昨日と別人のような4年生の成長

体育館で見ていた大人はいっせいに驚きの声をあげました。4年生たちが次々とナイスサーブ、ナイスレシーブをしたからです。とくに今日は、昨日のブログでも紹介したS.Yさんのサーブが急変して、ネットスレスレの弾丸サーブを連発しました。

今日も練習試合形式で6セット経験させたわけですが、そのセット間に4年生チームの子たちに向けて、S.Yさんの工夫を語らせました。
「昨日の練習で、校長先生から足の使い方をアドバイスしてもらったことがあって、左足を開かないようにした。それから打ったあと、右足を左足につけるようにしたら強いサーブを打てた。」
ということでした。その通り!!!
こういうことは、すべて彼のバレーボールノートに書いてあります。ノートに書けば、必ずできるようになります。練習ノートの効果は抜群です。

家でできるサーブ練習の方法も、今日は教えました。ハンドタオル1枚あればどこでもできます。ハンドタオルをバレーボールに見立てて、サーブを打つときと同じように投げてスイングします。そしてハンドタオルを打つのではなく、手のひらでつかみます。これを毎日100回から300回練習するだけで、サーブのミートが良くなります。じつはスパイク練習も同じで、ハンドタオルをつかむスイング練習をすれば、ボールを打つ感覚が身につきます。

今、世界選手権に出場している全日本の選手たちも、みんなやってきたハンドタオル練習なのです。


続いて、脳科学にもとづいた相手ボールの見方も、ほんのさわりだけ体験させました。これをホールブレインバレーボール(全脳思考バレーボール)と言って、私だけが指導できる領域です。私の指導の引き出しをここまで開けさせたのは、子供たちの素直な頑張りが際だってきて、私が子供たちの機根に合わせて理論を説いているということになります。

機根に合わせるというのはどういうことなのか簡単にいうと、5歳の幼稚園児にみんなのことを考えろといっても無理です。しかし、10歳の4年生くらいになると、これまでの経験から、みんなのことを考えろと言えばイメージできます。子供に社会のことを考えろと言っても実感できませんが、大学生に社会のことを考えろと言えば、ととても高いモチベーションになります。これが機根です。
4年生のバレーボール機根は、今まさに上昇気流に乗りました。指導できることはできる限り入れていきたいと思います。
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