総理大臣職は仮病で辞任はしたものの、安倍晋三は嘘をついたままで国会議員は辞めない。今はいくつかの正体不明の党内の集まりで、名誉会長を数多く引き受けている。
教育勅語を暗唱させる極右翼小学校に、安倍晋三の名を冠するのはもっともであるが、現役中は拙いのでやめるように指示していた。寄付金も昭恵が、総理からですと100万円渡している。
この学園開設に、極めて深く関係していながら、2017年2月17日の上図の発言を、安倍は国会で述べたが実行する気がない。
この嘘を守るために、佐川宣寿は関係公文書の改ざんを命じ、後に係わった数人の管理職ともども栄転する。直接改ざんを担った公務員の鏡といえる赤木俊夫さんは、不正に苦し自死する。
腹心の友の加計孝太郎のために、文科省と獣医師会に断れた獣医学科開設に、自らが議長を務める国家戦略特区に持ち込んでごり押しと不正と恫喝で忖度を引き出し、協力者には後に栄転させている。
裏で活躍した現文科大臣萩生田光一が典型である。
金銭の授受はなくても、忖度させ人事で厚遇させるのは、法的な咎めが発生しない。
国会で証人喚問を受けた場合、虚偽答弁すると罰せらるが、国会議員がいくら嘘をついても、お咎めがない。桜を見る会前夜祭の国会答弁で、100回以上の嘘をついた。何のお咎めもなく、安倍の説明もない。
安倍の失策に何も問わない野党、国民。
例えば北方領土問題は、見事にプーチンにしてやられた。北方領土問はもう存在しないのである。何のお咎めもしない。
アベノマスクは悲惨であった。誰も使わないチンチクリンで、市場に出回ってからの超遅れ品を450億円も浪費したが、何のお咎めもしない。
何より繰り返される、国会のごはん答弁。聞いた事は答えない。関係ない話をダラダラやって時間を潰す。何のお咎めもない。
何より国会という、国権の最高機関に不条理を堂々と持ち込んだ安倍晋三。日本の民主主義の劣化と、官僚の堕落を招きそれらが恒常化して今日がある。
五輪後に必ず起きる、不況、失業、財政破たんの進行、政局の流動と政治不信、防衛費の増加そしてなにより新型コロナの広がり。それらのすべては、安倍晋三のまいた種に起因するものである。