そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

世論を翻弄さすにはもってこいの国立競技場白紙撤回

2015-07-18 | オリンピック
国会は安保法(戦争法)案を衆議院通過させたが、どうも気に食わないNHK報道である。当日の7時のニュースは、冒頭から延々と16分も台風報道で潰し、国家の大転換になる、しかも憲法違反の暴挙の参議院通過を僅か8分で終わらした。どうも、与野党の意見がかみ合わなかったという表現が気に食わない。かみ合わなかったのではなく、野党の質問に安倍晋三が答えられなかっただけである。論点をずらし、話を変えて見たりと不誠実極まりなかった。
無数の憲法違反の声にも、合憲であるとシャーシャーと述べるだけで、根拠の説明はない。

それにしても安倍晋三は、何かやってくるだろうと思ったが、国立競技場の見直しだと少々驚かされた。内閣支持率の低下と、安保法の衆議院通過は三連休で報道も下火になる。巨大な建設費になった国立競技場の建設案をゼロに戻すのは、大きな報道になる。おかげで、今日(18日)の安保法案の報道はすっかり影をひそめてしまった。
国立協議場など自分の政治課題から見ると、屁のようなものである。話題の転換には恰好の代物で、国民には分かり易い。世論を翻弄させるにはもってこいである。

そもそもオリンピックの主体がはっきりしていない。東京オリンピック組織委員長、文科大臣、五輪担当大臣、それに開催主体の東京都、と頭となる司令塔だらけである。それの今回の首相の、ほぼ独断による決定である。このことは前回「嘘で固めた東京オリンピック誘致」でも述べた。公共事業の悪弊が安藤とかの発言に象徴されている。
責任のなすりつけあいである。それに必ず高騰する建設費である。どの公共事業も同じである。嘘で誘致したので、よけいタガが緩んだのであろう。
それにしても、コンペはやらないと言っているが、どうやらやるようでもあるが、間に合うのだろうか。国会のように会期延長もなければ、60日ルールもない。この際安保法案も白紙に戻しなし。
コメント (2)
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