[写真]特区で栄えたJA全中ビル(左から2本目)がある東京・大手町地区で、人気が無い地上フロアを歩く筆者。小泉「進次郎」改革で一般社団法人に格下げされたJAだが、本部ビルのたたずまいは変わらない。
統一地方選・国政補選前の最後の国会では、自民党二階派で和歌山市に事務所がある鶴保庸介・特別委委員長が、「スパーシティー」「農地所有法人特区の全国化」の特区法改正案の採決で、煮え切らない討論をした日本維新の会の柳ヶ瀬裕文さん(東京都議出身・全国比例)に対して「賛成?反対?」と立場を明確にするよう問い、公明、共産など各党議員も苦笑いするシーンがありました。岸田文雄首相はあす最終日、和歌山市を訪れます。
立憲民主党議員「基盤である農地をしっかり守っていく立場から、法人の農地取得の推進には大きな懸念をいただいております。以上、反対の理由を述べ、討論を終わります。
鶴保庸介特別委員長「柳ヶ瀬裕文君」
柳ヶ瀬裕文議員「日本維新の会の柳ヶ瀬裕文でございます。私は会派を代表して国家戦略特区区域特別区域法および構造改革特別区域法の一部を改正する法律案について討論をさせていただきます。この法案ではスーパーシティ等における先端的サービスの推進と、法人農地取得事業の特区の鞍替えという全く異なる性質のものが一つの法案で処理されていますが、本来は別々の法案として審議をし賛否をとる必要があったはずであります。スーパーシティについては日本維新の会として明確に賛成の立場にあります。補助金等交付財産の目的外使用に係る認証手続きの円滑化、新たなイノベーションを生み出すための重要な環境整備と言えますまたデータ連携基盤の整備は今後実用化が期待される自動配送ロボットの走行や様々な分野での活躍が期待されるドローンの運行等を先端的サービスの早期実装推進していく上で重要なってくると考えます。しかし、もう一方の法人農地取得事業に関しては今回の構造改革特区への移行という改革の後退であると認識をしています。本来全国展開されるべきであった本事業がそうならない理由について納得できるものはありませんでした。また、養父市では法人農地取得事業とともに、農地の権利移動の許可事務を農業委員会から市長に移すという、別の国家戦略特区事業も並行して行われていました。しかし、こちらは国家戦略特区として残り続け、今回法人農地取得事業は不完全な形で構造改革特区に放り込まれたと言えます。農地の権利移動の許可事業についても全国展開を要望しておきます。また法人農地取得事業が今回、国家戦略特区から構造改革特区に移行する上で、自治体への厳しい参加要件がそのまま残っていること問題であります。本事業が構造改革特区に移るのであれば、その中で最大限制度が利用されることを望みますし、参加を希望する自治体の意向を尊重した制度運用がなされる必要があると考えます。また、潜在的なニーズをしっかりと拾えるよう、本事業および特区制度の幅広い広報活動を実施するよう要望しておきたいと思います。日本の美しい農地はどんどん耕作放棄地とか転用も進んでいます。担い手不足も深刻であり日本農業は極めて厳しい状況にあると言えます。そのような中、養父市での成功事例は、中山間地域で過酷な状況をにある現状で一筋の光と考えます。一刻も早い全国展開をお求め討論とさせていただきます。以上です」
鶴保特別委員長「賛成。反対。賛否。賛否」
柳ヶ瀬委員「賛成です」
鶴保特別委員長「引き続きます。山下芳生くん」
以上です。
統一地方選・国政補選前の最後の国会では、自民党二階派で和歌山市に事務所がある鶴保庸介・特別委委員長が、「スパーシティー」「農地所有法人特区の全国化」の特区法改正案の採決で、煮え切らない討論をした日本維新の会の柳ヶ瀬裕文さん(東京都議出身・全国比例)に対して「賛成?反対?」と立場を明確にするよう問い、公明、共産など各党議員も苦笑いするシーンがありました。岸田文雄首相はあす最終日、和歌山市を訪れます。
立憲民主党議員「基盤である農地をしっかり守っていく立場から、法人の農地取得の推進には大きな懸念をいただいております。以上、反対の理由を述べ、討論を終わります。
鶴保庸介特別委員長「柳ヶ瀬裕文君」
柳ヶ瀬裕文議員「日本維新の会の柳ヶ瀬裕文でございます。私は会派を代表して国家戦略特区区域特別区域法および構造改革特別区域法の一部を改正する法律案について討論をさせていただきます。この法案ではスーパーシティ等における先端的サービスの推進と、法人農地取得事業の特区の鞍替えという全く異なる性質のものが一つの法案で処理されていますが、本来は別々の法案として審議をし賛否をとる必要があったはずであります。スーパーシティについては日本維新の会として明確に賛成の立場にあります。補助金等交付財産の目的外使用に係る認証手続きの円滑化、新たなイノベーションを生み出すための重要な環境整備と言えますまたデータ連携基盤の整備は今後実用化が期待される自動配送ロボットの走行や様々な分野での活躍が期待されるドローンの運行等を先端的サービスの早期実装推進していく上で重要なってくると考えます。しかし、もう一方の法人農地取得事業に関しては今回の構造改革特区への移行という改革の後退であると認識をしています。本来全国展開されるべきであった本事業がそうならない理由について納得できるものはありませんでした。また、養父市では法人農地取得事業とともに、農地の権利移動の許可事務を農業委員会から市長に移すという、別の国家戦略特区事業も並行して行われていました。しかし、こちらは国家戦略特区として残り続け、今回法人農地取得事業は不完全な形で構造改革特区に放り込まれたと言えます。農地の権利移動の許可事業についても全国展開を要望しておきます。また法人農地取得事業が今回、国家戦略特区から構造改革特区に移行する上で、自治体への厳しい参加要件がそのまま残っていること問題であります。本事業が構造改革特区に移るのであれば、その中で最大限制度が利用されることを望みますし、参加を希望する自治体の意向を尊重した制度運用がなされる必要があると考えます。また、潜在的なニーズをしっかりと拾えるよう、本事業および特区制度の幅広い広報活動を実施するよう要望しておきたいと思います。日本の美しい農地はどんどん耕作放棄地とか転用も進んでいます。担い手不足も深刻であり日本農業は極めて厳しい状況にあると言えます。そのような中、養父市での成功事例は、中山間地域で過酷な状況をにある現状で一筋の光と考えます。一刻も早い全国展開をお求め討論とさせていただきます。以上です」
鶴保特別委員長「賛成。反対。賛否。賛否」
柳ヶ瀬委員「賛成です」
鶴保特別委員長「引き続きます。山下芳生くん」
以上です。