トランプ政権が動き出したが、連発した大統領令はあちこちで躓き始めている。と言ってもトランプには「責任」という言葉が通じない男である。一向にお構いなしである。
トランプはコロンビアに不法移民の手錠をかけを軍用機で強制返還したが、ペトロ大統領は激怒し空港使用を拒否、アメリカに帰した。トランプは激怒し、コロンビアの輸入商品に関税25%をかけると言ったとたん、移民を受け入れるとペトロは受け入れに合意した。何かほかに裏取引があったかもしれないが、大国の恫喝は効果がある。
トランプの関税25%のぶち上げに、EUはすでに各国で対策というより、対抗策を検討している。何処でもコロンビアのようにはいくまい。同じことを中国に掛けられるわけもない。むしろ報復の方が恐ろしくあるだろう。
トランプは、廃墟と化したガザの難民をエジプトのシナイ半島に移せとぶち上げている。イスラエルは大喜びである。トランプはここガザはモナコより素晴らしくなるだろうと、不動産屋の見解と断りながら国際法を無視した発言をする。200万のパレスチナ人を物としか考えていない。
イーロン・マスクはホワイトハウス敷地のアイゼンハワー域に個人事務所を移した。穏やかなことで知られる、大統領首席補佐官にスーザン・ワイルズは個人事業と名声を売り込むのは興味ないと不快感を示している。
マスクはトランプのAIで世界一位になると、78兆円を予算していると言ったが、マスクそんな金はどこにもないと言っている。AI事業はどうなるのであろう。
トランプは教会に出かける時に聖書を上下逆さまに持ち歩いていて、国民から不信を買っている。大統領就任宣誓で母から持った聖書と自分の聖書を用意しメラニア夫人に持たせたが、手を置かずに宣誓をした。
笑うことがないトランプは彼なりに真剣なのだろう。しかし、言ったことややったことに全く責任感を示すことがない。とぼけるか嘘で乗り切る。彼は悠々とスケートを楽しむばかりである。