そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

立憲民主党が野田佳彦を代表に選んだが、論功行賞で側近を固めてノーサイドはないだろう

2024-09-24 | 立憲民主党

立憲民主党の新代表野田佳彦は今日(24日)、幹事長に小川淳也前政調会長(野田)、政調会長に重徳和彦衆院議員(野田)、国会対策委員長に笠浩史国対委員長代理(野田)とする新執行部の人事案を両院議員総会に提案し了承を得た。
このほか、代表代行に辻元清美代表代行(枝野)の続投、長妻昭政調会長(枝野)を横滑りさせ、大串博志選挙対策委員長(野田)を兼務とした。常任幹事会議長には菊田真紀子・元外務政務官(野田)を充てた。
小川、重徳、笠の3氏はいずれも代表選で野田の支援に回った野田の側近である。代表選を戦った枝野、泉、吉田の3氏は党の要職から外された。特に決選投票を争ったリベラルの枝野を外したところに、野田佳彦が立憲民主党を右旋回させようとする意図が読み取れる。
代表選の決選投票で野田を支持した国会議員は72人で、63人の枝野に9人の差しかない。執行部には飾りに近い、辻元と長妻を代表代行に置いただけである。枝野側から人事案に大きな反発が出ている。
共産党が早速選挙協力に疑問を呈するコメントを出している。野田たちは、安倍晋三の集団的自衛権公認は明らかな憲法違反としながらも、事実上憲法に抵触するとしながらも、アメリカとの関係からこれを容認しようというのである。「立憲」の名が泣くというものである。
野田は新代表に選出された後、「今日からノーサイド。挙党体制で政権を取りに行こう」と訴えているが、好きなくとも挙党体制にはほど遠い、論功行賞人事といえる。野田は維新と国民民主党との共闘を目指すのであろうが、口先上手の野田佳彦代表の立憲民主党の前途は多難である。
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立憲民主の3連勝こそ立憲民主の正念場といえる

2024-04-28 | 立憲民主党
衆議院補欠三選挙、長崎の圧勝と鳥取のほぼ間違いないとする立憲民主党の勝利もしくは自民党の敗北は予測はされていた。島根は思った以上に大差がついた。ところが亀井の獲得票の半数は、自民票から流れ込みの票である。
自民党が候補者を立てられず不戦敗であった東京15区は、9名が乱立したが立憲民主の酒井菜摘氏が勝利した。その次が東京進出を狙う維新の会の金沢、国政初参加した保守党の飯山、小池知事が支援する都民ファーストの乙武、立憲民主党を離党した格闘家の須藤の4名がほぼ一線で迫っていた。彼らは自民党票を競って集めたが、4名で分散したもの思える。とりわけ保守党は、自民党に不満を持つ支持者の賛同を得て、初参戦の国政選挙で思わぬ集票したといえる。九条改正を狙うネットで拡散する集団である。
今回の敗退と二階俊博の失脚で、小池百合子の国政の復帰はなくなったといえる。
今回の3補選の勝利の最大問題は、立憲民主党がどこまで立ち直れるかである。この三勝は大きいと思うが、あくまで敵失である。自民党支持者でさえあきれ返り、不正を重ね改革すらやる気がなく、裏金を何とか残そうと画策するバカタレどもに辟易とした結果である。立憲民主が支持されたとは思えない。
今回の三勝こそが、立憲民主党のおぼつかない泉代表に地に足がついた政策、政治姿勢を示し、国民の信頼を受けるいいチャンスである。
それが出来なければ、左から共産党に引っ張られ、右から国民民主や維新の会から引っ張られて、分裂つする可能性さえ残っているといえる。
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泉健太コリャダミダ((+_+))‼!

2023-06-05 | 立憲民主党
立憲民主党の党首の泉健太が、日本維新の会の創設者元大坂知事の橋下徹とお酒を酌み交わしている。古くからの友人や大学などの繋がりがあるならともかく、立憲を掲げる党の党首、最高責任者が、壊憲を主張し核武装も視野に入れ、大阪に米軍基地の一部を導入しようとした人物と、どう見ても昵懇と思えるような行動をとるべきではない。
ただでさえ器が小さく、発言も行動も行き当たりばったりで、自民党べったりになった連合にコントロールされ、まるで下部機関にさえ思えるような行動にある人物である。明確に護憲すら発言できない。明確に防衛予算43兆円増にも切り込めない、哀れとしか言えない、立憲民主党の最高責任者である。
「次期選挙で150議席取る、それ以下なら辞任する。」と述べているが、それがどの様な効果を党内に引き起こしているか、予測もしない政治センスの全くない人物である。ただでさえ150議席獲得は無理、高いハードルに加えて、度重なる反党行動発言を繰り返し、国民からあきれられ、支持者から見放された人物が党首では、「次回選挙で辞任する」と、言ったに等しい発言である。それが選挙そのものや次期党首を巡る動きにつながる。そんな程度のことすら想像できない、泉健太は戦後最低の野党第一党の党首である。
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野党の立場を放棄し自民党の補完勢力の道を選んだ立憲民主党

2023-05-18 | 立憲民主党
何とも優柔不断で党員すら守る決断ができない泉健太が、今度はすんなりと連合の芳野友子の軍門に下った。芳野友子は筋金入りの勝共連合軍団、統一教会の支持のもとにある民社党直系である。西尾末広や春日一幸などの言動は、社会体制や政策など度外視して、反共を掲げてきた。
芳野友子は今年のメーデー中央集会で、泉も玉木も壇上にも上げてもらわなかったが、岸田文雄はちゃんと壇上で挨拶させている。芳野はロードー組合である連合を、懸命に自民党に摺り寄せている人物である。
芳野友子が教育された、富士政治大学校は60年代の東西冷戦下の構造をいまだに堅持したままの、反共政治大学校である。彼らが統一教会とともに攻撃した、共産国家は既に存在しないし、日本でも大転換した共産党しか存在しない。彼らは国際協調とは無縁の、崩壊した国家に未だに脅威を幻想する、対立構図を掲げた世界観しかない。
そんな芳野友子に懐柔されたか、優柔不断の泉健太は、日本共産党との選挙協力の放棄を条件に支持団体となった。今回山口県補選で公認候補が世襲地盤を脅かし健闘したのは、共産党の選挙協力のたまものである。芳野はそれを放棄させようというのである。
泉健太は、高市早苗から捏造発言を引き出すなど手柄の小西洋之を全く擁護することなく、維新などの言いなりに憲法検討委員を辞めさすなど、筋が通ったことができない。乃木希典に手を合わせるなど、反戦思想にも欠如する。
かつて枝野が立党したころには、支持率が26%あったが、その財産を泉は食い潰して、今や自民党の補完勢力にし堕した。
次回総選挙で150議席を下回れば辞任すると言ったが、それは不可能な数字であり、今すぐ辞任する方が賢明である。結局数字ではなく意気込みであって、辞任する気がないと言い変えている。芳野に指摘されてのことで、優柔不断そのものである。
芳野友子の反共思想で連をの支持をもらっても、政治信条すら放棄した軽佻浮薄な政党に存続意義があるとは思えない。
泉健太は野党第一党の立憲民主党代表に相応しくない
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政敵を自民党を使って更迭する立憲民党党首泉健太

2023-04-02 | 立憲民主党

立憲民主党の小西洋之氏は、毎週開催する衆議院憲法審査会を「サルのやることだ」と発言した。これは公式発言でもないし、あながち間違ってもいない。政治の場で非難することなど良くあることである。記者相手に呟いたことで、ジャブ以前のフェイントである。その場で否定したがどこからか広がったようである。当初は報道した放送局を訴えるとまで言っていたが、失言だと述べて謝罪もしている。集団的自衛権行使容認についての論語を、なおざりにされたことへの不満から出た言葉のようである。
自民党はここぞとばかり攻撃する。サルとは何だ!というのであろうが、高市早苗から「捏造」発言を引き出した憎き議員である。岸田の失政を隠す作用があったとはいえ、伸び盛りの議員は叩いておきたいのであろう、一斉に火が付いた。小西の報道への抗議を公平報道を損なうものだとま言い出している。
「党として謝罪したい。党の見解とは異なる」と31日、参院憲法審査会の野党筆頭幹事から外された。  参議院筆頭幹事からも外すと、泉健太立憲民主党の代表が発表した。
なんとまぁ、与党の顔色を伺う哀れな野党第一党の党首といえる。維新の会が、自民党を代弁するように、小西を外さなければ協力しないという脅しにも応えた形である。
野党第一党の立憲民主のオドオドした姿は情けない限りである。当分自民党政権は安泰であろう。
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新体制の立憲民主党は厳しい局面に立たされる

2022-01-09 | 立憲民主党

連合は通称であって、正式名称は「日本労働組合総連合会」 で、総評と同盟が1989年に合流してできた、日本国内最大の労働者組織である。あるいは労働組合組織である。結成時に共産党系の全労連を排除した経緯をいまだに引きずっている。共産党とは遺恨関係にあるといって良い。芳野友子新会長は大人の対応ができず、遺恨を掘り起こした。
近親憎悪を絵にかいたような昨年後半からの、連合芳野友子会長の言動は、少なくとも全国の労働者をまとめる立場にあるとは言えないものがある。
最も強い関係にあるべき立憲民主党に対して、共産党と共闘を強い言葉で否定したかと思うと、経済界三団体の新年交礼会に出席している。
連合の新年交歓会には、岸田自民党総裁を招いて挨拶させている。立憲と国民民主党にはいい面汚しだが黙したままである。
立憲の泉健太代表も連合の芳野友子会長も、昨年末に就任したばかりである。芳野会長は明らかに共産党を嫌うあまりか、与党に与する姿勢すら見せている。これに比べて、泉代表はいまだ模索の状態ながら共産党とは距離をとり、芳野にひかれ右傾化しているかに見える。このままであれば、立憲民主党は再び分裂が予測されようというものである。
泉健太代表は執行部発足後初めて3日に、最大の支援組織の連合芳野会長と会談し、夏の参院選で「共に戦っていきたい」と連携を呼び掛けた。芳野会長は「頑張ってください」とそっけない言葉を返した。
泉代表は、立民と国民民主党との関係について「やりとりをしていきたい」として意思疎通を図る意向を示した。立民と国民との合流を促す連合側は「連合の地方組織からはいろいろな声が出ている」と伝えたが、共産党との関係について議論はなかったと報道されている。
泉代表は右傾化を画策しているかに見え、党内事情で留まっているに過ぎないかに見える。
野党は共闘しなければ政権は暴走する。野党は批判ばかりと、与党論理を報道から突き付けられ、振り回されるようでは立憲民主党も心もとない。立憲民主党は新体制になって極めて厳しい局面に立たされている。
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「共闘」の概念を示せない芳野連合会長

2021-12-03 | 立憲民主党

芳野友子連合会長は、「連合と共産党は考え方が違うから、立憲民主党と共産党との共闘はありえない」と強い言葉で、共闘を否定する。
いくら聞いても彼女の言葉はこれ以上の広がりを持たない。人それぞれ考え方が違うのは当然のことである。ましてや集団となれば、ことさら違いなど強調するものでもない。極端な言い方すれば、人生なんて共闘そのものである。
共闘は主義主張が異なるから行うのである。違いがなければ合流すればよい。違いを闘わせるのであれば、論戦し対立すればよい。
芳野会長の違うから共闘しないというのは、ただの駄々っ子の論理である。
公明党はかつては、消費税絶対反対であった。どうして現在の姿になったか、検証などしたくはないが、自民党に取り込まれたくて主義主張を下したのであろう。それも情けない話であるが、政権に入るという党の命題は達成している。
政治団体の構成員は論議を重ねて同じ行動をとる。違いをのみ込んで共同行動をとる。あるいは党内派閥で存在感を示すことになる。
芳野友子は野党の分断を図っているとしか見えない。自公政権が最も困ることをするべきである。そもそも、労働者団体であるなら、貧困が進行し労働者が苦しんでいることに取り組むべきであろう。その手段として選択をするべきである。
芳野会長は、共産党だけでなく社民党やれいわ新選組や市民共闘も否定している。これでは経団連と変わりない。
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自公政権を利する芳野連合会長の発言

2021-12-01 | 立憲民主党

連合(日本労働組合総連合会) の芳野友子は会長就任直後から、衆院選で立憲民主党と日本共産党が共闘したことを激しく批判を繰り返す。正確には市民共闘と含めた共産党と述べている。
連合は労働貴族に偏重する団体になってしまった。図式的には正規雇用者の権利を守る団体といって良い。同一労働同一賃金などやられたらたまらん”労働者”の団体といって良い。芳野友子会長は、労働者としての立場を強調するが、かつての姿はどこにもない。
社会党の迷走分裂で、総評と同盟と中立労連と新産別が統一されて結成されたのであるが、実地は分裂した総評が糾合したといえる。ところが初代会長の山岸章がすっかり形を変えてしまった。私的なことであるが、山岸は兄と同じ職場で労働運動に熱心な頼りになる先輩だったとのことである。
連合初代代表になって山岸は大きく変わった。社会党へのテコ入れを繰り返したが、政治介入は成功しなかったといえる。労働運動を瓦解させたことで、政権から勲章をいただきかつての仲間から顰蹙をかっている。
その後の連合は政権へと近づき、ついに芳野会長の一方的な発言になる。芳野会長は、「連合と共産党の考えが違う。立民と共産党の共闘はありえないと言い続ける」と発言、来夏の参院選に向けては、「考え方の違う共産党が入るのはちょっと考えなければいけない」と、あらためて共産党に対して強いアレルギー反応を示していた。芳野の発言は、共産党が嫌いだから好きでないと言っているに過ぎない。内容のない発言といえる。
今年の総選挙の得票をそのまま一人区に当てはめると、2勝28敗という驚きの結果になるとは、朝日新聞の計算である。芳野会長の言葉とは、政権与党を利する結果になるしかない。
大きく主張を退ける共産党への配慮を欠いた、芳野会長の言葉といえる。自民党は明らかに不快感を示す野党共闘を少なくとも一人区でやらねば、自公政権はこれから何をしでかすかわからない。
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オミクロンに消されたケンタであるが立憲民主を危うい党にしはしないか

2021-11-30 | 立憲民主党

今日立憲民主党の党首選挙が行われ、最も右寄りの泉健太氏が選出された。今日アフリカからの入国者、ナミビアの外交官がオミクロン株陽性と確認された。国内初であるが、松野博一官房長官はその発表を、立憲の党首決定後の記者会見にぶつけた。
ただでさえ盛り上げなかった野党第一党の選挙は、オミクロン株にかき消された感がある。それでも若い泉新党首は、「おかしな政治を許さない」と第一声を上げたには評価されよう。しかし、どう見てもこの男は、民主党→民進党→希望の党→国民民主党→立憲民主党と目まぐるしい。党の消滅に伴うものもあるが、特に希望の党に行ったり、自民に行った細野豪志や自民より右寄りの前原誠司の推薦人になったりしている。右翼政治家とヤクザしかつけていない拉致被害者の青バッチを離さず付けている。
泉健太はいつ国民民主や維新の会と行動をしてもおかしくはない人物である。来年夏の参議院選挙が試金石になるであるが、泉がどこまで連合の芳野新会長に懐柔されるか見どころである。
党首選挙で各自が主張していたことは、どこまで政策として重んじらるかも見どころである。岸田文雄のようにほとんどが反故にされ、安倍政権時代に戻りはしないか心配である。泉健太には十分にその素養がある。
立憲民主が最も盛り上がったのは、結党時である。しばらくは支持が20%を超えていた。それが何であるかを新代表は確認する必要がある。
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盛り上がりを欠く立憲民主党の代表選であるが

2021-11-22 | 立憲民主党
立憲民主党の代表選挙が行われている。投票日は今月30日であるが、どうも盛り上がっていない。逢坂誠二、小川淳也、泉健太、西村智奈美の4人が立候補しているが野党党首ということで扱いも小さいこともあるし、派閥の戦いのようにも見えないし、逢坂氏が少し年長ではあるがほぼ同じ世代と言こともあるが、どうもそれだけではないように見える。
4人の主張に大きな差を見つけることができないのである。共産党の共闘にしても、憲法へのスタンスも手を触れないというのではなく自民には触らせないといった程度のものである。
特に共産党との共闘関係について、4氏は基本的に共闘は続けるというものである。立憲共産党と揶揄されたのも、自民党が嫌がっているからに他ならない。野党協力できた選挙区では、勝つか負けても惜敗がほとんどである。
自民党は野党共闘批判などする資格もない。消費税導入や改憲について見事に公明党を騙しの手で抱き込んだ経緯もある。
暴走する自民党かた政権を執り返せば、利権で繋がる自民党は弱体化する。それだけでも暴走を抑えることも出来るだろう。4氏が若干の相違を見せていても、野党共闘は続くことになる。少なくとも来夏の参議院選は野党共闘をすることになる。その結果が今後を大きく方向付けるであろう。盛り上がりの欠ける代表選であっても、新代表の任務は自公政権を脅かす党としての存在感を見せられるかである。
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野党共闘の癌は連合と枝野の我儘にある

2021-10-13 | 立憲民主党

衆議院が明日解散するそうだ。内閣総辞職、岸田内閣発足、そして憲法53条違反の帳尻合わせのように開かれた国会では、総裁選の発言とは異なる発言を繰り返して、即解散。たった17日という短期間の選挙戦になる。選挙が内閣への審判なら、この3日間の岸田の国会発言でしか判断できないことになる。
投票率が低いのは当たり前だ。こんな無責任で野党封じの与党の身勝手な国会運営が許されるのだろうか。
迎え撃つ野党は共闘体制を組むことになった。ところがこの共闘がままならない。先ずは連合が水を差した。共産党と共闘関係を組んだ、立憲民主党へ苦言を呈した。共闘不参加の国民民主党にエールを送っている。連合の芳野友子新会長の、選挙直前のわきまえない発言である。
連合はかつての総評のような労働者の代表ではない。労働者の1割しか加入していない、労働貴族・正規雇用者の集まりである。非正規雇用が半数になった労働者の代表ではない。
衆議院東京8区が混乱している。2年前から立憲民主党とれいわ新選組代表の山本太郎の立候補が検討されてきた。ターゲットは石原伸晃である。ところが、ここには地元で強力な地盤を持つ、有力な立憲民主党の吉田晴美がいる。吉田には通知もなく、立憲本部と山本の話し合いで山本の立候補が決まった。小沢一郎のチョンボかもしれないが、つんぼ桟敷に置かれた吉田は大人の対応をして引き下がった。このことを知った山本は、これまた大人の対応をして降りた。
共産党や社民党やれいわ新選組との関係を、小選挙区の票をくれというだけの共闘は、枝野の傲慢である。枝野は立憲民主党は候補者を下げる選択はないとも発言する。枝野幸男の情勢判断が甘くこうした発言は、共闘の質を落とすことになる。吉田晴美や山本太郎や小沢一郎の大人の対応が、枝野のボロを隠しているが、それらは選挙後に一気に吹き出す可能性がある。
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枝野の立憲民主党が吸収して大きくはなったがまた同じ道を湯むのか

2020-09-10 | 立憲民主党

立憲民主、国民民主両党などが結成する合流新党の代表選は今日(10日)で行われ、立憲民主党の枝野幸男代表が初代代表に選出され、国民民主党の泉健太政調会長との一騎打ちを制した。予想通りに旧党の数通りに決まった。党名は投票の結果「立憲民主党」に決まった。結局立憲に国民と無所属などが合流する構図になってしまった。ここには枝野が強く意識する烏合集散をやめたいという意識が働いている。それがあだになって、新鮮味のない政治行動になっている。
枝野は政権交代を目指し与党と対決する決意を表明したが、与党に飼いならされたメディアは一向に取り上げてはくれない。15日に結党大会が開催され、正式に代表に就くことになる。後発ではあったとはいえ与党自民党の総裁選挙(14日)に食われた感のある新党の船出である。もう野党としての存在感すらそがれた感じである。
与党は多少の思想や政策の違いがあっても結集するのは、ポストを配分する資格があるからである。理念なんかいつでも放り出す。野党には迎合であろうが何であろうが、結集しなければ対抗できない。枝野はコロナ対策に消費減税を検討してもいいような発言をしている。アベノミクスによる多くの弊害を指摘はしないし、政権の私物化や森友などを巡る公文書の扱いや、何一つ成功していない外交問題などは、新党はまだ方針の集約さえできていないのであろう。やはり頼りないのは変わりない。新党が安倍一強を支えてきたことへの自覚は示されない。新生立憲民主党はまた同じ道を歩むのか。
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これじゃ、安倍政権を支える結果になる合流新党

2020-08-18 | 立憲民主党

事の起こりは前原誠司が民進党の代表として突如として独断で、東京都知事の小池百合子にすりって解党したことに始まる。旧民主党は烏合集散瓦解を繰り返した、最期の失態である。野党は分散することで、与党を結局は助けることになる。大きくは枝野の立憲民主党と、玉木の国民民主党に分裂した。今回立憲民主党の秋波で合併する話が進んでいる。枝野の立憲民主党が党名を残すことで、吸収する形を見せたかったが、玉木の国民民主党の側が難色を見せいまだにまとまっていない。玉木は自身は残ると表明している。
国民民主党はほとんど、選挙とは関係なかった参議院議員であるが、支持率は1%に満たない。それなりの存在感は示してはいるが、大きな塊にはなり得ない。ただでさえ少数政党の国民民主党ではあるが、これでは党首の自己満足集団に過ぎない。
野党がまとまらないのは、小異を捨て大同団結する気概がないからである。安倍晋三を支持する理由の最も大きな項目が、外よりましだからである。やっとまとまり大きな集団になりそうでも、こうしたことの繰り返しの野党の体たらくは救いようが無い。政権を担う気概がないといわれても反論できまい。
哀れなであるのは、国民である。これほどの悪行を重ねてきた安倍政権を質す政党がないのである。多分党名が立憲民主党となるであろう合流新党は、頑なで柔軟性のない枝野の方針を色濃く残すであろう。与党に健全性がないい以上、強い野党の存在が求められるが、自公の暴走は安倍以降も続くのであろうか。
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正念場の国民民主党は分裂、解党の道しか残されていない

2019-07-28 | 立憲民主党

民進党を無計画に希望の党に売り飛ばした前原誠二の失態が、現在の野党の混迷の元凶である。参議院の存在を失念した前原の無計画な幼児性は、大きな混乱を残し安倍一強に貢献した。残った参議院議員によって作られたのが、国民民主党である。国民民主党としての初の国政選挙として、今回参議院選を戦った。言い分は多少あろうが、惨敗である。
国民民主党は存在感を示すため、「提案型」路線に転換してはみたが、評価は低くどう見ても自民党にすり寄っているとしか見えない。個別的には、改正出入国管理法の審議で対案や付帯決議を提出したりなど、いい提案をしていると思われるが、国民からは評価を得られなかったということである。政党としてとりとめがないといえる。
こうした焦りの中で、玉木雄一郎代表が改憲論議に前のめりな姿勢を見せている。「私、生まれ変わりました。我々も改憲議論は進めるし、安倍晋三首相にもぶつける」と発言したのである。参議院選の1人区での共闘を無視する発言といえる。
改憲勢力が得られなかった安倍晋三は、残り数人を確保するためには何でもやってくるだろう。切り崩しの格好の的になるのが、国民民主党である。いい加減な口約束なら軽い方である。改憲勢力の確保と野党の切り崩しのこんないい話はない。なんでも自民党はやってくる。
玉木がいくら言訳をしたところで、この話は小さくはならない。国民民主党が揺れるだけで十分である。数人が乗ってくれるならなおさらである。
ところでN国党の立花孝志は、NHKにスクランブル放送を容認してくれるなら、改憲に賛成してもいいと発言している。こんないかさま男でも国会議員になる御時世である。戦争で北方領土を取り戻せといった議員や、秘書に暴力を振るった男にも秋波を送っている。国会議員も地に落ちたものである。こいつらみんな改憲勢力に加算される。
玉木雄一郎も同列である。所によっては、れいわすら下回支持率の国民民主党である。かつての民主党支持層を分断している実感もないのであろう。現場は混乱の中でリッケンかコクミンかを選択される。これを最も歓迎しているのが自民党である。
代表がぶれているようでは、党内安定など叶うはずもない。指導力にも疑問が残るしガタつくだろう。甘い汁を求める議員がそのうち出るだろう。安倍の改憲議論とは国民民主党の切り崩しである。
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このロゴはパクリでないのか、国民党結党の失態と立憲への思慕か

2018-05-08 | 立憲民主党

参議院の民進党の残党と衆議院の希望の党が合流した。政治資金が1円でも多くなるようにと、民進党に希望の党をいったん消滅させて、党名変更で国民民主党ができた次第である。とても汚い醜いそして一般人たちには解り難い、国民不在の政治行動である。
全ては、安全保障しか説かない右寄りの政治学者高坂正堯の門下生の前原誠司が、民主党に在籍してることへの違和感からの脱却指向を、独断で行ったことにある。前原は、思想的にに近い小池百合子の東京都議会選挙の圧勝に、政治的判断、見通しを誤った。
前原の残した混乱の現場を、かつての民主党の若頭だったお人好しの玉木雄一郎と大塚耕平の二人たちが、必死に尻拭いをやっているのが現在の姿である。たった62名の議員だけで何をするというのであるか解らないが、これから減ることはあっても、確実にこの62名は減るし、1年後には存在すら危ぶまれる政党になるであろう。
前原に捨てられた民主党を拾い集めたのが、立憲民主党を立ち上げた枝野幸男である。数合わせを拒否する姿勢を見せているが、本音は前原の分党行動が許せないのである。前原に尾を振った大塚たちを許すわけにはいかない。
民進の残党と支持率ゼロパーセントまで落ちた希望の党は、当初の立憲民主党を含む大同団結が実現できず、希望の立党のメンバーからも見放され、実力のあるベテランからも見放され、野党第一党の立場も取れない62名の船出となった。
やっと船出した政党、国民民主党は立憲民主党を慕っている。それを垣間見ることのできるのが、この党のロゴマークである。そっくりである。立憲民主党のスマートさを打ち消すように字だけは大きい。これはパクリでないのか。性格も行動も共にするのなら、政党など立ち上げる必要はなかったはずである。
今回の分党と言うより分裂という現実は、与党を利するだけである。安倍晋三の虚言や公文書の改ざんや隠ぺいや、配偶者と腹心の友の引き起こした問題の混乱や不条理を、咎めることもできない哀れな弱小野党など必要ない。
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羅臼港

春誓い羅臼港