今年は犯罪者の脱出が目立った年でもあった。その極めつけが、元日産のCEO最高経営者のカルロス・ゴーンとはいささか驚いた。
レバノンのテレビMTVは今日(31日)、カルロス・ゴーン被告が楽器箱に隠れ、日本の地方空港から出国したと報じた。出国には民間警備会社のグループの支援を受けたとも報じている。ゴーンの弁護士も報道で初めて知ったと、驚いている。そういえば仮出所の時にも、電気工事会社の工夫のような恰好だった。バレバレだったけど。
レバノン紙アフバルアルヨウムも「警備会社を使い、箱に隠れて密出国した」と報じた。トルコ経由だったとのことである。
ゴーンは日本は法治国家といえないと、日本の捜査についてかなり厳しく批判している。巨大な日産であるから問題にななろうが、小出しにて何度も逮捕をする日本の検察を見ていると、金額は多いが微罪のオンパレードである。私はゴーン擁護派である。日産が容認すれば、犯罪になったか疑わしい。こんな微罪で同じ人間を何度も逮捕するなら、証拠が無数に出てきている安倍と周辺を逮捕できるはずである。
報道もこれに乗って、徹底的にゴーンを叩いている。公私をわきまえないCEOとしてゴーンは最低である。主な工場を次々と売却して、一旦黒字にしてしまえばあとはやりたい放題である。内部改革もかなりやったようではあるが、私腹を肥やしたのはどうかと思うが、こんな社長は枚挙にいとまがない。
ゴーンが私腹を肥やす以上に、人間として最低なのが、安倍晋三とその取り巻きである。安倍晋三の場合は国有財産を、お気に入りの取り巻きにばら撒いてきた。そのために平気で公文書を破棄する、隠匿する、改ざんする。安倍のやっていることなどから見ると、ゴーンのやったことなど可愛いものである。
ゴーンは逃げたけど、安倍は逃げずに嘘の連発で凌いでいる。ゴーンは保釈金15億円を没収されたらそれで一件落着となる。
それにしても、なんとも日本の検察も警察もだらしないものである。このところ何人逃げられたことか。