8月に入って梅雨が明けて以来とにかく暑い日が続く関東地方ではありますが、昨日はとりわけ猛烈な蒸し暑さだった……と思うのは私だけでしょうか。夜に帰宅しても部屋の中は33度ありましたので、昼間の直射日光の下は果たして何度あったのかを考えるだけでも空恐ろしい気がします (滝汗)。
それでも、神奈川県はまだましな方でしょうか。やはり暑さと言えば……熊谷や館林といった、鉄道趣味的にも濃いぃあたりは関東でもダントツの連日38度超! しかも昨日は館林で40.2度なんて……狂ってます (@o@)。
そんな中、秩父1000系の中間車・デハ1100形は未だにクーラーがありませんので、乗れば現在の日本で最強のサウナ車体験が出来ること請け合いでしょう! (^^;) 実際、オレンジに塗られた1000系を求めて広瀬川原へ向かったときも、熊谷=ひろせ野鳥の森間 (初乗りの160円区間) でデハ1100に乗っただけで汗がドッと出てきました。両端の冷房車に乗れば良さそうなものですが、窓を開けてMT46サウンドをビンビンに感じる魅力は何者にも代え難いものがあります (^^;)。
こうして訪れた広瀬川原では、単になかなか動く気配がないオレンジ1000系をじっと待つだけでしたら、退屈さと地獄の暑さで気分も萎え萎え、体力ヘロヘロになってしまったでしょう。しかし幸いにして、秩父のEL陣の中でも個人的に一番の当たりであるデキ108がダブルパン上げ状態で入換をしていましたので、自ずと気分が奮い立たずにはいられません! (*^^*) デキ100形の中でも、今はなき松尾鉱山から秩父に移ってきた107と108は、より角ばったボディと正面窓上のヒサシが如何にもEF15のEDバージョンと言わんばかりの雰囲気を漂わせており、いつ目にしても「うーん……武骨ながらも美しい」と感激! しかも、ふだん秩父鉄道のELが貨物列車を牽引する際にはどちらかのパンタを下げていますが、今回は余り見られないダブルパン上げですから……!!
この入換、パンを上げているのはデキ108のみで、次位のデキ303は無動状態ですが、その後検査上がりのヲキ1両と連結され、武川方面からやって来た重連単機回送と入れ替わりで発車して行きました。どうやら午後2時台に、EL運用の中心である武川と広瀬川原のあいだで機関車の差し替え回送が設定されているようで、それにうまくめぐり会ったという次第。武川=羽生間ではパレオエクスプレスの回送や甲種回送でもない限りELの出番はほぼありませんので、こうして動いているシーンは意外と貴重だと思います (^^)。
というわけで、釣掛の重低音を響かせながら動き回るデキ108の雄姿を眺めながら、「余剰気味の秩父EL陣にあって、車齢が古いデキ107・108はいつなくなってもおかしくないにせよ、いつまでも走って欲しい……」と念じたのでした。