第42回全日本バレーボール小学生大会 全国大会  ~乗り越え 進もう 想いは一つ!!~

第42回全日本バレーボール小学生大会 全国大会  ~乗り越え 進もう 想いは一つ!!~


今年の夏休みに行われた全国大会決勝戦の様子です。
解説の工藤先生は、北海道の小学校で校長先生を務めていた方です。
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ホールブレインバレーボール指導開始

今日から中学年チームについて、徹底的に粘り抜くチーム作りに入りました。バレーボール教室としてスタートしたお遊びモードのこの学校での指導でしたが、いよいよ本気モードの井上練習スタイルが始まったと思ってください。

辰巳ジャンプ時代にも、最初に都大会に勝ち上がった子供たちは小さな子ばかりで、その当時(2002年)に流行っていたハロープロジェクトの「ミニモニ」にならって、「辰巳ミニモニジャンプ」と称していました。全員が身長150㎝以下の子供たちのチームで、強いサーブでの得点と、徹底的に走り続けるレシーブでボールを落とさないバレーボールをすることで、2月と6月、2回の都大会に初出場したチームでした。(10月に3回目があります。こちらは身長差を打開できず、予選で負けてしまいました。)私自身も年齢30代で、エネルギーがありましたので、大松監督のような球出しをしていましたね。指導者として、1日に何球球出しできるか挑戦していた時期です。ご興味がある方は、このブログの2002年の記事を読んでみてください。

今日の指導は、題名にあるように、レシーブ理論をホワイトボードに図をかいて説明してみました。
「自分のレシーブの腕を板の面と考えて、ボールがその面に向けて飛んでくる角度を『入射角』といい、ボールが面に当たってはね返る角度を『反射角』という。この角度を考えながら練習すると、必ずボールがつながるようになる。」
2~4年生に、こんなに難しい言葉を使うのには理由があります。言葉が分からなくてもよいと思っています。実はこれが井上流教育の一面なのです。どの学年の子にも、あえて難しい言葉を聞かせます。その時に分かる子は全員ではありません。しかし、いったん子供たちの脳に、言葉だけは入れておくことに意味があります。聞いたことのある言葉を、子供が何かの折にもう一度耳にすると、「ああ、この言葉は聞いたことがある。」と思い出すことが多くあります。すると過去に全く聞いていない子と、バレーボール練習をしている中で聞いたというエピソード記憶でその言葉をひねりこんだ子では、理解力に格段の差が出るはずなのです。

理論が頭の中に入った4年生は、レシーブプレーが見違えるように良くなりました。
2~3年生は、初めて聞いた入射角・反射角という理論だったため、まだ実感は得ていません。
前述した内容が、今日の練習でも証明されています。角度理論を聞くのが2度目の4年生と、初めて聞いた2~3年生では、理解力に大きな差が出たのです。

さあ、中学年チーム、面白くなってきましたよ。
かつて週刊アスキーや、新聞紙上でも紹介された、私の指導方法である「ホールブレインバレーボール」の復活です。ホールブレインとは「全脳思考」という意味で、脳の機能をフル活用していくバレーボールです。このような指導方法を思い出させてくれたのも、休まずに練習参加してくれる中学年の子供たちの、前に進む意欲があるからこそです。
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