そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

村田兆治は自死を選んだのだろう、この男の死を悼む

2022-11-14 | プロ野球
村田兆治が11月11日未明に自宅の火災があり、火元の部屋にいた村田が死亡した。早朝の村田兆治の死亡という報を見て”自死”を直感した。
昭和生まれの明治男といわれた一本気の男である。ほぼデビューから見続け応援してきた者にとって、村田らしくない奇妙な事件である。
村田は今年9月23日に羽田空港第1ターミナルの保安検査場で、暴行の容疑で逮捕された 。
この日保安検査場の金属探知機に村田は何度も引っかかった。携帯電話を手にしていたため金属探知機が反応していたとみられる。村田は女子検査員の肩を押し、女子検査員は壁に当たり暴行容疑で逮捕される。女史検査員にけがはなく、村田は「肩を押していない」と容疑を否認している。 大男のアスリートが苛ついて、女性に触れても吹っ飛ぶであろう。数人の警察官に囲まれ、手錠をかけられて護送車で移送されたが、村田の性格からして極めて大きなショックを受けたことであろう。女子検査員への暴行とされた行為も、村田の恣意的な示威行為ではなかったであろう。村田には女性への謝罪も許されなかった。
この事件の後、村田は沢村賞選考委員を降り引きこもり状態となる。
直球とフォークボールしかない一本気の男である。215という勝利数より、日本記録の145の暴投こそが、村田の真骨頂である。
一本気であるが、潔癖主義者でもある。村田はこの事件の40日後に、自ら死を選んだと思われる。
          不器用な兆治の冥福を祈り 合掌
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そりゃゾロゾロでるさ

2007-04-12 | プロ野球

パロマが給湯器の事故があったのを隠していたと、マスコミに非難された。パロマにすると、器具の問題ではないとか、一件を除いて時効だったからであるかもしれない。会社の体質を攻撃されて、かなり古い事故まで公表することになった。それは、ここで一件落着とはならなかった。

ややしばらくして、次々と他の給湯器の会社が事故を公表してきたのである。マスコミにしてみれば、ほとぼりが冷めてゾロゾロ出てきてもインパクトがなくなったのかもしれない。大きく報道するPhoto_108 ことはなかった。

プロ野球でも類似のことが起きそうである。否、起きているものと思われる。西武球団が、逆指名の選手を獲得したいために、協約違反の「栄養費」を払っていたことを自らが公表したのである。他の球団に負けないようにやっていたなどと口走っていたような気がする。

受け取る方は、契約金から引かれることになるとか、家計が苦しいので助かったと発言していて、全く罪悪感がない。彼らに罪はないが、巨人のご機嫌を窺った制度を見直さない限りこのようなことは次々起きるであろうと思われる。

思っていたように、横浜が契約金の上限の2億円を倍以上の5億も実は払っていましたと公表した。この選手が未だ一軍で実績を残せない選手であるところを見ると、スカウトの見る目もないのかと穿ったりもする。他の球団がそれほど異質なわけがない。球団経営者が変わりましたので、判明しましたとか聞きなれたフレイズを下げて、そのうちゾロゾロ球団が出るだろう。

これはパロマの事件と同じ構図を見せることになるものと思われる。そのうち、良く調べるとこんな事実がありましたと、名乗り出てもマスコミの報道は段々小さくなって来るだろうし、ひょとするとだんまりを決め込むかもしれない。

無神経な衛生管理だったが、被害者が一人もいなかった不二家は、実質的にはマスコミに潰されたようなものである。マスコミは美味しいところだけ食べるのだろう。食われたほうはたまったものでないが、これから多分ゾロゾロでてくるプロ野球の協約違反を、今まで通り報道して欲しいものである。

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家畜にもフリーエイジェント(FA)を

2006-11-17 | プロ野球

01_6 西武の松坂が、ポスティングとやらで、アメリカ大リーグに行くことになった。60億という、驚異的な価格が彼についた。放っておくと、3年先にはフリーエイジェント(FA)を獲得して勝手にどこかにいかれては、西武には一銭の得にもならない。

と、考えてのは経営者として当然かもしれない。彼がいなくなった、西武の存在がどのよう02_3なものになるか考えもしない浅は かさも、経営者としての資質は十分である。大リーグが支払う驚異的な60億の金は、西武に支払われる。何でも、3年ほどの選手の給与に相当するらしい。かなりばかげた話である。

ところが、このポスティングなるシステムは、酪農家にはある。気に食わない乳牛はいつでも何所にでも売ることができる。買い手の酪農家が売り手の酪農家に見合った金を払って、乳牛を手に入れるのである。

Photo_50 乳牛は商品であるから当然のことではある。ところが、最近はこうした家畜にも生きる権利、生命のある個体としてみとする、「家畜福祉」の考え方がヨーロッパを中心に広まってきている。

乳牛の飼養環境は酪農家によって、天と地ほどの差がある。大事にされているところが最近は少なくなっていた。その一方で、過酷な状況にある家畜は増え続けている。餌もロクロクないし質も悪い。しっかりとした観察もされず放置されているような牛が沢山いる。

ならば、例えば3産して酪農家にある程度の利益をもたらしたら、乳牛にフリーエイジェント(FA)を獲得させてはどうだろうか。FAを獲得して牛は、飼養環境の良い牛舎を選択して自由に動けるようにしてやりたいものである。そうすれば、ひどい酪農家も少しは考えるかもしれない。

発病寸前の乳牛を四六時中診ているとそんな気にもなる。乳牛にFA権を!

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こりゃ地域活性だろ

2006-10-13 | プロ野球

Photo_30 北海道日本ハムファイターズがリーグ優勝した。北海道移転3年目の快挙である。北海道の野球フアンは絶対数そのものが少なく、70%以上が巨人フアンであった。なんのことない、地方で放送される野球が、巨人戦しかなかったためである。移転前の日本ハムのフアンは僅かに1%程度であった。今年のようなシリーズの終盤から、プレイオフの間に札幌ドームを満員になるようなことを誰が想像したであろうか。

かつては、年に3回行われる札幌中島球場の巨人戦を、北海道の人たちは楽しみにしていたものである。道東からも、子どもに本物のプロ野球を見せたいと、数時間かけ夜を徹して車を走らせて見に行ったものである。

地元にプロ野球球団が来て、北海道民は快くこれを受け入れた。全てが中央にある体制がおかしいのである。集客力がないからと、あるいは経済効果が期待できないからと、在京球団ばPhoto_31 かり増えるのが、単純な中央の発想である。今回の、パリーグのプレイオフが北海道と九州の球団で争われたことは偶然ではない。セリーグで覇を競った中日と阪神も、反中央(反巨人かもしれない)であることは偶然ではない。

釧路のような田舎の町の球場で行われるようになり、日本ハムの二軍戦といえどもスタンドを埋め尽くされるようになった。これを見ても、地方は活力がないのではなく、機会が少ないだけであることが解る。田舎の人間は”プロ野球が見られる”というだけで、大はしゃぎをするのである。こうして単純に帰属意識が芽生えるのである。

地域振興のキーポイントがここにある。

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羅臼港

春誓い羅臼港