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トランプの特徴は反省や謝罪をしないということである。メキシコ湾をアメリカ湾と表記しないメディアは記者会見から締め出すというのであるが、明らかは違反行為であるがトランプは構うことない。幾つかの抗議が履いているが、いずれトランプに従うであろう。出来の悪い駄々っ子児童のようである。
米ロ会談と言うより、トランプとプーチンの会談も同じようなものである。プーチンも同じ種であるから手に負えない。
トランプは戦争を終わらすとしか言っていない。ロシアが侵略してもうすぐ3年になるが、ウクライナ軍に4万人、ロシア軍に7万人を超す死者が出ている。馬鹿の一つ覚えのように、停戦をトランプが繰り返すのは評価に値する。それがどのような形であって良いかが問われるところであるが、停戦だけでプーチンと会談ができるわけではないだろう。条件の整理にを二国間で決めるようなことが許されるのか、プーチンは当事者であるがアメリカは違う。敢えて言うならEU諸国も当事者であるが、トランプはっきりと排斥している。
ゼレンスキーは私のテーブルがないといい、我が国を抜きにしての停戦交渉などありえないと主張は当然である。
トランプは停戦の見返りに、レアーアースの採掘権をウクライナに請求するつもりであるから、ゼレンスキーの顔を立てない方はないはずであるが、そのことについてトランプは公言していない。プーチンはゼレンスキーの大統領期限は昨年春に終わっていて、交渉相手でないとまで言っている。
停戦の最大の懸案事項は、2014年に占拠したクリミア半島も含めた東部四州の領有権など両国が譲らないだろう。トランプは停戦のためには、領土の問題など出せないことが解っているのだろう。
領土の次に大きな問題は、ウクライナナのNATO加盟の問題と思える。NATOはすでに将来的にウクライナの加入を決議している。NATOの非加入を前提にする交渉もあるだろうが、矢張り国境線の問題となる。
ロシアに旧ソビエトの連邦国のウクライナの所有権は手放さないだろう。ウクライナはNATOなど西側の支援で善戦はしてはいるが、勝利にはほど遠いと思える。ウクライナが不条理なロシアの侵略を認めることになることなど、国民が容認できるはずもない。かと言って停戦には大きな期待もある。トランプがプーチンの言いなりに貼るかどうかも、交渉の大きな評価点になるだろう。