたらお台場。たまにドジします。
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