宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

どうみても戦争法にしか見えない平和安保法制による自衛隊の離島奪還作戦 読売が写真公表

2016年11月19日 06時17分38秒 | 法律の執行状況

 2016年11月8日(火)に、南洋諸島テニアンで、平和安全法制にもとづき、日米共同で初めて実施した離島奪還訓練の写真が公表されました。19日付読売新聞6面が報じました。

 富士山・東京から見て、ほぼ南に位置する南方諸島と南洋諸島の島々。東京から八丈島の線を8倍、東京から硫黄島の線を2倍にしたところに位置する、サイパン島とグアム島に挟まれた島がテニアン。

 8日の訓練では、グアム(のおそらくアンダーセン空軍基地)を離陸した日本航空自衛隊のF2戦闘機が米空軍B1戦略爆撃機がテニアン上空を飛行。続いて、海上自衛隊護衛艦からの指令で、米海兵隊員を載せた陸上自衛隊ヘリがテニアンに上陸しました。上の写真は、そのときの、我が国自衛官の写真のようです。

 テニアン島は1944年、日本帝国軍からアメリカ軍が奪還。その後、硫黄島奪還作戦に成功し、米海兵隊は「4軍」に昇格しました。

 それから、72年後に、「離島奪還作戦」に協力させられた我が国自衛隊。いまだに敗戦国。いったい、テニアンを米から奪還する仮想敵国はどこなのか?パプアニューギニアとフィリピンしか考えられないですよ。オーストラリア、台湾、中国でもおそらく兵站補給はできないでしょう。

 私が散発的に書き続ける、2015年日米防衛協力のための指針と自称・平和安全法制(戦争法)の真実。毎回、読者数は少ないんですが、いい加減、自民党と公明党の国会議員は、自分たちのしでかしたことの大きさを自覚すべし。

  オバマさんが広島に来たくらいでは代償できません。トランプさんが大統領になれば、「世界の警察官でいられない」のはそのままで、(国際協調主義ではなく)単独行動主義になることが期待されます。ただ、海兵隊は、テニアン奪還作戦でもしていないと設置根拠がなくなりますから、日本から離れることは難しいと考えられます。


[写真]2016年11月19日付読売新聞6面。

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