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宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

野党「こどもたたき台」で対決色強まる、小川淳也・厚労委筆頭「防衛費だけ聖域なので、総裁選に向けて宏池会が清和会に配慮しているのか」と語る

2023年04月12日 17時19分33秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]小川淳也・衆議院厚生労働委員会筆頭理事、おととし2021年10月、香川県高松市で、宮崎信行撮影。

 統一地方選前半戦の自民党の98議席減、立憲民主党の10議席増の勢いも受けて、与野党対決色が強まりました。

【参議院憲法審査会 きょう令和5年2023年4月12日(水)】
 今国会2回目の開催。7分遅れで始まり、参議院の緊急集会に関する各会派の考え方について、発言し、参議院法制局長への質疑をまじえた議論となりました。

【参議院本会議 同日】
 「地域公共交通活性化・再生法改正案」(211閣法17号)で、斉藤鉄夫国交相(公明党副代表)の趣旨説明とそれに対する質疑だけがありました。共産党はこの政策を統一選の目玉としていましたが、前半戦では不発となり4分の1の議席を失いました。田村智子副委員長は質問で「千葉県内の路線、JR東日本がバスを前提にしている」と指摘し、大臣は「JR東日本は再構築協議会で、バスを選択肢として出しただけだ。今後、JR東日本がバスにこだわるならば、省としても指導していきたい」と述べました。

【衆議院厚生労働委員会 同日】
 「健康保険法改正案」(211閣法16号)が自公のみの賛成多数で可決すべきだと決まりました。
 採決に先立つ対総理質疑では、立憲民主党の小川淳也前政調会長が「こども子育て政策よりも、防衛費を聖域化している」と防衛増税を批判。首相は「令和5年度予算においても予算全体の6割以上は社会保障であったり教育費に割り当てている」とはぐらかしました。小川さんは「防衛費優先するために法案(211閣法1号と211閣法20号)を出してるじゃないですか」と反撃しました。
 小川さんは「私、大平正芳さんの地元なんですよ、香川。自民党宏池会はどうなったんですか。2%の防衛費、敵地攻撃集、団的自衛権。岸田さんの視線の先にはおそらく、自民党清和会があるんでしょうね。そしてそれは来年秋の自民党総裁選の再選を最優先に考えている。あらゆる政策決定の背景にそれがあるんですよ」としました。
 小川さんは重ねて「3月11日に福島に行って中学生と懇談しましたね。そのときになぜ総理大臣を目指したかと聞かれて、一番権限が大きいだからだと言った。私これぞっとしたんですよこの報道を見たとき。総理は自民党右派に気を使って政治信条を軽々と飛び越える」「せめて、私はこういう社会にしたい。あるいはこの課題を解決したいだから総理大臣を目指したと言えるような総理大臣であるべきじゃないんですか」と語りました。首相は「派閥単位の議論に矮小化するなどということは全く考えていません」「どの立場であっても、この政治の責任を果たすために全力で取り組まなければいけない」とはぐらかしました。

【衆議院外務委員会 同日】
 速報の記事で書いた通り、条約承認案12件のうち1件の提出が遅れています。きょうは、「日米宇宙協力協定」(211条約3号)「二国間航空協定に関する日・EU協定」(211条約7号)「サイバー犯罪に関する条約の追加」(211条約9号)の3つが趣旨説明されました。

【衆議院農林水産委員会 同日】
 「グリーンウッド法改正案」(211閣法31号)が全会一致で可決しました。今回も、金子恵美ネクスト農相が独自の修正案を提出しました。先週木曜日の次の内閣で決定したのは「附則第4条に、政府が違法伐採の状況を勘案して適切に合法性の確認を確保する措置を検討する項目を追加する」などとした修正案でしたが広がらず。党は政府案について金子ネクスト農相に「一任する」と決定していましたので、政府案に賛成に回り、全会一致での可決となりました。

【衆議院内閣委員会 同日】
 「医療ビッグデータ法改正案」(211閣法38号)が共産のみ反対して、賛成多数で可決すべきだと決まりました。

【衆議院法務委員会 同日】
 「仮釈放者にGPS装着を可能とする刑事訴訟法改正案」(211閣法41号)は共産のみ反対、自公立維国の賛成多数で可決すべきだと決まりました。共産委員は、性犯罪刑法など犯罪の種類に応じた規制をすべきではないかとしました。

【衆議院文部科学委員会 同日】
 「著作権法改正案」(211閣法51号)の質疑1巡目で、自公立維の4党だけで、次回に持ち越しました。

【衆議院国土交通委員会 同日】
 「海上運送法改正案」(211閣法42号)が全会一致で可決すべし。

【衆議院経済産業委員会 同日】
 重要広範議案「GX原子力規制法・電気事業法改正など電源法案」(211閣法26号)の対政府質疑。

【衆議院北朝鮮拉致問題に関する特別委員会 同日】
 大臣らの所信に対する質疑がありました。この委員会はずっと見ていると、県議出身の当選1回生が「長年、拉致問題に関心を寄せていた」として質問を希望する傾向があります。そのため、議論全体として前に進んでいないというイメージを持たざるを得ません。

【参議院3つの調査会】
 定例の水曜日の本会議後に開かれ、明石康さんらから意見を聞きました。

 以上です。
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【速報】健康保険法改正案は与野党対決、自公のみの賛成で可決、総理入り質疑で国民「出産の保険適用で混乱」強く批判

2023年04月12日 16時41分44秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]共産党の反対討論に立った宮本徹・衆議院厚生労働委員(右)きょねん10月、国会内で宮崎信行撮影。

 「健康保険法改正案」(211閣法16号)が自民党・公明党が賛成し、立憲・維新・国民・共産の野党すべてが反対して、さきほど衆議院厚生労働委員会で可決しました。

 国会対策委員長の紳士協定「重要広範議案」のため、岸田文雄首相も同委員会に出向き、1時間強「対総理質疑」にのぞみました。対総理質疑は衆参あわせて8時間となりますが、今国会は例年と違い、野党が予算関連法案での重広指定を避けました。そのため、4月中旬という遅い時期での第1号の対総理質疑となりました。

[追記・訂正 17時半]「新型インフル特措法及び内閣法改正案」(211閣法6号)は衆議院を3月30日(木)に自公維国の賛成で通過しており、これが重要要広範議案の衆議院通過第1号でした。対総理質疑は衆議院で2回行われ、参議院では現時点でゼロです。誤りに自分で気づきましたので、訂正します。[追記・訂正終わり]

 国民民主党の田中健さん菅義偉前首相も含めた政府の「出産費用保険適用と大きく報道されたことで、すぐにでも保険適用になると思っている国民が多く、現場で混乱もあるようだ。3年後をめどでは遅すぎるのではないか」と問いました。

 首相は「出産費用の保険適用について検討を行っていく必要があることから、令和8年度をめどに検討を進めることとしております」と語りました。

 国民民主党の玉木雄一郎代表がきょねん「検討使」と揶揄。これを受けて、SNSでの岸田さんの物まねなど世論で「検討を進める」は常套句としてかなり浸透しています。

 首相は「この国会においても各党から様々な意見がありました。そうした議論を踏まえて、この度出産費用の見える化を進めて検証を行った上で、次の段階として、この出産費用の保険適用を含め検討を行う。こうしたことをこども子育て政策のたたき台の中に盛り込んだこうした経緯をたどりました」としました。この出産の保険適用については、先ほども議論の中にありましたがメリット、デメリット、様々な指摘があります」と煮え切らない姿勢を示しました。

 一方、与党・自民党は小泉進次郎さんが先週の本会議に続き質問に立ちました。5分間の持ち時間ながら「先週統一地方選の応援の際に大磯駅で見つけた」として、子ども用車いすに配慮するよう求めた看板をパネルにして「私も3歳児の父として時々ベビーカーを使うから分かる」と聞きました。与党議員、閣僚経験者、持ち時間5分のいずれの要素からも、国会中継がない質疑で、パネルを使うのは異例で、小泉さんの存在感を示そうとの考えが浮き彫りになりました。あるいは焦りなのかもしれません。

 以上です。
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【独自】日本クロアチア航空協定の国会提出遅れる、署名ができておらず、見通し立たず

2023年04月12日 15時06分16秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
 政府が1月23日の衆参議院運営委員会で「2月下旬に提出したい」とした「日本クロアチア航空協定の承認案」の国会提出の見通しが立っていないことが分かりました。外務省が当サイトの取材で認めました。外務省は二国間の署名がされていないことを理由としてあげました。

 今国会では「日本学術会議法の改正」と「日本クロアチア航空協定の承認案」の2つが提出の見通しが立たない状況となりました。

 今回の第211回国会の会期は6月21日(水)まで。

 以上です。
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【独自】[訃報]先代の北区長・北本正雄さん102歳で逝去 花川よそうた現職区長88歳(投票日)の出馬で話題

2023年04月12日 15時00分00秒 | 地方
[写真]北区の区長室・区議会が入る庁舎、おととし2021年10月、宮崎信行撮影。

 1つ前の東京都北区長だった北本正雄さんが102歳で、7日までに亡くなったことが分かりました。同区役所が取材で認めました。政府は先週2023年4月7日金曜日の閣議で「従四位」の叙位を決定していました。

 北本さんは1983年に62歳で区長に当選し、5期20年、82歳までつとめました。北区生まれで、都庁(有楽町)に入庁してから、中央大学法学部(駿河台)を卒業。その後都区の役割改革で、北区職員に転籍。助役(副区長)から相乗りで区長となりました。当時、都庁入庁・中大法卒・都区改革で区役所転籍・助役から区長になるキャリアパスは近隣の区でも複数ありました。

 この後、2003年から、自民党都議だった花川よそうた(花川與惣太)さんが68歳で区長に当選し、次の次の日曜日に告示される区長選に出馬(投票日時点で88歳)するため、全国的に注目されています。この選挙には、自民党女性都議、諸派女性区議、女性経営者も出馬表明。なお、元ジャニーズ有名タレントの大沢樹生さんも出馬することを発表しましたが、花川さんと政策協定を結ぶ記者会見を開き、撤退しています。

[追記・訂正 17:45]次の次の日曜日ではなく、次の日曜日でした。初回投稿記事本文も訂正しました。[追記・訂正終わり]

 歴代区長が長寿であることも、北区の政治文化の土壌にありそうです。

 以上です。 
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2023年春の国政統一補欠選挙スタート、安倍晋三元首相暗殺後では初めての補選

2023年04月11日 23時10分32秒 | 国政統一補欠選挙
 G7で過去半世紀では唯一の首相経験者暗殺となった安倍晋三衆議院議員死亡に伴う山口4区補欠選挙が、千葉5区(自民現職辞任)、和歌山1区(国民現職の知事転出)、山口2区(自民現職辞任)とともにきょう告示されました。先週告示された参議院大分補選(現職が知事転出・落選)とあわせて統一地方選と同じ4月23日(日)投票となります。

 焦点は和歌山県内の小選挙区で初めての維新議席獲得なるか。山口2区は無所属元職に、立憲フォーラムの議員が応援に入っています。立憲民主党は泉健太代表が千葉5区で「政治とカネで辞任した」、岡田克也幹事長が山口4区で「争点は、桜を見る会、統一教会、アベノミクスで有権者の良識を問う選挙だ」と出発式などで応援演説しました。

 以上です。

 
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消費者委は安定の全会一致、「防衛省設置法」も参・外交防衛委で審議入り、金曜日は「マイナンバー法」が審議入り

2023年04月11日 23時01分53秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
 きょうも国会審議が行われました。

【衆議院消費者問題に関する特別委員会 きょう令和5年2023年4月11日(火)】
 「景品表示法改正案」(211閣法27号)は先週4日(火)に河野太郎消費者相から趣旨説明されました。きょうは法案審査1巡目。質疑が終局して、採決の結果全会一致で可決すべきだと決まりました。この委員会はたいてい全会一致ですが、1巡だけで採決はやや珍しいです。秋の臨時国会では過密労働だった消費庁にも春が訪れました。

【参議院外交防衛委員会 同日】
 「防衛省設置法改正案」(211閣法19号)が審議入りしました。衆議院段階では共産が反対し、立憲が賛成するなど野党の足並みはそろっていません。

【参議院法務委員会 同日】
 衆議院から3法案が送付されましたが、それではなく、「民事訴訟デジタル化法案」(211閣法60号参議院先議)が審議入りしました。質疑は次回。

【参議院文教科学委員会 同日】
 「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律の一部を改正する法律案」(閣法第35号参議院先議)が審議入りしました。

【参議院国土交通委員会 同日】 
 一般質疑。

【衆議院地域・こども・デジタル特別委員会 同日】
 一般質疑。共産党の高橋千鶴子さんが「異次元のたたき台」に言及する際、ユニークなタイトルに吹き出すハプニングがありました。

 以上です。

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岡田克也幹事長、立憲民主党が第20回統一地方選県議10増も「踏みとどまった」と後半戦に向けて引き締めをはかる

2023年04月11日 22時52分38秒 | 岡田克也、旅の途中
[写真]岡田克也立憲民主党幹事長、きょう2023年4月11日、衆議院第二議員会館で、宮崎信行撮影。

 立憲民主党の岡田克也幹事長はきょうの記者会計で、おとといの第20回統一地方選前半戦で、県議が10増、政令市議が2減で、あわせると8増だとする党見解を示し、「なんとか踏みとどまった」と語りました。

 筆者は質疑応答で広島、山口両県議など西日本で投票率が(徳島、大分両県を除いて)軒並み落ち、筆者の知人も含めた自民党公認代替わり新人が大差で敗北していると指摘しました。自民党はおよそ41道府県議選で、98議席減だとする分析もあります。

 そのうえで、告示日と重なった3月31日の「異次元の少子化対策のたたき台」をもとに自民党首脳らが予算増を示唆する選挙対策が空振りに終わったのではないかとの問いに、その効果は分からないとしました。岡田さんは「出していろんな手を使ったりもわからず、自民党は今回の県議選は今回の提案ああいうふうにうんおそらく相当深刻に情勢ではないか」としつつ「あまり人のことは言えないが」として、後半戦に引き締めを図りました。

 共同通信が「議席減」としていることについて、共同通信に問い合わせたとし、各県連に所属議員を確認して、公認候補で当選した人を4年前と比較しているとして再確認を求めました。

 日本維新の会の躍進、公明党の微減、日本共産党の惨敗、れいわ新選組・政治家女子48党の全敗については質問がなく見解は語りませんでした。但し、記者会見前の常任幹事会で、西村ちなみジェンダー平等本部長から、当選率が高いとの報告がなされたとし、当選率が低い維新との対比を強調しました。

 また、岡田さんは、4年前に「女性全員当選」など議席を伸ばした「立憲民主党」(枝野幸男代表・福山哲郎幹事長)に関して、あまり当時の経緯が分からないことも吐露しました。

 以上です。
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立憲民主党は道府県議選が32議席増、政令市議選が2議席減と公式発表、第20回統一選前半戦

2023年04月10日 20時22分17秒 | 新・立憲民主党2020年9月15日結党
[写真]立憲民主党の大串博志選対委員長、きょねん6月、衆議院第4控室で宮崎信行撮影。

 立憲民主党は、きのう2023年4月9日(日)投票の41道府県議選で、236人が当選したとの集計を発表しました。現有204議席に321候補が立候補し、236名が当選したとの見解を表明しました。当選者のうち、党籍が有る公認は214名だとしました。

 17政令市議選は、現有117議席に152候補が立候補し、115名が当選したとの見解を発表しました。当選者のうち、党籍が有る公認は112名だとしました。

 この4年間に自治体合併や定数減はほとんどなく、道府県議選は10以上増えて、市議選は微減なので、10以上伸ばしたと言えそうです。

 執行部の責任論は消えました。

 このうち維新旋風の近畿2府3県では、総計で32議席から30人へとわずか2減。大阪市議は引き続きゼロ。11年近く低迷しており「発射台」が低く、テレビで見る印象よりもダメージを避けられたようです。

 筆者が4年前からウォッチを強めている、北海道議会は現有維持、札幌市議会は1減、神奈川県議会は1増、横浜市議会は4減となっており、地域での活動は立国合併後も足元は強いようです。

 現有がまったくゼロだった鹿児島県議会は3増。浜松市議会もゼロから1増。重複しますが、大阪市議会は現有ゼロに2名を擁立しましたが、獲得できませんでした。

 男女比率は発表しませんでした。大幅な職員増となった立憲民主党本部でも選対は愛想は悪いが専門職のプロ職人扱いで、フル稼働が続いているようです。

 以上です。
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立憲民主党は県議増の勢いでベテラン原口一博さん「FMS、経営の神様許さない」江田憲司行政監視委員長は予備費採決

2023年04月10日 20時06分43秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]立憲民主党の原口一博さん(左)、きょねん2022年9月、宮崎信行撮影。

 「こども子育て予算倍増の叩き台」を示した岸田文雄自民党ですが、広島、山口両県で投票率を大きく下げ、現職の代替わりに失敗する例が散見され、意外にも西日本で日本維新の会が大勝し、東日本で立憲民主党が辛勝する展開となりました。あす告示の4つの衆議院補選と、次の日曜日に告示の市議・区議選は大混戦の様相となりそうです。維新が大阪府・市議会で過半数を握った勢いが失速しなければ、馬場伸幸さんの判断が注目される大型連休となりそうです。

 立憲民主党はベテランが健在ぶりを発揮。神奈川8区で当選7回19年の66歳江田憲司委員長が遅れ気味だった行政監視委員会で予備費を審議。佐賀1区で当選9回(野田佳彦元首相と同じ)27年の63歳の原口一博さんが取組FMS調達(米国防省からの直接購入)で松野博一官房長官に「経営の神様に習った仲間」として自信満々に問いました。

【衆議院決算行政監視委員会 きょう令和5年2023年4月10日(月)】
 午後1時の参・決算委より前の、午前10時から開議。
 「令和3年度予備費使用総調書の承認案」(衆議院先議)を審議し、一般会計分は立憲などが反対し、特別会計分は立憲などが賛成して承認すべきとの審査結果をまとめました。

 これに先立つ質疑では、原口さんが「FMSです。フォーリンミリタリーセールス。これ安倍首相とも議論しました。私たちの政権のときも500億ー600億円なんです」「どんどんどんどん増えて第2次安倍内閣になったらもう2倍になっている。そして、岸田政権で抵抗もなんもせんで1兆4000億まで膨らましているんですよ」と批判しました。原口さんは「ここにいる自民党の皆さん、これ認めていいんですか。こんなことをやったら我が国の防衛産業どうなりますか。それからこんだけの機材を入れて自衛隊の人たちこれに間に合いますか。型落ちした古いものを飛ばさせられる自衛隊員の身にもなってほしい」と働きかけました。

 原口さんはFMSから「CSIS」にもお金が入っていると指摘。森田会計検査院長の答弁を求めました。

 院長は「FMSにつきましてはこれまでも多角的な検査を実施しておりその結果を検査報告しています。国会要請を受けまして令和元年10月にFMSによる防衛装備品等の調達について報告したところでございますが委員のお尋ねFMS調達につきましても国会における御議論等を踏まえ引き続き適切に検査してまいりたいというふうに考えております」と述べるにとどまりました。

 原口さんは松野博一さんに経営の神様との異名をとった松下幸之助さんの私塾「松下政経塾の後輩だ」と指摘しつつも、色よい答弁はありませんでした。

【参議院決算委員会 同日】
 「令和3年度決算承認案」は4日目。省庁別審査2日目で、内閣府、警察庁、消費者庁の質疑がありました。

【衆議院情報監視審査会 同日】
 開かれました。

●あすは衆院統一補選告示日のため、本会議はありません。

 以上です。

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【当選確実御礼】大野トモイ(大野知意)横浜市議は再選確実、第20回統一地方選前半戦は共産退潮が際立つ

2023年04月10日 02時13分20秒 | 大縄跳びの内側から
[写真]選挙戦最終日に東急東横線「日吉駅」前であいさつする大野トモイ(大野知意)横浜市議、2023年4月、宮崎信行撮影。

 筆者が100日ほど前から10日に1回ペース、告示後9日間で4回応援した大野トモイ(大野知意)横浜市議は、港北区(8人)で再選しました。さきほど神奈川新聞電子版で当確が出ました。そして、確定し、前回から2つ落とした最下位8位での滑り込みですが、底固い勝利です。

 ありがとうございました。立憲民主党公認漏れ(県連から党本部に上申されなかったので、党本部は可否の判断をそもそもしていない)での無所属で出馬しました。もともと4年前から連合非推薦でしたが、1歳半の子どもを抱えての公認漏れにシニア女性からの同情もあったようです。前回より若干順位・得票数を微減しつつも踏みとどまり再選しました。重ね重ねありがとうございました。

 けがの功名で、8人中3人が立憲系となりそうです。

 選管が設置された市町村・行政区のうち、当日投票率は、愛甲郡清川村に次いで、横浜市港北区が2位。港北区では期日前投票も前回より増えました。大雑把な足し算ですが、実質神奈川県内トップと言えそうです。

 ボランティアとして「大縄飛びの内側」へと選挙に初めてかかわった人も多いように思えました。大野さんとともに私もお礼しますし、私から大野さんにもお礼したいところです。

 遊説隊のドライバーも女性で、私も「逆ジェンダーバイアス」でしばらく気づきませんでしたが、珍しかったようです。今後のご活躍も祈念します。

 都内の地方自治体議員複数や、立憲民主党神奈川県連公認で出馬して惜敗した経験のある人も応援にかけつけました。が、国政与党で支持が厚かった頃の民主党はバラバラでしたが、じり貧野党となった現在の立憲民主党では、各級現職議員は誰も来ない方向で結束していました。が、最終街宣前に都内の党員市議がかけつけてくれました。

 コロナが明けて見えてきた、第20回統一地方選挙前半戦の光景は、共産党の退潮が際立っています。自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党は一進一退か。4年前の参院選で誕生した2つの政党、れいわ新選組とNHK党(政治家女子48党)は伸長せず、参政党が青森県青森市で女性新人が当選しました。

 日本維新の会が奈良県知事選に当選しましたが、得票数過半数には届かなかったようです。が、首長選で当選して、「大阪維新の会顧問団」に入ることで、地方議員の選挙も優位に進めている印象があります。

 また、大阪府議会のみならず、大阪市議会でも初めて維新が単独過半数となり、大阪府内での小選挙区で維新と公明党の協力が、第50回衆院選(10増10減)で、11年以上ぶりに見直される公算が高まりました。大きな歴史的転換点となり、馬場伸幸代表が大きなキャスティングボートを握りました。

 以上です。
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第20回統一地方選前半戦はあす投票、投票率が伸びる地域も出そう、投票率の「アップダウンの地域格差」も潜在化しそう

2023年04月08日 12時30分45秒 | 大縄跳びの内側から
 奈良県・大阪府知事・41道府県議・17政令市議選など第20回統一地方選はあす投票日を迎えます。立候補者は前回より増えており、期日前投票が増えている自治体もあることから、安倍晋三元首相暗殺・黒田東彦総裁退任直後の投票率も「地域格差」が出そうです。G7で日本だけ唯一の、首相(最大派閥会長含む)暗殺でしか政治が変わらない代議制民主政治の転換点に、うっすらとなりそうな気配。

 横浜市会議員の18ある選挙区(行政区)で最も大きい定数8の港北区は、現職8人全員が立候補したうえ日本維新の会(神奈川維新政治塾)新人2人を含んだ合計14人が立候補する接戦区となりました。

 
 港北区のホームページによると、

 2023年3月31日(金)告示日の翌日からの土日の期日前投票は4年前を下回りましたが、月曜日から木曜日までは上回り、特に平日女性の期日前投票が伸びています。女性が多い理由は不明。

 ここ十数年は、期日前投票と序盤情勢報道で、公示・告示とともに敗戦ムードになることがあったので、そろそろそういう選挙も沈静化しそうです。

 全国では、県道竣工が3年遅れた決定を地域に説明していなかったことを街宣車活動で初めて指摘され説明に追われたり、女性県議候補の事務所に高齢男性が長時間説教をしにきたりするなどの事案があるようです。

 奈良県で維新公認の知事が誕生するかが注目されますが、但し保守分裂なので、得票率過半数を獲得する候補が出ないと思われます。

 なお、あすの立憲民主党は選対委員長がぶら下がり会見に応じる見通し。

 来週は、2023年春の統一国政補欠選挙も告示されます。


[写真]ゆうべは、無所属候補を応援する小林節・慶應義塾大学名誉教授(左から2人目)らの傘持ちをした筆者、元会館詰め国会議員秘書の経験を持つ陣営の事務局長的な役回りのスタッフ撮影。

 以上です。
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第八師団長遭難で浜田靖一防衛大臣の涙の会見の後「防衛産業基盤強化法案」を衆議院本会議で趣旨説明「DV」は参議院通過し衆議院へ

2023年04月07日 12時58分06秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]参議院本会議場、6年前の2017年、宮崎信行撮影。

 ほぼ間違いなくグーグル検索アルゴリズムの操作で、きょねんと比べて新ビジターが半減しています。当ニュースサイトは収益と関係しませんが、なるべく1日1回以上、このサイトを訪問してください。
 松井一郎大阪市長、黒田東彦日銀総裁らが職場を去ります。
 参議院では重要広範議案1本目が審議入りし、衆議院では重要広範議案最後が審議入りしました。
 「2015年シールズの夏」以来の8年ぶりの安全保障国会となります。
 統一地方選前半戦は、港北区選挙区では、金土日の期日目投票は前回より低かったのですが、月火水木になってからはむしろ4年前を上回るペースとなっています。

【参議院本会議 きょう令和5年2023年4月7日(金)】
 「改正国際協力銀行法」(211閣法14号)が共産党などの反対、それ以外の賛成多数で可決し、成立しました
 「改正世界銀行法」(211閣法15号)が全会一致で可決し、成立しました
 「改正裁判所職員定員法」(211閣法10号)が立憲民主党・共産党・れいわ新選組が反対し、それ以外が賛成して可決し、成立しました
 「気象業務法及び水防法改正案」(211閣法25号参先議が全会一致で可決し、衆議院に送られました
 「DV防止法改正案」(211閣法24号参先議が過半数で可決し、衆議院に送られました。
 これに先立ち、重要広範議案「新型インフル特措法及び内閣法改正案」(211閣法6号)が趣旨説明され、岸田文雄首相が答弁しました。重広の参議院での審議入りはこれが初めて。総理はごくろうな一週。

【衆議院本会議 同日】

 重要広範議案「防衛装備品開発生産基盤強化法案」(211閣法20号)が浜田靖一防衛大臣が趣旨説明し、総理らが答弁。立憲民主党は渡辺周元防衛副大臣が登壇。後半国会ではベテラン男性議員の久しぶりの登壇での質問演説が続いています。浜田大臣は午前中のニュース映像で、昨夕の第八師団長らヘリ遭難で、坂本陸将の顔を思い出したのか泣いていたようでした。防衛大臣としてはかなり珍しい重広審議入りで試練の朝となりました。

【衆議院安全保障委員会 同日】
 朝、浜田大臣から第八師団長遭難のヘリ事故について政府報告。
 「日豪円滑化協定国内実施法案」(211閣法33号)と「日英円滑化協定国内実施法案」(211閣法34号)の質疑は前回終局していました。討論では共産党の赤嶺政賢さんが「訪問軍地位協定は憲法違反の平和安全法制を正当化するものだ」として反対。採決。共産党のみの反対で、可決すべきだと決まりました。

【衆議院財務金融委員会 同日】
 「財源確保法案」(211閣法1号)の趣旨説明があり、その後、与党のみの法案審査1巡目。なお、211閣法1号の財金・安保連合審査会の手はず。

【衆議院環境委員会 同日】
 熱中症アラートを法定化する「気候変動適応化法改正案」(211閣法32号)を採決。全会一致で可決すべきものだと決まりました。本会議に上程されますが、採決はきょう午後ではなく、来週の火曜日のはこび。

【衆議院内閣委員会 同日】
 「医療ビッグデータ法改正案」(211閣法38号)は首がつながった高市早苗大臣が趣旨説明しました。

【衆議院法務委員会 同日】
 「GPS装着などの刑事訴訟法の包括的な改正法案」(211閣法41号)の法案審査1巡目。
 今朝の閣議後会見で斎藤健法相は、ウィシュマさん側弁護団が名古屋入管収容施設のビデオをマスコミに公開したのは独自の編集だとしました。民事訴訟の証拠ですが、弁護団は今国会提出の「211閣法48号」の国会審議のためにこのタイミングで出したとの趣旨の説明をマスコミにしており、影響が出るかもしれません。

【衆議院経済産業委員会 同日】
 「GX原子力基本法及び電子事業法など電源法案」(211閣法26号)の法案審査の1巡目の後半で、野党が登場。先日、関西電力管内選出の民主党議員は原発の質問ができないと指摘しましたが、日本維新の会の前川清成さんは核のゴミのツケを残すなとしたほか、政府参考人に出身を問い「1990年通産省入省です」との答弁を得て、詳細は分かりませんが、委員室が笑いに包まれました。日本維新の会は「上海電力」との関係が言われましたが、関電との関係はどうか。なお、前川さんが関西大学同窓会会員に公示前に公選はがきを封筒に詰めて送った際に、不用意な文章を含めてしまったことに関する奈良地裁判決は大阪高裁に行きました。原発に関する骨太の議論に対して、西村康稔大臣も緊張しているようすでした。

【参議院政府開発援助及び北朝鮮拉致問題に関する特別委員会 同日】
 一般質疑。

●衆議院原子力問題調査特別委員会は理事懇談会を開きました。

 以上です。
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入管難民法改正案は4月13日(木)審議入り決まる 

2023年04月07日 12時50分00秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]斎藤健法相、先月、宮崎信行撮影。
 2年ぶりに提出された「出入国管理難民認定法改正案」(211閣法48号)が、来週令和5年2023年4月13日(木)午後1時の衆議院本会議で、斎藤健法相から趣旨説明され、審議入りすることが分かりました。

 以上です。
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第八師団長が遭難か、陸自・陸幕で上から15番目ほどの大幹部、陸上自衛隊「UH60ーJA」が南西諸島・宮古島周辺で機影消えた事案で

2023年04月06日 19時43分06秒 | その他
[写真]防衛省・陸上自衛隊、4年前、東京・新宿区で宮崎信行撮影。

 陸上自衛隊第八師団長が遭難したようです。
 先月就任の第八師団長の名前は、坂本雄一陸将(防大35期)。
 さきほどから、西部方面隊第八師団のUH60-JA(三菱重工製・標準は14名定員)が、沖縄県・南西諸島・宮古島の周辺で機影が消えましたが、先月着任した第八師団長が遭難したかもしれないとの情報が出ました。さきほど7分前に終了した「NHKニュース7」では師団長の情報はありませんでした。

 師団長は合計10名しかいません。統幕を除き、陸幕の人事教育部長・監理部長は上だという考え方をしても、陸自16万人中15番目ぐらいの大幹部。石垣島駐屯地の新設を考えると、おそらく同期エース。

 台湾総統が米西海岸、前総統が中国大陸訪問中ですが、おそらく関係なく、就任後の視察だったのではないかと推測されます。

 戦後、師団長レベル以上の遭難は初めてと思われます。




 なおこれとは全く別に、防衛省・陸上自衛隊は1日付プレスリリースで、毎夏恒例の富士演習場「総合火力演習(総火演)」で今後、一般見学客は入れないと断定。一般見学客の対応をする陸自官の余裕がないからだという趣旨の発表をしていました。

 以上です。
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立憲民主党神奈川県連の混乱と、自民党神奈川県連(小此木・菅関係除く)の強さの理由がよく分かる東京新聞神奈川面の素晴らしい記事

2023年04月06日 16時30分03秒 | 大縄跳びの内側から
[画像]東京新聞ホームページからスクリーンショット。

 「東京新聞神奈川面」は神奈川新聞より部数が多いです。

 素晴らしい記事がありましたので、異例ですが、ご紹介したいと思います。

 きのう5日付。
 無料版に全文が載っているようなので、コピーアンドペーストさせていただきたいと思います。

 記事にあるよりも、条例本則の議員報酬・費用弁償・期末手当の総額は100万円程度高いと思います。

 一見して変だと思うのは、横浜市議と相模原市議で年収が1000万円以上開きがあること。

 そして、記事にない情報を調べました。「神奈川県議・小田原選挙区選出」(定数2)は県議と同じですが、小田原市議会議員(定数27)は条例本則だけでも半額以下で、政務活動費を勘案するとさらに待遇差があるでしょう。小田原では牧島かれん衆議院議員が安定していますが、その父親は横須賀市の現職県議で、今回立候補せず引退するようです。

 国・県・市の議員の3層制で、これだか極端な待遇差が混在するのは、「神奈川県連」だけで、菅義偉前総理のポケットマネー、小田原・河野洋平元議長の後継者は牧島かれんさんでその父は横須賀の県議でもう一人の竹内県議一家と小泉衆議院一家は半世紀の協力関係の磐石の強さをつくれているのは自民党県連ということになります。但し、小此木さんが横浜市長選に出て落選して菅さんが総裁を続投しなかったあたりで、県連内・横浜市連の構図は、自民党内でもほころびが出つつあるかもしれません。

 こういった地域の特性を理解せず、政党本部幹部が選挙対策を上から指図したり、下から上がるのを待っていては、神奈川の政治は語れません。

[以下、東京新聞神奈川面さんから全文引用させていただきます]

地方議員の生活は優雅? 報酬+政活費2000万円超・全国トップ級 神奈川県議と横浜市議に聞く 選挙資金、会合…「ほぼ手元残らず」
2023年4月5日 07時01分








 神奈川県議と、横浜、川崎、相模原の三政令市議の年間報酬は一千万円を超える。県議と横浜市議は政務活動費も含めると二千万円超で、全国の地方議会でトップ級だ。高額すぎるとの批判があるが、「出費が多く、ほとんど手元に残らない」と話す議員も少なくない。九日の議員選投開票を前に、いずれも男性の県議と横浜市議計四人に年収の使い道を聞いた。(志村彰太)
 パート従業員の妻とともに子ども二人を育てる野党系県議は「日ごろの政治活動や選挙資金の積み立てにお金がかかる。高年収と言われるけど豪華な生活はしていない」と話す。県議選や政令市議選で戦うには「数百万円かかる」。他に、支援者から呼ばれた会合や所属政党の会費などで月十万円以上支出している。
 特に、地盤が弱い若手議員は資金集めに苦労するケースが多い。ある与党系県議は、年収の四分の一を政治活動に注ぐ。親族と同居しているため、住居費は少ないものの両親から借りた選挙資金の返済もある。ダンスなどの習いごとに月三万円を投じているが、目的は「地域の人に顔を覚えてもらうため」という。
 他にも「家族全員の社会保険料を支払っているので負担が重い」(与党系横浜市議)、「いつ失業するか分からないので、複数の民間保険に入っている」(与党系県議)といった切実な声が聞かれた。二〇二〇年に自宅を購入した野党系県議は、メガバンクで住宅ローンを申請したら「身分が不安定」との理由で断られ、ネット銀行を探し当てて借り入れたという。
 生活実態はどうなのか。野党系県議は「朝四時に起きて、家事をやってから街頭活動して議会に行く。議会のない日は地元の会合に出たりして、夜に子どもを寝かしつけた後に資料整理をする。睡眠時間は四時間くらい」と明かす。他の議員たちも「丸一日休める日はほとんどない」と口をそろえた。
 与党系横浜市議は「真面目に取り組むほど、時間的にも資金的にも苦しくなる仕事。使命感とやりがいで続けている」と話す。その上で「年収が高いか、低いかは有権者の判断を仰ぐしかないが、必死にやって成果を出している議員のことは評価してほしい」と述べた。







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[全文引用おわり]
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