【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

まるでオーケストラのようだ 「100会場遊説する」野田首相、解散後第1声 Twitterの反応まとめ

2012年11月24日 18時25分34秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

 吉田茂首相は選挙中に街頭でコートを着たまま演説して、聴衆から「コートを脱いだらどうだ」とヤジられ「これが本当の外套(がいとう)演説であります」とダジャレを言ったそうです。野田佳彦代表にとって初めて総理としてのぞむ国政選挙となりますが、ダジャレを言う余裕はあるでしょうか。総理力が問われます。

 野田さんは「100会場やる」と言っているそうで、きょう2012年11月24日4会場でやりました。我が党代表が内閣総理大臣として総選挙に向けた応援演説をしたのは立党以来初めて。

 そのTwitterでの反応(ツイート=つぶやき)をまとめてみました。

 朝から時間順に、小田急多摩センター六角広場前(東京23区、櫛渕万里総支部長)、JRなど国立(くにたち)駅南口(東京19区、末松義規総支部長)、小田急相模大野駅北口(神奈川14区、本村賢太郎総支部長)、小田急新百合ヶ丘駅南口OPA前(神奈川9区、笠浩史総支部長)という流れです。

↓下をクリックしてください。

http://togetter.com/li/412228
                   
 これを見ると、党本部2県連4総支部、政府さん、警視庁さん、神奈川県警さんが織りなすハーモニーはまさにウィーンフィル、ベルリンフィルのようなフルオーケストラ。そしてそれをまとめながら、歌い踊る野田佳彦の総理力。人を想う気持ちでこの国ができていることが手に取るようにわかるツイッターのハーモニーです。この素晴らしい日本。仕分けの継続で「日本を、守り抜く。」国民劇場の幕が開きました。
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有権者は「議員仕分け」の準備だ まずは現職(前職)の国会会議録のチェックから

2012年11月24日 10時08分56秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

 きょう2012年11月24日(土)は、3連休の中日。第46回衆院選公示前日まであと8日間となります。有権者の1割にあたる東京都内では来週木曜日に都知事選が告示されるので、あと4日間で日常活動用のポスターをはがしたり、後援会活動としての個別訪問をすませないといけません。まして、法定ポスターの張り方や、公選ハガキの配り方と集め方、が決まっていないようでは、鎧甲をせずに戦場に出ようとするようなものです。選挙サンデーもあすを入れて、合計3回しかありません。やみくもに回るよりも、効率的に回るための作戦をスタッフ、コアメンバーがつくり、共有し、自発的に動るように足腰を鍛えなければ行けません。

 さて、なかなか当事者として選挙に関わりにくいなあ、当事者意識はあるけど当事者能力を第46回衆院選で発揮しづらいなあ、という人にとっては、当日投票までまだ23日間もあります。地方選がなくても、小選挙区の個人名、比例区の政党名、最高裁判所裁判官国民審査のバツを付ける人を、そろそろ準備していかないといけません。

 事業仕分けを進めて足腰の強い政治・経済体制で、日本を守り抜くために、有権者の議員仕分けが大事です。そのためには、自分が住んでいる小選挙区の現職議員(解散されているので前職)の第45期衆議院(2009年8月~さる2012年11月16日)の国会内での発言をチェックするのがいの一番にしなければいけない作業です。

 国立国会図書館が提供している「国会会議録検索システム」と、衆議院事務局が提供している「衆議院インターネット審議中継」を活用しましょう。

 まずは、私も愛用している「読売新聞オンラインYOLの総選挙2009開票速報」で、第45期衆議院での地元小選挙区の現職(前職)を調べてみればいいんですよ。

  
 例えば、仮に岐阜5区在住なら「岐阜県」をクリック。あるいは、とっさに何区か分からないけど、仮に地元選出が「阿知波吉信」さんなら50音順で「あ行」をクリックして入ればいいんですよ。

 
 そうすると、岐阜5区では、阿知波吉信さんに「バラ」がついていて、阿知波さんが当選したことが分かります。ただ、古屋圭司さんも「比当」ということで、比例復活当選して議員をつとめています。

 ということで、まずは選挙区選出の阿知波吉信さんを「議員仕分け」にかけることにしましょう。ここでテキストで議事録を見るか、それとも動画で見るかというところは好みですが、最近の政治とインターネットは動画よりもテキストという志向性があるので、テキストから。

 そして、国会会議録検索システムの詳細検索に参りましょう。

 
 こちらは開くと、過去5年分を見ることができますので、日付指定は飛ばして、発言者の欄に「阿知波吉信」と入れて、検索をクリックすればいいんですよ。


 で、「検索件数・・・12件」とありますから、「検索結果一覧表示」をクリックすればいいのです。


 そうすると、12件出てきますから、お好みによりますがやはり「本会議」が一番の華ですから、本会議から見たり、興味のある委員会から見たり、古い物から、最近の物から見たりすればいいですよ。政策内容が難しければ、大臣との攻防ぶりの雰囲気を楽しめばいいのです。簡単ですね。

 あるいは、動画でも見られます。

 衆議院インターネット審議中継のビデオライブラリ


 こちらは、民主党政権4ヶ月後の2010年1月18日以降のものが、現在もビデオで見られます。これも、発言者に「阿知波吉信」と入れて、「検索」をクリックするだけでいいのです。


 で、まあ本会議でもなんでもいいですから、クリックして、もう1回「阿知波吉信」をクリックして、タモリさんやさんまさんのテレビを見るみたいに、別に声の張りとか、顔立ちとか、ヤジの浴び方とかなんでもいいから、適当にみて、情報収集すればいいんですよ。カンタンですね。

 最近は不況なのに、意外と繁華街に人はそこそこ出ていて、倹約しながら外出するという足腰の強い消費者も増えてきています。そなえよつねに、ということで、こうやって気楽に情報を集めておくと、難しい理屈で選ぶにしても、勘で人物を見抜くにしても、仕分け力にふさわしい議員を仕分けて、足腰の強い国会・政府をつくることができます。それが日本を、守り抜くことになります。