【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

自民党全公認候補に説明責任がある特区法案採決で、鶴保庸介特別委員長(和歌山市)が維新の柳ヶ瀬裕文(東京都)さんに「討論に賛成か反対か」問う

2023年04月21日 17時41分04秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]特区で栄えたJA全中ビル(左から2本目)がある東京・大手町地区で、人気が無い地上フロアを歩く筆者。小泉「進次郎」改革で一般社団法人に格下げされたJAだが、本部ビルのたたずまいは変わらない。

 統一地方選・国政補選前の最後の国会では、自民党二階派で和歌山市に事務所がある鶴保庸介・特別委委員長が、「スパーシティー」「農地所有法人特区の全国化」の特区法改正案の採決で、煮え切らない討論をした日本維新の会の柳ヶ瀬裕文さん(東京都議出身・全国比例)に対して「賛成?反対?」と立場を明確にするよう問い、公明、共産など各党議員も苦笑いするシーンがありました。岸田文雄首相はあす最終日、和歌山市を訪れます。

 立憲民主党議員「基盤である農地をしっかり守っていく立場から、法人の農地取得の推進には大きな懸念をいただいております。以上、反対の理由を述べ、討論を終わります。

 鶴保庸介特別委員長「柳ヶ瀬裕文君」

 柳ヶ瀬裕文議員「日本維新の会の柳ヶ瀬裕文でございます。私は会派を代表して国家戦略特区区域特別区域法および構造改革特別区域法の一部を改正する法律案について討論をさせていただきます。この法案ではスーパーシティ等における先端的サービスの推進と、法人農地取得事業の特区の鞍替えという全く異なる性質のものが一つの法案で処理されていますが、本来は別々の法案として審議をし賛否をとる必要があったはずであります。スーパーシティについては日本維新の会として明確に賛成の立場にあります。補助金等交付財産の目的外使用に係る認証手続きの円滑化、新たなイノベーションを生み出すための重要な環境整備と言えますまたデータ連携基盤の整備は今後実用化が期待される自動配送ロボットの走行や様々な分野での活躍が期待されるドローンの運行等を先端的サービスの早期実装推進していく上で重要なってくると考えます。しかし、もう一方の法人農地取得事業に関しては今回の構造改革特区への移行という改革の後退であると認識をしています。本来全国展開されるべきであった本事業がそうならない理由について納得できるものはありませんでした。また、養父市では法人農地取得事業とともに、農地の権利移動の許可事務を農業委員会から市長に移すという、別の国家戦略特区事業も並行して行われていました。しかし、こちらは国家戦略特区として残り続け、今回法人農地取得事業は不完全な形で構造改革特区に放り込まれたと言えます。農地の権利移動の許可事業についても全国展開を要望しておきます。また法人農地取得事業が今回、国家戦略特区から構造改革特区に移行する上で、自治体への厳しい参加要件がそのまま残っていること問題であります。本事業が構造改革特区に移るのであれば、その中で最大限制度が利用されることを望みますし、参加を希望する自治体の意向を尊重した制度運用がなされる必要があると考えます。また、潜在的なニーズをしっかりと拾えるよう、本事業および特区制度の幅広い広報活動を実施するよう要望しておきたいと思います。日本の美しい農地はどんどん耕作放棄地とか転用も進んでいます。担い手不足も深刻であり日本農業は極めて厳しい状況にあると言えます。そのような中、養父市での成功事例は、中山間地域で過酷な状況をにある現状で一筋の光と考えます。一刻も早い全国展開をお求め討論とさせていただきます。以上です」

鶴保特別委員長「賛成。反対。賛否。賛否」

柳ヶ瀬委員「賛成です」

鶴保特別委員長「引き続きます。山下芳生くん」

以上です。

自民党公認候補全員に説明責任があるだろう地方創生の結末、共産・田村智子「鉄道の廃止代替案は国が主導すべき」と修正案提出も否決される

2023年04月20日 18時12分35秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]JR東日本・東急・東京メトロ3社が3分の1ずつお金を出し合い、地方創生の「容積率緩和特区」で建設した渋谷駅ビル47階で「東京に出てきてよかったね」と語り合う若者たち=3年前の2020年、宮崎信行撮影。

 統一地方選たけなわですが、国会は「ほぼ8割運転」です。これでも、4年前よりは国会のセンセイ方も、地方の仲間を大事にし出したような印象です。

【参議院国土交通委員会 きょう令和5年2023年4月20日(木)】
 「地域公共交通活性化・再生法案」(211閣法17号)の法案審査。蓮舫国土交通委員長が仕切りました。共産党はこの法案を統一地方選の同党の包括的な政策として連携した議論を試みました。質疑終局後に田村智子・副委員長が修正案を提出しました。内容は、JRなどの鉄道の存否をめぐる再構築協議会を設ける政府案と並んで「再構築協議会では、国が主導して代替案を示すべきで、鉄道網全体を考えて、鉄道廃止の代替案はなるべく鉄道による案を心がけるべきだ」とする内容。

 採決では田村さんの修正案は広がらず、否決。政府案が共産・れいわ反対、自公立など賛成で可決すべきだと決まりました。あす成立のはこび。

[写真]田村智子さん、今月2023年4月8日、横浜市港北区「日吉駅」で、宮崎信行撮影。

 田村さんは、前半戦の最終日の夕方、横浜市・港北区の東急東横線「日吉」で、県議会・市議会の現職のともに女性候補2人を応援。票は減らしつつも、2人とも当選しました。

 その東急東横線の始発「渋谷駅」は、小泉内閣でできた「SPC特別目的会社」を、東急・JR東日本・東京メトロ3社が3分の1ずつ資金を出して新設。安倍内閣の「地方創生」で、容積率緩和の「特区」に認定され、銀行からの融資も受けて「渋谷スクランブルスクエア」を建設しました。正直、商業サービルフロアは渋谷地区でかなりの後塵を拝している印象ですが、事務所フロアを超えた最上階は「渋谷スカイ」としてSNSで有名となっています。最近韓国人インフルエンサーが投稿した「ティックトック」は一つの動画だけで2000万再生を超えて、日本語・英語・フランス語・アラビア語の言語で「いつの日か、日本に行ってみたい」とのコメントであふれています。私が東京生まれの友人にぜひ行くべきだとすすめると、2000円の入場料が高いとの反論もありますが。東急・JR東日本・メトロは、ここであがった収益を、配当ないし鉄道の維持・持続可能性に使えるわけで、アベノミクス地方創生の皮肉な結実としかいいようがありません。自民党公認の各級議員全員が説明責任を負っているといえそうです。

【衆議院本会議】
 採決は無く、「空家対策特措法改正案」(211閣法43号)について、大臣の趣旨説明と、立憲、維新の2党議員の代表質問がありました。感染対策で半数出席のルールが適用されました。法案は「吊るし」が降りて、今後、国土交通委員会で審査されることになります。

【参議院内閣委員会】
 第一委員会室で開かれました。重要広範議案「新型インフル特措法及び内閣法改正案」(211閣法6号)で、総理入り質疑がありました。

 自民党の三宅伸吾さんは「内閣官房で庁をも設けるのは初めてだ」と指摘すると政府は「府省の外局と、内閣のデジタル庁などがあるが、内閣官房は初めて。行政各部の総合調整をする。司令塔として一段上の組織となる」と答弁しました。私は30年近く前、政治学科で片岡寛光教授に「ドイツ語の官房は、動詞でもあるが、日本では動詞としての官房は使われず調整というが、総合調整という言葉は日本以外ではあまり聞かない」という趣旨のことを習いました。当時の首相官邸は小さかったですが、巨大官邸になった2023年でも総合調整という言葉が使われ出すようになりました。

 採決は、立憲・共産・れいわ反対、自民・公明・維新・国民賛成多数で可決すべきだと決まりました。あす成立のはこび。採決では、政治改革選挙で初当選したスター議員で多くの若者から尊敬された上田清司さん(国民民主党会派)が、政府案に賛成するのに舟をこいでいたようで、委員部委員が走っていき上田さんを起こす残念な場面がありました。

【衆議院憲法審査会】
 8週連続8回目の開催となりました。自由討議では、憲法9条の2「国防規定・自衛隊明記」について発言が集中。立憲民主党の階猛筆頭幹事が「なぜか9条に集中している。議題は自由討議なので、緊急事態条項について発言したい」とし、共産党の赤嶺政賢さんは、現行憲法下で自衛隊創設を共産党が主導した「野坂参三・吉田茂論争」を持ち出して、知識を高めるよう求めました。

【参議院総務委員会】
 「地方自治法改正案」(211閣法19号)が趣旨説明されました。質疑は次回。「地方自治体に、議会を置く」だけの条項を初めて具現化する自治官僚の息遣いが聞こえる骨のある地方議会改正法案ですが、本会議での説明は省略され、大臣が読み上げただけで、次回に法案審査するてはずとなりました。国会議員たちの地方議会軽視がうかがえます。

【外交防衛委員会】
 参議院の矜持が見えました。日英・日豪の駐留軍地位についての条約と実施法案が一括して審議入りしました。外務大臣が「日豪円滑化協定」「日英円滑化協定」の承認案を説明し、防衛大臣が「実施法案」を説明しました。「211条約1号」「211条約2号」「211閣法33号」「211閣法34号」の4案一括で、次回質疑します。

【法務委員会】
 「仲裁法改正案」(211閣法28号)「調停に係るシンガポール条約国内実施法案」(211閣法29号)「ADR裁判外紛争手続法改正案」(211閣法30号)を一括して採決して、可決すべきだと決めました。

【厚生労働委員会】
 「健康保険法改正案」(211閣法16号)が審議入り。
【衆議院地域・こども・デジタル特別委員会】
 「マイナンバー法改正案」(211閣法46号)の参考人質疑。
【参議院経済産業委員会】
 「GX経済移行法案」(211閣法12号)の参考人質疑。
【参議院文教科学委員会】
 「私立学校法改正案」(211閣法21号)で衆では呼ばれなかった幼稚園経営者も招いた参考人質疑。

 以上です。

 

 

【維新・大阪市議会過半数の影響か】衆・憲法審で公明党・北側一雄さんが「9条の2条文イメージ」で自民党・新藤義孝さんを名指し批判、

2023年04月20日 17時20分38秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]公明党の北側一雄さん、今から14年前の2009年8月、大阪府・堺市で、宮崎信行撮影。

 衆議院憲法審査会は定例・木曜日のきょう2023年4月20日、8週連続で開催されました。

 自民党の新藤義孝さんは憲法9条に「自衛隊」の規定を追加することで、違憲論の解消をはかる考えを、先週から再び憲法審の俎上に戻しています。

 連立与党の公明党・北側一雄中央幹事会議長が異論を唱えました。北側さんは2014年7月1日の解釈改憲と2015年の平和安全法制で、高村正彦自民党副総裁と2人で連立与党の協議最高メンバーをつとめました。その経験に加えて、先々週投開票の選挙で、日本維新の会が結党以来初めて大阪市議会でも単独過半数をとり、大阪府内で10年以上続いた維新・公明の小選挙区協力の解消を明言したことから、大阪16区(堺市中心部)の北側さんが大阪17区(堺市郊外部)の馬場伸幸・維新代表との間合いを探り出したとみられます。

 北側さんは「平和安全法制は、2015年5月に法案が国会に提出され、同年9月に成立し、翌2016年3月に施行されました。平和安全法制には、安全保障に関わる様々な関連の法整備が含まれていますがその肝となるのが憲法9条のもとで許容される自衛の措置の限界を明確化したことです。いわゆる武力行使の新3要件です。その基本的な考え方は、法案提出の前年である。2014年7月1日の閣議決定で示されています」としました。北側さんは「私は自公の与党協議、さらにはこれに基づく関連法案の策定、成立に至るまで与党の実務者として関わりました」「憲法9条のもとで許容される自衛の措置について、これまでの政府見解の根幹、基本的な論理は何か。改めて確認したいと思います」としました。

 この後、北側さんが述べた意見は、2014年から2015年にかけてのものと全く同趣旨でした。

 そのうえで、北側さんは「先週の新藤議員の意見に対する若干のコメントを申し上げます」とし異例の連立与党批判。北側さんは「新藤議員はこれまでの9条の政府解釈は堅持したうえで、9条の2として、国防規定とその担い手である自衛隊を明記すべきと主張されています」としつつ「次の点についてはやや疑問があります。自民党のたたき台案では、必要な自衛の措置をとることは妨げずとありますが、9条2項の例外規定と呼ばれる余地を残すことになり、賛成できません。また、自衛隊という組織を憲法上明記することによって、憲法上の国家機関とされないのか、また憲法72条で行政各部の一つとして位置づけられている防衛省の上位機関とみなされないのかということです」と語りました。

 これについては、自民党内での調整でも意見が出ているところです。

 きょうの憲法審査会では、立憲民主党の階猛さんが「自由討議なのに、なぜか9条の話ばかりしている。緊急事態条項の話をしたい」と語り、自民・公明・維新・国民・有志が事前に「9条の2」で議論が進むように示し合わせたのではないかとけん制しました。

 以上です。

国民民主党ぬるま湯、政府案に賛成なのに採決時に舟をこいでいて委員部員に起こされる かつてのスター議員・上田清司さん

2023年04月20日 16時53分46秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
 かつてのスター議員が国民民主党のぬるま湯につかってしまいました。

 参議院内閣委員会は、「新型インフル特措法及び内閣法改正案」(211閣法6号)について岸田文雄首相を呼んで質疑しました。この後、採決になりました。

 この法案は自民、公明、維新、国民が賛成し、立憲、共産、有志の会(衆院のみ)、れいわ新選組が反対しており、野党内で賛否が分かれています。

 採決では当然、上田清司内閣委員も起立しますが、どうやら居眠りしていたようで、委員長がフェイント。参議院職員である委員部員が走り、上田さんを起こして話して、上田さんが起立し、「可決すべきだ」と決めました。



[画像]起立するはずの上田清司委員を起こしに走る参議院委員部員、きょう令和5年2023年4月20日の参議院インターネット審議中継から宮崎信行がキャプチャ。


 国民民主党は4年前の統一地方選で現職再選を優先するために、新人の公認を絞りました。前回衆院選でも「現職全員当選」を目標とするなど、現職議員のぬるま湯ぶりが際立っています。

 以上です。

入管難民法改正案2日間で14時間審議、本村伸子「トルコでクルド語禁止で暴力を受けて来日したが、サッカー選手になる夢はクラブに入るのが就職だからできないと入管に言われた」との体験談を紹介

2023年04月19日 17時54分15秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]陸上自衛隊セクハラ(性犯罪)を告発した元自衛官・五ノ井里奈さんはもともと東日本大震災の体験から陸自に入り、実名告発を決めたのだと、本人に代わって、防衛省人事教育局長・陸幕人事教育部長(右端)に話す本村伸子さん(左端)、きょねん2022年9月、衆議院議員会館で宮崎信行撮影。

 2年ぶりに提出され「入管難民法改正案」(211閣法48号)をめぐって、本村伸子さんがきょうも胸を打つ当事者の体験談を紹介しました。

【衆議院法務委員会 きょう令和5年2023年4月19日(水)】
 法務省は今国会に大量9法案を提出しています。野党の求めと違い「性犯罪の刑法改正案」(211閣法58号・211閣法59号)を後回しにしました。このため、「入管難民法改正案」について廃案を求める議事堂外行動が起きていますが、立憲民主党は徹底審議と修正、共産党は法案出し直しを提案しており、審議未了廃案をめざす統一歩調はできていません。

 与党も審議を急ぎ、きのうに続き、きょうも7時間コースの対政府質疑が設定されました。

 立憲民主党からは難民条約の柱で世界的に定着した「ノン・ルフルマンの原則」(追放・送還停止の原則)に反した内容が、準難民の認定などの条文に含まれているのではないかと指摘しました。

 2年前と同じく法務委員の共産党の本村伸子さんは、サッカー選手になれず入管から認定されなかったクルド人の体験談を話しました。日本民族(大和民族)には想像できませんがクルド人4000万人は過去1000年間に2年程度しか国家を持ったことはありません。

 本村さんは次のように語りました。本村さんは「軍隊に入れば自分と同じクルド民族への攻撃に加担させられるおそれがあり兵役を避けるためにトルコを出国し、日本に住む叔父を頼って来日した」としました。トルコ国のその小学校ではクルド語が禁止となっており、話すと教師から繰り返し暴力を受けたとし、これだけでも難民認定の対象になるのではないかとしました。本村さんは体験談を続けて、「サッカーの選手になりたいという夢を持っていて、高校1年生の1学期に入管局に出頭したときインタビューを受けて、将来の夢を話したら、日本にいてどんなに頑張ってもお金と時間の無駄だから国に帰ってと言われた」とのやりとりを紹介しました。その少年は発奮し「いい成績を持ってくれば認めてくれるかという気持ちがあって、勉強とサッカーを両立しながら2回ほど倒れたそうなんですけれども睡眠不足で、それでも良い成績を取るために頑張って実際に良い成績を取ることができた」と考えたそうです。しかし、3学期に成績表を入管に持っていったら「サッカークラブに入ること自体が就職になってしまって、それが禁止されているので、頑張ってスカウトされたとしても、君はサッカー選手にはなれないよ」と言われたとしました。

 サッカーの育成組織が一部リーグの会社が経営しているからだと思われます。本村さんによると、現在は大学に通い国連で働くことを夢見ているそうですが、近々2つ目の夢も奪われるのではないかとおびえていると紹介しました。

 本村さんは難民認定率がドイツ34%、カナダ74%、アメリカ41%だとして、日本はほとんど難民認定していないと問題を指摘しました。

 僅か2日間で14時間審議が進みました。斎藤健法相が少し集中力を切れた答弁をしているきらいがありました。次回はあさって21日(金)9時から。

【参議院本会議 同日】
 「第13次地方分権一括法案」(211閣法44号参議院先議)が共産反対、自公立維賛成多数で可決し、衆議院に送られました。
 これに先立ち「健康保険法改正案」(211閣法16号)が趣旨説明され、岸田文雄首相らが答弁しました。

【衆議院財務金融委員会】【安全保障委員会】
 「防衛財源確保法案」(211閣法1号)の連合審査会がありました。

【経済産業委員会】【環境委員会】【原子力問題調査特別委員会】
 「GX60年超ルール原子力規制法及び電気事業法改正案」(211閣法26号)の連合審査会がありました。

【内閣委員会】
 「孤独・孤立対策推進法案」(211閣法36号)の趣旨説明。

【厚生労働委員会】
 「水道行政の国土交通・環境省移管法案」(211閣法45号)の趣旨説明。

【外務委員会】
 「日本バーレーン投資協定」(211条約4号)「日本アゼルバイジャン租税協定」(211条約5号)「日本アルジェリア租税協定」(211条約6号)の趣旨説明。
【地方創生・こども・デジタル特別委員会】
 「マイナンバー法改正案」(211閣法46号)の対政府質疑1巡目。
【国土交通委員会 同日】
 きょねん4月23日の知床遊覧船犠牲者に対する黙祷の後、一般質疑。

【参議院地方創生・デジタル特別委員会】
 「特区法改正案」(211閣法37号)について岡田地方創生相が「全国どこでも便利なデジタル田園都市のためのスマートシティ」に向けた法整備が必要だなどと趣旨説明しました。

【資源エネルギー・持続可能な社会調査会】
 「ウクライナ危機での変化」について政府説明を求め、質疑しました。他の2つの調査会は開催されませんでした。

【東日本大震災復興特別委員会】
 一般質疑。

【情報監視審査会】
 開かれました。

●参議院憲法審査会は定例日ですが開催されませんでした。

以上です。

【大縄飛びの内側から】政党無所属の寺田和佳子・軽井沢町議候補は、自ら届け出た後に選挙事務所で出発式「3選目指してダルマの目入れはここにいる全員で」

2023年04月18日 18時09分53秒 | 大縄跳びの内側から
[写真]23日投票の軽井沢町議選が告示されたきょう18日に3選をめざした出発式で必勝ダルマの目入れをする寺田和佳子町議、きょう午前9時半、宮崎信行撮影。

[追記]当選しました。

 政党に属さない、寺田和佳子・軽井沢町議(長野県北佐久郡)は、3選をめざした出発式で、連続した経済圏の高崎(隣県・群馬県)の必勝ダルマの目入れを「全員でやりましょう」と提案し、集まった運動員・支持者と一体感を演出しました。

[追記 4/20 15:45]定数16人に19人が立候補。他の候補者の名前を知りたい方は、こちらをクリックして、軽井沢町ホームページで確認できます。[追記終わり]

 寺田候補は、まず自分自身が町役場で立候補手続き。「看板を立ててほしい」と連絡し、ポスター張りに出る人全員が残った選挙事務所に登場して出発式をしました。寺田候補は、友人グループごとに立ってほしいと合図。自ら、叔母らグループ、合唱グループなどを互いに紹介しました。そのうえで、これまでの2期で家族とも呼べるようなつながりができたとして、3期目への決意を示しました。そしてダルマの目入れ式。会場にいる全員にマジックで少しずつ目を入れてもらい、最後に寺田候補。ここで「まつ毛もかかないと」との声で、場が和み、一体感が出ました。そして、遊説に出発しました。

 宮崎個人としては、候補者が役場に行っていることと、ダルマの目入れは初めて見ました。選挙には様々な形があると感じます。現職ですから、多くの友人が出発式に集まりました。前半戦と違って、こちらは構図・情勢はまったく分かりませんが、明るい雰囲気でした。

 「町」と「村」には地方自治法上の区別が一切ありませんので、町村長選挙、町村議会議員選挙はともに5日間。第20回統一地方選後半戦は、きょう令和5年2023年4月18日(火)の朝告示され、4年間で選挙カーがもっとも出払う5日間が始まりました。

 早稲田大学鵬志会1年生から31年間選挙に従事する私ですが、「町村議員選挙」を知らないため、朝、軽井沢町に行きました。くしくも駅前の軽井沢プリンスホテルでG7外相サミットが開かれており、町民によると史上最も警察車両が多い3日間だったようです。選挙事務所近くのガソリンスタンドは特需のようでした。

 ちょうど2年前にも私は選挙取材で軽井沢に来ました。この時は「市民と野党の共同候補」を推薦した5党所属の軽井沢町議複数が来ました。私は4年弱前に旧自治官僚との勉強会で寺田さんと知人でしたが、寺田さんは政党に所属していませんから顔を出せず。しかし、「市民と野党の共同候補」期日前投票してくれたとの連絡をもらったので、私は長野県に住民票を置いたことが無いのに、一定の影響力を持てたということで、その後、長野市の墓参で父に報告しました。きょうはそのお礼を兼ねてうかがいました。






【町議選】3選めざす寺田和佳子候補が出発式、完全無所属、長野県北佐久郡軽井沢町 20230418 宮崎信行撮影

【町議選】必勝ダルマに書き込む寺田和佳子候補陣営、長野県北佐久郡軽井沢町、20230418 宮崎信行撮影。



 帰りに選挙漫遊。20年来行きたかった私の地元の英雄「堀辰雄文学記念館」は徒歩15分。十分満足しました。



[写真]堀辰雄文学記念館、長野県北佐久郡軽井沢町で、きょう、宮崎信行撮影。

 以上です。

G7外相サミット物々しい警備の中、入管難民法案で「未成年の子が在留資格なく39度で保険証なし」に本村伸子委員が涙ぐむ場面も

2023年04月18日 17時34分49秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]G7外相サミット最終日で物々しい警備を敷くJR・しなの鉄道「軽井沢駅」コンコース、きょう2023年4月18日午後12時50分、宮崎信行撮影。

 きょうはG7サミット外相会合がある軽井沢に町議選告示の取材に行き、昼過ぎには帰京しました。ちょうど2年前にも参院補選で同地に行きました。「年内に絶対衆院選がある4月」でしたが、立憲民主党が3つとも完勝。なのに10月の全国一斉衆院選では負けました。

【衆議院本会議 きょう令和5年2023年4月18日(火)】
 地方議会の根拠規定を75年ぶりに抜本改正した「地方自治法改正案」(211閣法39号)は共反対、自公立維国有の賛成多数で可決し、参議院に送られました。共産は「審議時間の短さ」も問題視しています。
 「日米宇宙協力協定承認案」(211条約3号)が共れ反対、それ以外の賛成多数で承認されました。
 「二国間航空協定に関する日・EU協定」(211条約7号)
 「サイバー犯罪に関する条約の第二追加議定書」(211条約9号)はともに全会一致で承認されました。
 「著作権法改正案」(211閣法51号)は全会一致で可決し、参議院に送られました。
 そして「孤独・孤立対策推進法案」(211閣法36号)が小倉共生社会担当相から趣旨説明。太栄志さんが初登壇しました。1期生で登壇を経験した人はほかにいて小選挙区当選(神奈川13区)にしては満を持しての登壇という印象です。この政策は、泉健太さんが4年前の参院選で政調会長として国民民主党・玉木雄一郎代表に提案した政策なので、泉さんは今の立場ではあまり言及していない印象です。

【衆議院法務委員会 同日】
 「入管難民法改正案」(211閣法48号)の質疑がスタート。前日のウィシュマさん名古屋収容施設の映像公開では共産党の本村伸子さん(比例東海3期=名古屋市に事務所)も再び見たことになります。きょうの審議で、未成年の子の在留資格をめぐって、健康保険がなく39度の熱があっても病院に行けなかった事例を紹介し、マスク越しに明らかに涙ぐむ場面もありました。本村さんはJR東海への3兆円融資をめぐって麻生太郎財務大臣に「40年生きて、最後まで見届けろ」と要望したところ、「40年後には、私はもう氏んでいる」と返された際に「いやん」と発言するなど、思い入れが強い議員です。JR東海の葛西社長はなくなりましたが、公務員も頭の良い企業人も公正な名古屋であってほしいと思います。そして、全国どこでも、憲法も選挙制度も公正かつシンプルで透明でないと、若い人は代議制民主政治に期待が持てないことになります。

【衆議院財務金融委員会 同日】
【衆議院安全保障委員会 同日】
 「防衛財源確保法案」(211閣法1号)が審議される一方、安全保障委は「基盤強化法案」(211閣法20号)ではなく、一般質疑3時間コースとなりました。北朝鮮ミサイルと陸自第八師団長の南西諸島・宮古島沖ヘリ墜落についての政府の説明を求めました。安住淳・国対委員長は「防衛2法案の連休前衆議院通過阻止」を理事らに命令しました。

【衆議院地域・こども・デジタル特別委員会 同日】
 「地こデ特」では「マイナンバー法改正案」(211閣法46号)が審議入りし、与党のみ質疑しました。

 【参議院法務委員会 同日】
 「仲裁法改正案」(211閣法28号)と「調停に係るシンガポール条約国内実施法案」(211閣法29号)と「ADR裁判外紛争手続法改正案」(211閣法30号)が審議入りしました。

【参議院内閣委員会 同日】
【参議院厚生労働委員会 同日】
 連合審査会などで「新型インフル特措法及び内閣法改正案」(211閣法6号)を審議しました。

【参議院農林水産委員会 同日】
 「グリーンウッド法改正案」(211閣法31号)が趣旨説明されました。

【参議院経済産業委員会 同日】
 「GX経済移行法案」(211閣法12号衆議院修正)の政府案と衆議院修正部分が説明されました。「60年ルール超法案」は衆議院に留め置かれています。

【参議院国土交通委員会 同日】
 「地域公共交通活性化・再生法改正案」(211閣法17号)の参考人質疑などがありました。

【参議院文教科学委員会 同日】
 「私立学校法改正案」(211閣法21号)が趣旨説明されました。

以上です。

3年連続で参議院決算委員会に統一地方選応援に回る今井絵理子さんが登場「特別支援学級の教科書改訂を」大臣「すべて改定しました」

2023年04月17日 22時52分46秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]応援演説終了後も長時間写真撮影に応じる今井絵理子参議院議員、第20回統一地方選前半戦最終日の先々月2023年4月8日、横浜市「大倉山」駅で、宮崎信行撮影。

 第20回統一地方選後半戦がきのうから始まりました。きょうは決算委員会が開かれました。

【参議院決算委員会 きょう令和5年2023年4月17日(月)】
 「令和3年度決算承認案」の省庁別審査で、文部科学省、農林水産省、国土交通省。

 統一地方選の応援にかけまわる自民党の今井絵理子さんが登場。

 今井さんは、おととし4月5日(総理入り)、きょねん4月25日、ことし4月17日。3年連続でこの時期に決算委に登場。今井さんはおととし「教科書には、文部科学省の検定を受けた教科書と文部科学省が著作の名義を有する文部科学省著作教科書がある」とし「文科省では特別支援学校用に視覚障害者用の点字教科書、聴覚障害者用の言語指導の教科書、知的障害者用の教科書を作成しているが、20年間改定されていない」と指摘しました。
 きょうの決算委で、文部科学大臣は「学習指導要領の改訂を踏まえ小学部は令和2年度から、中学部は令和3年度から使用できるよう改定を行った」と述べました。

[追記 4/18 この段落の文を補いました]

【衆議院法務委員会理事懇談会 同日】
 故ウィシュマさんのビデオが再度公開され、本村伸子さんや、立憲民主党の寺田学、鎌田さゆり両理事らが見ました。

 以上です。

【区議選】国民民主党の電力総連組織内の6選現職があすの区議選急きょ不出馬へ

2023年04月15日 14時58分36秒 | 経済
[写真]世田谷区内での選挙戦のようす映っている候補者らは全く別。

 国民民主党公認で電力総連組織内の50代男性世田谷区議会議員があす告示の第20回統一地方選後半戦に急きょ出馬しないと決めたことが分かりました。椎間板ヘルニアの治療のためだとされています。

 同区議は、福島県出身で、同区在住の小沢一郎衆議院議員の秘書をしました。その後になってから、東京電力不動産に入社。民主党から区議に当選して6期連続上位当選。但し、小沢一郎事務所内で、「東電不動産の月給と世田谷区議の月給を両方もらっていてうらやましい。小沢先生のところにはあまりあいさつに来ないようだ」と嫉妬の対象になっていました。そのこととの関係は分かりませんが、立憲民主党ではなく国民民主党に公認を求めていたことは、きょう初めて知りました。

 電力総連組織内の地方議員は70名程度いて、自治労、日教組よりも多く、労組系最多。

 以上です。

G7唯一の現職首相爆弾テロ遭遇、自民党をうらむ地方若者男性か 聴衆阿鼻叫喚、けが人なし

2023年04月15日 12時23分28秒 | 自民党
 さきほど11時半、G7サミット議長で支持率が上がる岸田文雄首相・自民党総裁が和歌山1区「雑賀崎漁港」で銀色の筒性の爆発物が「ドーン」という底から響く音の爆発があり、若い男が逮捕されました。演説直前の岸田さんはどこかにかくまわれ健在とみられ、聴衆は阿鼻叫喚の中逃げだしました。

 近畿圏では、きょねん7月8日の午前11時半ごろに、安倍晋三元首相・元自民党総裁が射殺されており、衰退著しい近畿圏の若い男の模倣犯であることも予想されます。

 アベノミクス・地方創生・特区での東京と地方県都の著しい格差の拡大が恨みの背景にあるかもしれません。新人同士の和歌山県知事選が異常な低投票率になるなど、政権交代なき政治に不満を持っている当事者が多い政治文化がうかがわれました。

 和歌山1区をめぐっては、日経新聞単独の調査で、維新女性新人が、自民男性元職をわずかにリードしていると報じており、自民党に限ると劣勢とのみかたもありました。
 G7現役首脳への爆弾テロは今世紀初めてとみられます。
 断じてじて容認できません。
 民主主義にあってはならないことで、民主主義の神様からみて、許されない行為です。

 私は、日高郡選出の玄素彰人県議(定数3で無投票2選)と和歌山市「雑賀鉄砲祭り」を訪れたことがあり、8代将軍を生んだ和歌山城の文化をしめているところがありました。また筆者は2008年に公明党員に尾行されたことがあり、1億年がかりで敵を復讐して経済・社会から潰し消す私は今でも許していません。

 和歌山市出身で大企業を脱サラして港区で成功した男性はきょねんお母さんを東京に呼び寄せました。

 以上です。



地方議会に関する地方自治法が75年ぶり改正、統一選谷間の変な政治日程に、衆総務委で共産「3時間短過ぎ」と反対も可決

2023年04月14日 19時58分46秒 | 地方
[写真]地方議会議事堂に立つ筆者、ここは現存しない、4年前。

 都道府県議会、市区町村議会の設置根拠である地方自治法の第89条が、75年ぶりに完成する法案が、きょう衆議院総務委員会を通過しました。
 第33次地方制度調査会の中間報告を総務省自治局が先取りして法案化した内容。ところが、おそらく総務省、自民党、衆参両院議員も意図せず、第20回統一地方選前半戦が終わり、翌週から後半戦が始まる時期に衆議院総務委員会で審議されました。
 このため共産党委員が「3時間は短すぎる」「地方議会関係者を参考人に招くべきだった」と批判しました。

 日本国憲法が審議されていた昭和22年、解体された内務省地方局から移行した地方自治庁の官僚は大慌てで地方自治法をつくりました。

 その第89条は、「普通地方公共団体に議会を置く」と十数文字だけの法的根拠を置きました。

 今回の改正法案が参議院でも可決され成立されると、現行法に溶け込んで次のような規定になります。

第89条第1項
 「普通地方公共団体に、その議事機関として、当該普通地方公共団体の住民が選挙した議員をもつて組織される議会を置く。」

第89条第2項
「普通地方公共団体の議会は、この法律の定めるところにより当該普通地方公共団体の重要な意思決定に関する事件を議決し、並びにこの法律に定める検査及び調査その他の権限を行使する。」

第89条第3項「前項に規定する議会の権限の適切な行使に資するため、普通地方公共団体の議会の議員は、住民の負託を受け、誠実にその職務を行わなければならない。」

 このようになります。

 今世紀劣化著しい、総務省自治三局ですが、今回は骨があるところを感じました。

 以上です。


猪瀬直樹参議院議員が初登壇し「GX経済移行法案のキャップ・アンド・トレードは2008年に私がダボス会議で提唱した」と語る

2023年04月14日 19時46分22秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[画像]猪瀬直樹・日本維新の会参議院議員、西村康稔経済産業大臣、西村明宏環境大臣、きょう2023年4月14日の参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 日仏共同テレビ局「フランス10」の及川健二代表・記者はきょうがバースデー。おめでとうございます。

 「ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」はアクセスが低迷していますが、「https://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog」をランディングページ(最初に開くページ)とする読者はごく微減にとどまっています。最盛期の平和安全法制国会と比べても4割減ですから、健在と言えるでしょう。

【参議院本会議 きょう令和5年2023年4月14日(金)】
 猪瀬直樹参議院議員が初めて登壇しました。歴代都知事は、青島さん、石原さん、舛添さん、小池さんと「前議員バッジ」を持っていますが、猪瀬さんだけ「前議員バッジ」がないので、おととし衆議院第二議員会館前の青空の下、一人ポツンとポールに腰掛けて時間をつぶしている姿をお見受けしたので、新人議員となり、意気軒高だと思われます。

 「GX経済円滑移行法案」(211閣法12号)が西村康稔経済産業大臣から趣旨説明され、各党の質問に、西村経産相と西村明宏環境相の、安倍首相の下官房副長官経験のある清和会の両西村が答弁しました。

 猪瀬さんは「今から15年前の2008年1月東京都副知事であった私は、石原都知事の代理として世界経済フォーラム、いわゆるダボス会議に出席しました」「キャップ・アンド・トレード制度であり、東京が率先して先進的な施策を導入し、国全体における技術開発や産業育成に繋げていく目論見がありました」「国策としては実現しませんでした。なぜ導入が止まってしまったのか。当時の検討内容と、実現に至らなかった経緯について環境大臣に説明をお願いしたい」と語りました。当時、福山哲郎参議院議員もキャップ・アンド・トレードの法案を出し、政権交代後に衆議院も通過しましたが、鳩山由紀夫首相退陣の混乱で会期内に消化できず廃案となったまま、今日にいたりました。

 「特定先端大型研究施設共用促進法改正案」(211閣法35号参議院先議)は全会一致で可決し、衆議院へ。本院先議法案の可決はこれが初めて。
 「民事訴訟デジタル化法案」(211閣法60号)は共反対、自公立維国賛成で可決し、衆へ。
 「改正防衛省設置法」(211閣法19号)は共反対、自公立維国賛成多数で可決し、成立しました。

【衆議院本会議 同日】
 「マイナンバー法改正案」(211閣法46号)が河野デジタル相から趣旨説明され、各党議員が登壇して質問しました。

【衆議院総務委員会 同日】
 「地方自治法改正案」(211閣法39号)は前回質疑が終局していました。採決の結果、共反対、自公立維国賛成多数で可決すべきだと決まりました。来週火曜日の本会議に上程。

【衆議院文部科学委員会 同日】
 毎年のように提出されている「著作権法改正案」(211閣法51号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。

【衆議院外務委員会 同日】
 「日米宇宙協力協定」(211条約3号)
 「二国間航空協定に関する日・EU協定」(211条約7号)
 「サイバー犯罪に関する条約の第2追加議定書」(211条約9号)を承認すべきだとしました。

【衆議院法務委員会 同日】
 「入管難民法改正案」(211閣法48号)がきのうの本会議後の当委員会付託を経て、すばやく、斎藤法相から趣旨説明されました。与野党の修正協議のうえで今国会で成立する方向性。

【衆議院安全保障委員会 同日】
 重要広範議案「防衛産業基盤強化法案」(211閣法20号)が防衛相から趣旨説明されました。今国会の重広はすべて衆議院の委員会で審議入りしました。

【衆議院経済産業委員会】
 重要広範議案「GX原子力基本法・電気事業法を改正する電源法案」(211閣法26号)の参考人質疑。この後、環境委・原子力特別委との連合審査会を開くことを決めました。連合審査会は4月19日(水)9時から。

【衆議院内閣委員会 同日】
 一般質疑。

【参議院地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会 同日】
 「第13次地方分権一括法案」(211閣法44号参議院先議)が共反対、自公立維国賛成多数で可決すべきだと決まりました。

【参議院災害災害対策特別委員会 同日】
【参議院消費者問題特別委員会 同日】
 大臣所信に対する一般質疑。

【参議院改革協議会 同日】
【参議院改革協議会の専門委員会 同日】
 開かれ、牧野京夫さんらが議論しました。

 以上です。


来週も定例の衆議院本会議はすべて開催へ、第20回統一地方選後半戦の国会議員の地元応援限定的

2023年04月14日 19時17分18秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]第20回統一地方選前半戦で、非組織選挙区内外ボランティア・車上労務員のみで当選した陣営、先週、宮崎信行撮影。

 第20回統一地方選後半戦の市区長・市区議選挙はあさって日曜日に告示されますが、来週の衆議院本会議も定例日に予定通り開かれることとなりました。

 4月18日火曜日は、「孤独・孤立対策推進法案」(211閣法36号)
 4月20日木曜日は、「空家対策特措法改正案」(211閣法43号)
 4月21日金曜日は、「日本語教育機関認定法案」(211閣法22号)

 で、所管大臣が趣旨説明し、各党議員が質問して、所管大臣が答弁することになります。

 第20回統一地方選は微減の自民党、微増の立憲民主党、惨敗の共産党とも、候補者はいつも以上に必死で、従事者は、回数を減らしつつもイベントでは力を入れた陣営が勝利しました。後半戦も、当たり前ですが、候補者とその家族のやる気・志を、近所の友人がどれだけ支えるかが、コロナ前よりも一層問われます。

 以上です。

岡田克也・岸田文雄、あす(4/15)ニアミス、新浦安駅前で、日本一若い小選挙区でポストアベ政治、自、立こども子育てから逆転の潮目になるかも

2023年04月14日 19時00分58秒 | 岡田克也、旅の途中
[写真]街頭演説会開催中に、演説を終えた岡田克也さんに、好意的な文脈で歩み寄り、ひじタッチ・おじぎをする聴衆、前回衆院選前哨戦(2021年10月)、東京・都区東部で、宮崎信行撮影。

 岡田克也さんと岸田文雄首相が、あす令和5年2023年4月15日(土)、千葉県浦安市の「新浦安駅前」でニアミスすることが分かりました。

 千葉5区補選の応援で、岸田首相は午後4時半、岡田幹事長は午後5時に、新浦安駅周辺で街頭演説会にのぞむこととなりました。

 18歳から30歳までの支持率では、安倍自民党が立憲民主党を圧倒する割合で上回ってきましたが、岸田内閣ではがれ、他の年代の割合と変わらなくなりました。「異次元のこども子育てたたき台」をめぐって、自公から立憲にさらにシフトするかも。日本で最も若年人口の割合が大きい千葉5区でニアミスは注目されます。

 立憲民主党は下野後、海江田万里さん、岡田克也さん、枝野幸男さんらの街頭演説は聴衆50人程度がざらでした。安倍晋三さん、岸田文雄さんらの街頭演説は500名前後が集まるのがざらです。 

 とくに下野後の立憲民主党は、弁士の超至近距離に60歳前後の男性1人が陣取り、腕組みをしながら演説を視聴。その後、拍手と合いの手を入れながら、弁士を握手をする姿がたびたび見られました。筆者は心の中で「腕組みおじさん」と命名していましたが、腕組みおじさんは演説を聞くだけど、票をとるような手足の動かし方をしていないようで、現役時代どれだけ偉かったか知りませんが、まるっきり投票結果に結びついてきませんでした。

 千葉県警の所轄署若手警察官は、あすが初めての要人警備・警護で緊張するかもしれませんが、日本一若い選挙区での聴衆の反応は興味深いところです。

 第20回統一地方選と国政統一補選は、次期政権交代に向けた潮目になりそうな気配が出てきました。

 以上です。

入管難民法改正案が2年ぶり審議入りのっけから修正協議へ野党のきょねんの参法を軸に、今国会の頂はまだ高く、峠は連休明けに

2023年04月13日 22時37分38秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
3年前の検察庁法改正案の完全廃案に続き、2年前にウィシュマさんの事案が発覚して、入管難民法改正案も廃案となりました。2年ぶりに再提出された入管難民法改正案が提出されましたが、野党はきょねん共同提出した参議院議員立法を軸にした修正協議に取り組む方針を決めました。

【衆議院本会議 きょう令和5年2023年4月13日(木)】
 今国会最多の10本以上の法案が衆議院を通過し、重要広範議案2本目も通過しました。但し、これから与野党修正協議が始まりそうですので、衆議院の峠も連休明けになりそうです。
 「日豪円滑化協定実施法案」(211閣法33号)と「日英円滑化協定実施法案」(211閣法34号)は共れ反対、自公立維国有賛成多数で可決し、参議院に送られました。
 「気候変動適応化法改正案」(211閣法32号)はれいわ新選組が反対しそれ以外の与野党の賛成多数で参議院に送られました。政府による熱中症アラートを新設。
 「令和3年度予備費使用総調書」は立憲民主党は一般会計に反対して特別会計は賛成、日本維新の会・国民民主党ははすべて反対するなどして承諾され、参議院に送られました。
 「景品表示法改正案」(211閣法27号)は全会一致で可決し、参議院に送られました。罰則を強化。
 「グリーンウッド法改正案」(211閣法31号)も全会一致で可決し、参送付。
 「医療ビッグデータ法改正案」(211閣法28号)は共れ反対、それ以外の賛成多数で可決し、参へ。
 「GPS装着を可能とする刑事訴訟法改正案」(211閣法41号)は共れ反対、それ以外の政党の賛成多数で可決し、参へ。
 「海上運送法改正案」(211閣法42号)は全会一致で可決し、参へ。
 重要広範議案「健康保険法改正案」(211閣法16号)も討論なく採決。立維共有れ反対、自公国賛成多数で可決し、参へ。
 この後、斎藤健法相から「入管難民法改正案」(211閣法48号)が趣旨説明され、審議入り。共産党の本村伸子法務委員は「2年前の法案とほとんど変わらない」と質問演説で指摘しました。傍聴席にはウィシュマさんの遺族が座りました。散会。

【衆議院安全保障委員会 同日】
 防衛3文書について、外相・防衛相から説明があり、各党が質疑しました。GDP比2%以上の国が多いことや、有事の防衛産業従事者の労働基準法特例について与党から質問がありました。また、財務金融委員会との連合審査を開くことも決まりました。

【衆議院原子力問題調査特別委員会 同日】
 「GX電源法案」の経済産業委との連合審査会を決議。

【衆議院憲法審査会 同日】
 憲法及び基本法制の自由討議7回目。

【衆議院総務委員会 同日】
 「地方自治法改正案」(211閣法39号)を質疑し、終局宣言。あす採決。このやり方は、次の本会議を確実に立てるためのものです。

【参議院内閣委員会 同日】
 重要広範議案「新型インフル特措法及び内閣法改正案」(211閣法6号)の参考人質疑。筆者の母校・日大二校からの進学者も多い昭和大学医学部の二木芳人参考人はテレビを含めて久しぶりにお見受けしたような印象を持ってしまいました。この後、対政府質疑。れいわ新選組は大島九州男さん。対総理質疑では以前、安倍晋三首相から安倍晋太郎外相(ともに故人)の「アフリカに毛布を送る運動」の連携に言及したことにお礼を言われたこともありましたが、今回も対総理質疑のチャンスがありそうです。

【参議院法務委員会 同日】
 「民事訴訟デジタル化法案」(211閣法60号参議院先議)は共反対、それ以外の賛成多数で可決すべきだと決まりました。

【参議院外交防衛委員会 同日】
 「防衛省設置法改正案」(211閣法19号)。次の日本共産党委員長の期待も大きい山添拓さんは「定員増に反対する」としました。共産・沖縄の風が反対し、それ以外が賛成して可決すべきだと決まりました。あす成立。

【参議院文教科学委員会 同日】
 「特定先端大型研究施設利用促進法改正案」(211閣法35号)は対政府質疑の後、討論無く採決され、全会一致で可決すべきだと決まりました。

【参議院国土交通委員会 同日】
 「地域公共交通活性化・再生法改正案」(211閣法17号)。

【参議院厚生労働委員会 同日】
【参議院農林水産委員会 同日】
 一般質疑。

 以上です。