![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/5a/987b8bf7eea6fe414f2c4f19eb29f7e9.jpg)
朝9時半の「だるま会」による挨拶から始まった都電7504号イベントは、まず形通りの形式写真を楽しんだあと、10時半頃から整理券配付による車内見学の時間となりました。整理券配付方式となったのは、もちろん車内が混雑しすぎないようにするためですが、別の粋なはからいとして (1) 車内に掲示された修復過程写真に関する「だるま会」からの説明 (2) 記念絵はがき&ピンバッジの配付があり (^o^)、出来るだけ多くの人に均しくその機会を与えるためでもありました。とくに、修復過程についての説明は非常に力が入っており、ボロボロになった車体のパテ埋め工程がいかに大変だったかがしのばれました……。
とりあえず、数十人の来場者がひととおり車内見学を終えたあとは撮影会が再開されましたが、ここからいよいよ第一のハイライト・8500形との並びです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/de/0edc5ae304790422829c25ac77537449.jpg)
この8500形は別にわざわざ車庫の奥から引っ張り出してきたものではなく、出庫待ちの車両群の最前列にいた車両を7504号の横に並べただけですが、その偶然が何ともうまい具合に名演出になっていました! 私も最初は「え〜、7000や7500じゃなくて8500かぁ……」と思ったのですが (^^;)、こうして両者を並べてみますと、「じつは8500形は、設計時に意図したのかどうかはよく分からないけど、まさに《新だるま》なのでは?」と思うほど、7500形の旧車体とシルエットが似ていることにオドロキ! というわけで、丸みを帯びた両者の競演は何だかほのぼのとしていました (^^
そして、この両者の並びの際に出てきた幕やHM・サボの種類が圧巻!! 大塚駅前・王子駅前・荒川車庫前・町屋駅前といった途中電停の幕が出てきただけでなく、赤幕・緑幕バージョンも……。さらに「路面電車の日」HM、日章旗、系統番号サボ、「学園号」「荒川線」サボなどなど……。余りにも豪華な取っ替え引っ替えぶりは、まさに琴電の撮影会を思い出す世界でした\(^o^)/
言うまでもなく、居合わせた参加者は誰もが感動のうちに無言でシャッターを切り続けていましたが、もちろんまだこれで終わりではありません。続編をお楽しみに……。
上写真の赤色字幕ですが、実際に見たのは私も初めてです。都営バス同様に終車を意味していると思います。都営バスでは終車は赤色、終車1本前は緑色のライトを点灯させていました。方向幕が通常は明るいのに、赤色のライトで暗かったのを覚えています。
それにしても、字幕の多さは凄いと思いますね。大塚駅前・王子駅前・荒川車庫前・町屋駅前は実際に使っていますし、サボも種類が多く、中には大学の鉄道研究会の貸切列車で特製のサボが用意されたこともありました。私が撮影した都電の写真の中にも7500形(更新車)の貸切車がありますが、サボは付いていませんでした。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます〜!
8500形……私もこの電車は圧倒的に最新型だといまだに思っているのですが、じつはもう10年オーバーでしたか……。思い出してみれば、1980年前後から登場した車両は、それまでとは一線を画した洗練されたデザインのものが多く、しかもいつまで経っても色褪せないですね。もちろん、「走るんです」系の車両が増えすぎると食傷するわけですが、丁寧にデザインを練って作った車両は本当に車齢を感じさせないです。8500形はその代表例のひとつでしょうか。
赤幕、終車という意味だったのですか……。私は都営バスの最終便を気にした経験がないもので、赤幕そのものをこのとき初めて目にしたのですが、意味もいま初めて知りました。ご教示感謝です! m(_ _)m
そして、都営バスではそんな細かいライティングの芸当をするのですか……。かなり凝り性な企業体なんだなぁということが、今ごろになってしみじみと……(^^;
幕の種類の多さといえば、それこそ複数の系統を一営業所で持っていた頃は、もっと多くの行先が隠されていたのでしょう! 都営バスでも回し始めると結構壮観ですし……。ただ、幕はどうしても回すのに時間がかかり、しかも故障で詰まったり敗れたりもあるようですから、最近急速にLEDになりつつあるのが寂しいです。
サボにつきましては、すでに7504号を使わなくなって相当時間が経っているのに、いまだにきちんと保存していたことにまず感動しました (^^)。大学鉄研で特製サボですか……貸切の際に用意すると意外と簡単に取り付けてくれるものなのかも知れませんね〜。